僕が田舎に家を建てるまで(ダイジェスト版)

今日は田舎に家を建てるまでの体験談を、時系列&ダイジェストで書こうと思います。

詳細はこのブログの別記事に書かれていますので文中のリンクからお読みください。

 

これから田舎暮らしをしようと思っている人、

とくに田舎暮らしと同時に家を新築で建てたいと考えている人、

または田舎で中古物件を物色中の人、

そんな皆様の参考になれば幸いです。

 

田舎暮らしを始めようと決意するまで

僕は東京のIT企業でサラリーマンをしていました。

とある都内通勤圏の街にアパートを借りて一人暮らしをしていました。

 

しかし、私生活のトラブルと仕事の激務に疲れて、気分というか環境を変えたいなあと常々思っていたのでした。

 

そんなある日、膨大にたまった有給をまとめて消化しろと上司から命令が下り、西日本一周の一人旅に出かけました。

そしたら、気分的にスパッと吹っ切れた感が湧き出てきたのです。

旅行中にパワースポット巡りをしたから神のご加護でしょうか~。笑

 

その直後です。

昔から憧れていた田舎暮らしが頭をよぎったのです。

「You!やっちゃいなよ!」とジャニーさんみたいな声が聞こえました。(嘘)

当時はまだ田舎暮らしは、さほどメジャーではありませんでした。

これから田舎暮らしブームの全盛期がやってくる、そんな時期でした。

田舎暮らしの情報はまだあまり流通してませんが、

「やってみよう!」と思い立ったのです。

 

田舎の土地を探す

さて、田舎暮らしを始めるにあたり、まずは土地探しです。

ネットでの物件探しから始まって、実際に土日に現地に行ってイメージを膨らませます。

いやあ、これがまた楽しいのです!

忙しい仕事の合間の、息抜きの時間になりました。

 

田舎暮らしの楽しみは、田舎物件探しの段階から始まっているのです。

いや、ある意味、この時期が一番楽しいのかも!?

下の記事で田舎物件の探し方をまとめています。

 

ところで僕はこの時、中古物件を買うという発想があまりなく、土地を買って家を建てるというパターンしか頭にありませんでした。

なぜなら、当時はたまたま良さげな中古物件がなかったという理由もあります。

 

それに、僕が好きな土地は人が住んでないような土地なので、そういう土地には集落すら存在しないことが多く、中古物件がそもそも存在しなかったのです。

なので、新築しか選択肢がなかったというのもありますね。

ポツンと一軒家はあまり流通してない

最近でこそ、テレビ番組の「ポツンと一軒家」の影響で、田舎暮らしを始める人も多いのではないでしょうか。

 

僕も本当は(今でも)ポツンと一軒家に住みたいと思っています。

もちろん今はもう一人暮らしではありませんし妻もいますから、僕の趣味というだけで辺鄙な土地に住むわけにはいきません。苦笑

ていうか、ポツンと一軒家は、ほとんど不動産市場に流通してないですからね。

先ほど書きました通り、一般の人は、人がいない土地は心細くて嫌がるみたいです。

 

でも、僕のようなポツン狙いの人も一定数存在していて、

そういう人は常にポツンを狙ってるので、

流通してもあっという間に売れちゃうようですね。

リスクのある山や市街化調整区域を攻める!

それにポツンと一軒家のような山の中の土地を買おうと思ったら注意も必要です。

例えば、ズバリ「山を買いたい」と思ってる人もいると思いますが、山にはそれなりのリスクもあります。

 

こちらのブログで山を買うリスクをまとめてみました。

まあ一言でいえば、山を買うと維持費がかかるんですよね。

事故のリスクとかもありますからね。

まあ、山に住むのはあきらめるとしましょう。

山以外で「ポツンと一軒家」が狙えるとすれば市街化調整区域です。

 

この区域は比較的「街」に近い場所にあり便利でありながら、行政が都市計画上、新築をさせないように法律で禁止している地域です。

なので、市街化調整区域の場合は新築は無理ですが、中古を購入してリノベーションなら可能です。

 

または中には申請すれば新築OKの土地もあるのと、しかも安いですから、隠れた狙い目物件なのかもしれません。

でも、やはり、山と同様にそれなりのリスクもあります。

それについては、こちらのブログでまとめています。

なかなか希望の土地を探すの大変ですが、土地が、家の仕様や、その後の生活も全て決めますから、土地選びは、むやみに妥協しないようにしないといけません。

田舎の土地の注意点

ちなみに、田舎で土地を探す際に注意することを下のブログにまとめました。

これは田舎暮らしを終えた何年か後に、再び田舎で中古物件を探したときの話です。

田舎は不動産屋さんの図面と実際の土地の広さや形状が異なることも普通ですし、あと、住人との関係も大切ですから、土地購入前の事前チェックは必要です。

面倒だからと現地に行かずにネット情報だけで購入するのはやめましょう!

田舎の土地は売りにくいのか?

あと、田舎に家を建ててしまうと、

田舎の生活に嫌気がさした時に売りにくいという不安もあります。

でも自分の経験では、1軒目の家も別荘もあっという間に売れてしまいました。

その時の話はこちらからお読みください。

結局、不動産を売るのも買うのも、相場観と信頼できる不動産屋さんが重要なポイントです。

ここを間違うと売れる土地も売れませんし、当然のことながら買いたい物件も出てきません。

まずは、色々な不動産屋さんを周ってみることですね。

 

下のブログにも書きましたが、家の売却となると業者と自分とで立場が逆転します。

その有利な立場を利用して急に態度が変わったり、豹変して大声でまくしたてる業者もいますから要注意です。

まあ今の時代はあまりそういうことはないと思います。

それでも田舎はサービスレベルが都会ほど高くないので、逆にあまり接客等に高望みはしない方が良いかもしれません。

期待しない方が、そうでなかった時に喜びも大きいしね。苦笑

 

田舎で家を建てる(ハウスメーカー?大工さん?)

さて、話を体験記に戻しましょう。

しかし、さすが田舎ですね、安くて自然環境の豊富な素敵な土地がたくさん売っています。

さらに、物件探しの最中に素敵な出会いもありました。

 

なかなか良い土地に巡り合った時の話です。

その土地周辺の住みやすさを住んでる人に直接聞いてみようと思って、別荘に住まわれていた老夫婦の家にアポなし突撃したのです。

その時の詳しい経緯は下のブログに書いています。

 

とても素敵な別荘でした。

老夫婦もとても親切な人たちで家の中の間取りや設備も丁寧に紹介してくれたのです。

そして、もっとも大きな出会いは、不動産屋さんのSさんだったかもしれません。

Sさんとは、その老夫婦の家を建てた人です。

ぜひ、Sさんに会ってみたほうが良いということで老夫婦に紹介されたのです。

 

正直、この人がいなければ僕の田舎暮らしはスタートできなかったのです。

最終的に土地も家もすべてSさんにおまかせして大成功。

なにより田舎の人とは思えないくらいセンスが良い!(田舎に失礼ですが…。)

とても格好良い新築の家が完成したのです。

 

ほとんど具体的なリクエストを出さないまま、理想の間取り、理想の外観、理想の家ができてしまったのです。

350坪の広い土地に理想の平屋を建てることになったのです。

その時の詳しい経緯は下のブログをお読みください。

実は、土地的にはポツンではなかったんです。

譲地ではありませんでしたが、よくある集落の一角でした。

でも土地の周りの雰囲気がとてもよくて、そして350坪という広大な敷地。

第一印象って大事ですからね、自分的には完璧だなと思いましたね。

 

そして田舎の家の着工です。

いちおう注文住宅ではありますが、たいして注文を付けてないという状況。笑

 

そんな状況なので打ち合わせ期間も非常に短期間で、着工まではホント早かったですねー。笑

そして整地が終わり田舎風の上棟式を終えて完成を待ちます。

 

ちなみに上棟式では施主ってことで職人さんたちの前でスピーチもしましたし、いやあ、もうやりたくねえ!って思いましたね。苦笑

老夫婦もお祝いに来てくれました。

 

その後、完成するまでは毎週土日に田舎まで車を走らせて見に行きました。

大工さんも良い人で気さくな感じで話をしてくれました。

その時の話はこちらにまとめています。

家の引き渡し後は友達に頼んで引越を終えました。

一人暮らしの引っ越しですからトラックをレンタカーで借りて、友達に手伝いを頼むというのが一番安上がりでよいですね。笑

さあ、ついに田舎暮らしスタートです!

ハウスメーカーか大工さんか、またはセルフビルド?

しかし、今回は土地探しから家まで、すべてSさんにお任せしてしまいました。

ハウスメーカーという選択肢は最初からなかったのですが、当時はむしろハウスメーカーの存在すら意識してなかったのです。

 

逆にSさんからハウスメーカーとの違いを説明してくれたりして、なるほどねって思ったりしたものです。

その時の話をちらっと下記のブログで書いています。

基本的にはSさん、つまり大工さんに家を建ててもらって大満足でした。

大工さんだからと言って家づくりの過程において不満は1つもありませんでした。

でも、田舎ってすごい人がいて、家をセルフビルドしちゃおうって人も実際にいましたからね。

そのかわり1年とか2年かけてゆっくりですけどね。

まあ短気の僕には無理です。笑

ていうか、仕事が忙しすぎて時間がなくて無理ですね。

 

ただ、家の工事現場を何軒も見ていると、確かに家の作り方を大雑把ではありますが覚えてしまうので、なんとなく自分でもできそうな気がしてしまうのが不思議です。笑

下のブログは、妻と結婚当初に、一人で住んでいた田舎の家を増築した時の話です。

結局、初めての新築マイホームは大工さんで建てたわけですが、何が一番良いかって言うと、ハウスメーカーと比べて価格が断然安い点ですね。

費用対効果最大の大きな立派な家を仕上げてくれます。

 

上記の「離れ」の増築もとてもリーズナブルに建ててもらいました。

あと、ガレージも大工さんに作ってもらいましたね。

こちらのブログでガレージについてはちらっと触れてます。

もちろん安心感はハウスメーカーの方があります。

でも、それはハウスメーカーの存在を知ってしまうとそう思うだけなんです。

当時の僕のようにハウスメーカーの存在すら頭にない状態では、これ以上のものは無いと思うだけの満足感は十分にありました。

 

実際に性能面では今思うとハウスメーカーの方が断然上ですが、当時と今とでは15年以上の時の流れがありますからね。

家ってすごい勢いで進歩しているのです。

 

後述する別荘のリノベーションの時も地元大工さん施工でした。

でも、1軒目の田舎の家よりも作りがしっかりしていましたし、今はハウスメーカーとの性能差も縮まっているかもしれませんね。

 

田舎の中古物件をリノベーションするという方法

さて、田舎暮らしをするのであれば、中古物件を買うという手段も考えるべきだと思います。

 

実際僕は田舎暮らしを卒業してから数年後に、再び田舎に別荘を買ったのですが、その別荘はリノベーション物件だったのです。

正確にはリノベーション付きの中古物件ですね。

 

ほぼ新築と同じくらいの感動を味わうことができて、しかも安い!これは本当に良かったですよ~。

とは言いつつも、この別荘も結局そのうち放置状態になり…、結局は売却して住林さんで新築を建てることになります。

当時の田舎の不動産屋さんも超・優秀で、この時もあっという間に売れましたね。

しかも買った時よりも高値で。笑

その時の経緯はこちらに書いています。

この時の経験から、必ずしも家は新築でなくてもいいなと。

とくにリノベーション物件であれば新築と同様だなと。

もちろん構造などはよく吟味しないといけませんけどね。

こちらは、新築とリノベーション部件の比較記事です。

そしてこちらは、リノベーション物件のWEB内覧会です。

予算の都合上、全部リノベーションしたわけではないですが、内装が新品だとほぼ新築と同様ですね。

あと、最近は古民家も流行ってますね。

古民家についての検討ブログはこちらです。

古民家であれば外観はむしろそのままにしておいて、内装だけリノベーションするという方法もありますよね。

 

田舎と言えば庭=ガーデニングです

最後に、やはり田舎と言えば大自然です。

今まで庭や家庭菜園、ガーデニングに興味が無かった人も、家族で田舎へ移住した人ならば、まず間違いなく、その面白さに一度はハマるのではないかと思います。

ガーデニングの記事はこのブログにたくさんありますので、文中にリンクはしませんが是非参考にしてください。

 

ま、僕のように若い時に一人で田舎へ移住した人は、あまり庭いじりとか興味ないかもしれませんけどもね。

 

今の住林さんの家も、田舎暮らしと都会暮らしの折衷案として広い土地を購入したので、ガーデニングや家庭菜園をエンジョイしまくってます。

だんだん植物を植えるスペースも無くなってきて、そのうち、ついに山を買うことになるのだろうか、なんて思ってます。笑

 

というわけで、今回は田舎で家を買うまでの話を、ダイジェストでざざっと書いてみました。

これから田舎に移住しようと思っている皆様の参考になれば幸いです!

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