探偵ナイトスクープが昔から好きで、毎週かかさず見ております。
かれこれ、1992年くらいから見てます。
おっと、もう30年以上過ぎてる!笑
ところで僕は関西人ではないんですが、若い頃、1年弱くらい関西に住んでたことがあるんです。
ウルサイ大家のいる風呂トイレ共同の倉庫みたいなボロ下宿で、僕は一人寂しく夜にテレビを見ていました。
どのチャンネルも昼も夜も関西弁。
ときは平成時代初期でしたが、昭和な雰囲気の関西ローカル番組ばかりで辟易としていたときです。
何気なくチャンネルを変えたら、たまたまやってた探偵ナイトスクープ。
この番組を発見したとき、あまりの面白さ、新鮮さに感動したことを覚えています。
上岡龍太郎局長の頃です。(ミキ昴生、亜生の叔父)
出演者は関西ローカル感満載なのに、どこか洗練されている印象が残る探偵ナイトスクープ。
「こんな面白いテレビが毎週やってるなんて、すごいな」
「どうして中部圏では放送してないんだろう、関西すげえな」
と思いましたね。
結局、それ以来、欠かさず見ております。
まあ、僕の住環境の受信設備の都合で見たり見れなかったりしましたけど。
それでも、1992年以降の歴代探偵は全員覚えております。
そして、あれから30年以上過ぎました。
思うに最近、、、いや、ていうかここ十数年くらい?
下ネタの頻度が高くないですかね?
とくに男の裸が多い……。
しかも、演出が少々キモかったり、または、汚かったりで、見るに堪えかねる時があります。
つい先日の橋本探偵、澤部探偵の卒業依頼なんて、まさにそれでしたよね。苦笑
同じ意見の人も多いようです。
探偵ナイトスクープはやたらと男の裸が出て来ませんか??
正直、かなり見苦しいのですが、それでも何年も高視聴率が獲れるのは男の裸を見て喜ぶ女性も多いからでしょうか?
少なくとも女性のおっぱいが出なくなった背景の様な苦情は無いんですよね?
探偵ナイトスクープで定期的に男性の裸が出てくるのは何故ですか?
こうゆう時には女性からの苦情は出ないのですか?
最近のナイトスクープって下品なネタが多くないですか?
お尻出したり、動物の乳を直接吸ったり、子供の足をゼリーで型どり食べたり…
う○こネタもあったり…
気持ち悪いし、見る気が失せます。
そういう風に感じる方いますか?
よく探偵ナイトスクープみるのだけど、すぐに下ネタや下品な探偵を外して、女芸人を採用してはとても面白い番組になると思います。ナイトスクープファンの人知恵ください。
探偵ナイトスクープってやたらと男の裸が放映されませんか?
視聴者の女性は文句言わずに見てるって事はよっぽど男の下ネタが好きなのでしょうか?
久しぶりに探偵ナイトスクープを見たのですが、相変わらず汚い男性の裸を好んで放送してました。
いつまでもこの番組から男性ヌードが無くならないのは、製作者が〇〇であり、男性ヌードが採用されやすいから?
それとも、汚い!放送しないで!セクハラ!と言う女性がいないから?見たくないなら見なけりゃいいと思っても、昨今のテレビには至る所で男性ヌードが溢れてるので嫌でも目にしますよね(^_^;
個人的には、爆笑できれば、下ネタでもなんでもOKなんですけどね。
でも、下ネタ満載の依頼対応に限って面白くないことが多く、まるで学校の部活や会社の飲み会で、つまらない先輩の下ネタを聞かされてる時のようです。苦笑
もっと言えば、昔に比べると、探偵の依頼への対応の質が落ちたかなあって思うことも多いです。
じゃあ、探偵個人の問題なのかというと、それも一概にそうは言えないと思うのです。
探偵の「依頼への対応」の面白さだけでなく、「依頼」自体に面白さや、広がる可能性が無ければいけないからです。
これは、大喜利のように、お題が悪いと面白いボケが引き出せないのと同じ原理です。
とすると、依頼自体の質が落ちたか、または依頼を選別するセンスがイマイチなのか……。
ていうか、舞い込んでくる依頼が似たり寄ったりで、既にもうネタ切れなのか……。
または、やっぱり、探偵さんの依頼への対応方法がまずいのか?
確かに最近は、依頼が解決しなかったりすることが多いです。
以前ではあり得ませんでした。
そんな時、昔は上岡局長が本気のダメ出し(説教)してたんですよ。
それが厳しくも笑えるダメ出しでして、これも楽しみの一つでした。
ご高齢のためか比較的おとなしくなった最高顧問のキダタロー氏も、昔は探偵がヘボいと局長以上の厳しいダメ出しをしたものです。
そして、これがまた大爆笑を誘うほどの面白さだったんです。
それが無くなったから面白くなくなったんでしょうか?
いやいや、とはいえ、これらが本気のダメ出しかどうかは定かでなく、番組演出の一つだったのかもしれませんしね。
つまり、番組的に、探偵へのダメ出しが面白いからガンガンやってねとディレクターから指示が出ていたのかもしれませんし。
であれば、「昔はダメ出しがあったから依頼の選別や依頼の対応がブラッシュアップされ面白かった」というわけでもないと思うのです。
その後、局長が上岡龍太郎さんから西田敏行さんに変更になって、ダメ出しはなくなりましたけどね。
ていうか、(西田さんには悪いけど)依頼完了後の局長ダメ出しやコメントが面白くなくなってしまったのは非常に残念でしたね……。
松ちゃんになってからも、ほぼダメ出しはないですけど、その代わり、コメントが抜群に面白いですからね。
結局、松ちゃんのコメントが一番面白いという日もあるくらいですから、それはそれで良いのですが。笑
かといって、松ちゃんがダメ出ししたら、きっと最近のコンプラに引っ掛かるんでしょうね。
パワハラみたいに取られたりするからそういう演出はしないんだろうなって思います。苦笑
いわゆる、「誰も得しないコンプラ」ですけどね。
ていうか、依頼や依頼対応自体の質の低下も、コンプラの問題が影響してる気はしないでもないですね……。
しかし、コンプラの壁をギリギリまで攻めるために、イマイチ笑えない、大爆笑できない下ネタを多用するのはいかがなものかと。苦笑
そう思うのです。
話は変わって、最近また探偵の入れ替えがありました。
女性探偵が新加入しましたね。
探偵ナイトスクープ始まって以来かと思いきや、過去、番組創成期にも女性探偵がいたみたいです。
僕がまだ探偵ナイトスクープの存在を知らなかった時代の話ですね。
でも、探偵入れ替えが面白さアップへの起爆剤になるかどうかというと、なにか「違う」感じがするんです。
それは、僕の思い出・記憶の中では、あの頃(1992年ごろ)の探偵ナイトスクープの印象が強く残ってるからかもしれません。
全国ネットの番組じゃなく関西ローカルの独特な雰囲気を持っているのに、それでいて洗練されている、あの頃の探偵ナイトスクープが頭にずっと残ってるのです。
なぜ洗練されていると思ったか、なぜ古き良き時代だったかと考えると、それは偏に知的好奇心という言葉に集約されるのではないかと思うのです。
くだらないけど、誰もが知りたいと思うこと。
依頼者のごく個人的依頼なのに、なぜか知りたいと思ってしまうこと。
そういう絶妙な素材を上手にチョイスしてるんですよね。
そこに尽きるかなと思います。
もちろん、現場で上手に料理する探偵さんの実力も必要かと思います。
今でも僕が復帰を熱望しているのは、北野誠さん、桂小枝さん、越前屋俵太さん、清水圭さんです。
彼らのロケはとても良かったです。
でも、あの頃の探偵さんたちが松ちゃん級に面白い超一流芸人か?というとそうではないですよね。
じゃ、探偵の実力って何かと問われれば、僕は個人的に探偵さん(または現場スタッフ)の知的好奇心だと思うんですよね。
素人いじりがうまいとか、突っ込みがうまいとか、さほど関係が無いような気がしてます。
台本になくても、その場で依頼内容を縦横に展開でき、深堀りでき、広げられる能力って何かと考えたら知的好奇心じゃないかと思うからです。
だって、もともと探偵(探求)番組ですからね。
というわけで、ぜひ、原点に立ち返って「そんなとこまで調べるの?」ってくらい知的好奇心を満足させる番組にますます進化してほしいなと期待しております。
似たような番組が多くて大変でしょうけど、番組にかかわるみなさま、がんばってください。笑