僕らが住友林業で家を建てるまで(ダイジェスト版)

先日、ブログを書き始めて3周年記念ということで、

家を建てるまでの時系列まとめブログを2本書きました。

1件目の田舎暮らしの家と、田舎から引っ越して2件目の積水ハウスの家の話です。

今回は本シリーズの最終回(?)となりますが、

「住友林業の家」を建てるまでのダイジェスト版です。

住友林業で家を建てようと思うまでの経緯と、

引き渡しまでの話を時系列のダイジェストでまとめました。

 

僕たち夫婦がどうして住林で4軒目となる家を建てることになったか、

打ち合わせはどのように進んだか、何を悩んできたか、

この記事を読めば時系列で全てわかるようになっています。

 

あと、過去の記事には書かなかったことも今回は特別に書いていますので、

気になる方はもう一度読んでみてください。苦笑

 

それでは、今回もまた非常に長文ですが、

これから住林で家を建てる人の参考になれば幸いです。

 

目次

初めてのハウスメーカーの家で何を失敗したのか?

田舎暮らしを卒業(?)して街(?)に出た僕たち夫婦ですが、

引越した先の積水ハウスの家は理想の家かというと、

前回の積水ハウスでの家づくりのブログを読んでいただければわかると思いますが、

正直、完璧な理想の家とは言えませんでした。

家というよりも「土地選び」を少々誤った割合の方が大きいです。

 

下記のブログにざっと書いてますが、

割と早い段階で困り事がたくさん出てきてしまったのです。

家の広さが足りない、収納が足りない、

庭がない、犬と暮らす際の不便さ、などなどです。

もちろん100%満足な家などありえませんし、

少々の不満程度ならば、「まあ、良しとしましょう!」と思いますが、

残念ながら、満足度は50%くらいですかねえ。。。

その不満のいくつかを掘り下げてお話ししましょう。

書庫のある家から書庫のない家へ

予期せぬ誤算は、家を建てる前から発生しました。

積水ハウスで家を建てる前に、まず「仮住まい」へ引っ越したのですが、

その際に、大量の本を処分することになってしまったのです。

 

僕は本が大好きで1軒目の田舎の家には図書室、つまり書庫があったのでした。

下の間取りは少し間違ってるんですが(苦笑)、

田舎の家には6畳くらいの図書室があったのです。

下の写真が当時の図書室ですが、

向かい合うように天井まで高さの壁一面の本棚が6つほどありました。

図書室を作るほどの愛蔵書の冊数ですから、

確実に新居に本が全部入らない予感がしたので、

今後読まなさそうな本は事前に処分することにしたのです。

 

多分読まないけど念のため保存してある本とか、

いっそのこと捨ててしまおうと思ったのです。(今は後悔してます…。)

 

というわけで、下は仮住まいに引っ越した時の話です。

仮住まいは2LDKでしたが、1部屋は荷物部屋にするつもりでした。

でも、その1部屋でさえ荷物が天井まで「すし詰め」状態になるほどでした。

テトリスだったら「全消し」です♪

 

が、その荷物部屋にさえ収まらない本もあり、

結局LDKに段ボールのまま積んでおくことになったのです。

「あれだけ大量の本を事前に処分したのに、まだスペースが足りないのか…。」

と、複雑な気持ちになったものです。

 

下記ブログにも書きましたが安易な断捨離は最善の手段ではありません。

レンタル倉庫でも借りればよかったと後悔しています。

そして積水ハウスの家に引っ越してからも、

あれだけ本の収納スペースについて打ち合わせをしたのに、

やっぱり本が全部おさまらなくて、仕方ないので本棚に横にしたり縦にしたり、

下の写真は仕事部屋の本棚ですが、少しのスペースも無駄にしないよう、

ゴチャっと本を積み重ねて収納したのでした。。。

でも、こんなにゴチャゴチャなのは見栄えも悪いですし、

読みたいときに本の山を崩さねばならないですし、

もはや新築に引っ越した意味がないと思い、

再び、読まなさそうな本を妻に手伝ってもらいながら処分したのです。。。泣

 

幸いなことに歩いて行ける距離にブックオフがありましたので、

そこへ入りきらない本を何往復もピストン輸送したのです。

近所にブックオフやコンビニなど何でもあるという「街暮らし」の便利さを感じつつも、

思い出の本がどんどん手を離れていくのは寂しかったですね・・・。

庭のある家から庭のない家へ

愛蔵書の処分の件は残念ではありましたが、

引越してからしばらく、積水ハウスの家自体について不満はありませんでした。

 

やはり新築でピカピカですし、便利な設備も盛りだくさんですし、

田舎の家よりも細部の作りが丁寧で、構造カッチリ、断熱・防音バッチリで、

「ハウスメーカーの家ってすごいな」って心の底から感動したのです。

 

一方で外構には引越当初から少々不満がたまっていました。

家と外構のバランスが悪いなあと感じていました。

 

そこで引っ越して間もなく外構リフォームを入れることにしたのです。

下記の記事を見ていただければわかりますが、家の外観が見違えました。

特にシマトネリコなど樹木の効果は素晴らしかったです。

そしてそれらをライトアップする照明も新たに設置してもらい、

夜になるとお店のような雰囲気になりました。

でも、まだ問題は残っていました。

この家には庭がないのです。

 

これが一番大きい!

 

庭がある家から庭のない家への引っ越しは予想以上に不便でした。

とくに犬たちを庭に放せないのは想像以上に困りました。

例えば庭にさっと放してトイレをさせることもできません。

晴れた日にテラスやデッキで「日向ぼっこ」とかもできません。

もちろん自分自身の「ガーデニングという趣味を失う」という喪失感もありました。

「庭がないってつまんないよね」って、心底思いました。

最初に書きましたが、積水ハウスの家というよりもむしろ、

土地選びに失敗した割合の方が大きかったのです。

コロリさん、病気になる!

積水ハウスの家に引っ越して間もなくタヌコさんが我が家にやってきました。

あ、タヌコさんはコロリさんの子供ではありません、念のため。苦笑

 

そして、このように大きな犬たちのケージ(寝床)が2つに増えました。

その結果、2階のLDKはさらに狭くなりました。

これもまた非常に残念な気持ちになりました。

 

田舎の広い家だったら2つのケージくらい余裕のスペースだったのに・・・。

どうしても田舎の家と比較してしまいます。。。

しかもさらに悪いことに、

老犬のコロリさんが病気になってしまったのです!

 

最初の頃は散歩帰りに1階から2階のLDKまで階段をゆっくり自分で登ってましたが、

ついに階段さえも登れなくなってしまったのです。

 

年を取ると犬は心臓が弱るようで、

階段を登り2階に着いた瞬間にパタっと倒れてしまったのです。

 

老犬だから仕方ないにしても、

引越のストレスもあるんだろうなと思いました。

 

あと、子犬のタヌコさんもやってきて、

知らず知らずのうちに、コロリさんよりも幼い「タヌコさん贔屓」になったんでしょうね、

そういう飼い主の態度もコロリさんにとってはストレスだったかもしれません。

 

多頭飼いは犬同士の嫉妬、競争心なども煽るし、

僕のような初めての飼い主には難易度が高いのかもしれません。

というか、僕は大人になってから犬を飼い始めたので、

そもそも飼育自体にあまり慣れてないこともあり、

こんなことなら、もう少し犬のことを考えて間取りや庭など、

家造りをすれば良かったなぁと思ったものです。

家の不満を解決するためにやったこと

積水ハウスの家に住んでしばらくして、

これらの問題を解決する良い方法を思いつきました。

それが別荘を買うという手段でした。

 

これがいわゆる3軒目の家ですね。

3軒目の家「別荘」でガーデニング & 犬と暮らす計画

田舎の安い中古一軒家を買えば、ガーデニングもできるし、

犬たちにとっても良い環境が手に入るぞ、と思ったのです。

「善は急げ」と、すぐさま計画を実行したのでした。

 

今でこそ、格安別荘(ボロ戸建て)を購入して、

家族でセルフリフォームして楽しんでいるという話をTVなどで見かけますけどね。

最近は「家を複数所有する人」も増えてきたみたいですけども。。。

まあ、安い物件なら車1台購入するくらいの金額ですから、

頑張れば買えない金額ではないかなって思います。

実際に自分たちの購入した別荘(中古一軒家)も、それくらいの金額でした。

とはいえ、最初にそろえる家具・家電でプラス100万円くらいの予算は、

できれば想定しておいたほうが良いかもしれません。

木や芝生を購入し庭を整備したり、草刈り用で刈り払機などの道具をそろえたり、

外構関連にも費用は掛かりますので注意しましょう。

というわけで、3軒目の家ですが、

どんな感じの別荘だったかは下の記事をご参考にどうぞ。

古屋が生まれ変わる様子をみると、

リノベーションの威力は凄まじいということがわかります。笑

そして、半年ほどガーデニングと犬たちとの暮らしを楽しんだ後、

「別荘あるある」といいますか、、よくある話なのですが、

次第に面倒で別荘には行かなくなってしまいます・・・。苦笑

 

別荘まで(積水ハウスの)自宅から車で1時間ほどかかるので、

仕事の忙しいときは週末に移動する時間も惜しかったりして、

徐々に足が遠のくのでした。。。

 

逆に別荘をメインにして、積水ハウスの家を別荘替わりというアイデアもあったのですが、

やはり家の快適性を考えると積水ハウスの家のほうが圧倒的です。

別荘メインだと毎日の生活に不満がたまりそうです。

別荘は、たまに行くからこそ、不便で快適でなくても許されるのです。。。

そして、しばらく別荘に行かないと夏などは雑草が伸び放題。

古いので断熱性や通気性も悪いですから、部屋もカビ臭くなったりして、

それを避けるため仕方なくメンテのために義務感で別荘に行くという、

ある種の「意味ないじゃん!感」を覚えるようになったのです。苦笑

 

やっぱり別荘よりも自宅でガーデニングしたいし、

自宅で犬たちを伸び伸び過ごさせたいなと思って、

別荘は1年ちょいで売却してしまいました。

でも、驚くことに、家具・家電や庭にかかった経費を上乗せして、

買った金額よりも高い金額で売りに出したのに、すぐに売れたのです。

 

安くて内容の良い、つまり「割安感」のある物件なら、

一週間もあれば買い手が付くんだなって思いました。

実際、1件目の田舎の家もすぐ売れちゃいましたしね。

積水ハウスの家をリフォームして問題解決!?

さて、別荘を売り払ってしまったのですが、

また一つのアイデアが浮かびました。

 

以前に実施した外構リフォームが大成功だったので、

家もリフォームしようと思ったのです。

その時の話がこちらです。

よくエクステリア製品で見かけるのですが、

車庫の上にバルコニーと一部屋作るパターンです。

これならバルコニーで犬たちも遊ばせられるし、

部屋は第2リビングまたは図書室とかにできますから家の狭さも解消。

ざっと800万くらいあればできるかなって思ったのです。

 

実は、ちょうどその時期に、弟が自宅をまったく同様にリフォームしたそうで、

その時に工務店に頼んだ価格が800万くらいだったのです。

弟の家はこちらの「無印良品の家」です。

ところが、恐るべし積水ハウス。

車庫の上に1部屋作るだけの水回りもないシンプルな建物

ただそれだけで「★000万円」を超える積算金額が出てきたのでした。

当時、「★00万円で家が建つ!」と頻繁にCMで流れていたローコストメーカーの家が、

ざっと4~5軒ほど建ってしまうリフォーム価格に衝撃と戦慄を覚え、

泣く泣くあきらめたのでした。。。苦笑

しかし、あきらめきれない自分がいた

リフォーム計画もうまくいかず、

別荘計画も1年で終了してしまって、

「策が尽きた」と感じました。

 

とはいえ積水ハウスの家での暮らしには慣れてきました。

 

街の中で生活に便利だし、近所づきあいもないし、

悪くないなと思いつつありました。(窓からマックも見える都会っぷり!笑)

でも、あきらめきれない自分もいました。

なぜなら、良い点もあるのですが、良くない点が多すぎたからです。

 

良くない点というのは先ほど挙げた、庭の件、犬の件、狭い件などで、

とくに今後「改善のしようがない」というのが残念でならなかったのです。

積水ハウスの家を売却する作戦

しかし、そんなことを毎日くよくよと鬱々として考えていても、

メンタル的にも良くないだけでなく、

時間だけが過ぎてどんどん歳を取ってしまいますから、

もう最終手段をとろうと思ったのです。

 

それは買ったばかりの家を売ってしまおうという決断です。

 

積水ハウスといえば売買部門の別会社として積和不動産があります。

積和不動産さんに家の売却を任せた話は以下のブログにちょこっと書いてます。

結局のところ、ほとんど引き合いもなく、家は売れずじまいでした。

買ったばかりなので売値を高く設定してましたので、それが原因でしょう。

 

積水ハウスの家はスムストックというブランド付きで売ってくれるので、

付加価値高いし売れるかな?と期待したもののダメだったのです。

 

結局、積和不動産では不調だったので、

土地を購入した近所の不動産屋さん(例の親切丁寧な社長さん)にも、

売却の広告を出してもらいましたが、やっぱりダメ。。。

 

その際は値段も少し下げたんですけど、まだまだ割高感があったんでしょうね。

それは自分でもわかっていたんですが、

あまりに売値が安すぎると売れても残債が大量に残っちゃいますから、

それもまた微妙なんですよね。。。

いよいよ万策尽きたかなって感じましたねー。苦笑

新築マンションを冷やかしに行ってみる

さて、そんなある日のことです。

駅前の再開発エリアにマンションが建つというチラシが入ってきました。

このマンションは建つ前からけっこう話題になっており、

地元では割と人気で前評判の高いマンションでした。(下の写真は無関係です。苦笑)

もちろんマンションなんか買う必要ない我が家ですが、

そこまで評判の良いマンションなら、

どんなものか見てみたいなと思ったのです。

つまり、冷やかしですね。苦笑

 

過去、結婚当初にタワーマンションは見に行ったことはありましたけどね。

下のブログにその時の話を書いています。

でも、マンションの「モデルルーム」って行ったことがないんですよね。

初めての経験だったのです。

 

そこで、冷やかしではありますが、

初のマンションのモデルルームに行ってみることにしたのです。笑

 

さっそく建築予定地に行くとプレハブのモデルルームが設置してありました。

感じの良さそうな営業マンが出てきて、まず暗室に通されました。

 

すると大画面スクリーンで映画のようなプロモーションビデオ(?)を閲覧。

素敵な街並みとおしゃれなマンションライフの映像が流れて、

迂闊にも「いいなあ~。」と思っちゃったりして・・・、

かなり影響されますね、マンションのPV・・・。苦笑

買える買えないは結局「ファイナンス」の問題

「なかなかいいねえ」と内心で思いながらも、

冷やかしなので「まだ検討の検討の検討中」みたいなことを営業さんに伝えて、

さあ帰ろうかなと思っていると、最後に資金計画の話がありました。

 

すると、そこで目から鱗の話が出てきたのです。

このマンションは、今住んでいる家を売って、もしもマイナスが出たら、

そのマイナス分も込みで住宅ローンが借りられますという話。

 

おぉ、それは素晴らしい!

 

いわゆる「住み替えローン」とか「買い替えローン」という商品ですね。

知りませんでした。

参考までに以下は、りそな銀行の「住み替えローン」です。

家を買い替えたいが売却損が出てしまう方に
特長1
今お住まいの家の値下がりが原因で、売却してもローン残額を返しきれない等の状況をカバーし、新しい家への買い替えをサポートするための住宅ローンです。
特長2
「新規住宅の担保評価額+最高1,000万円(自宅売却代金で返済しきれない今お借入れの住宅ローン残額)」までお借入れいただけます。
特長3
りそななら、売却損の分まで含めてお借入れいただけます。

 

ということは、なかなか売れない積水ハウスの家も、

もっと安くて買いやすい売値設定にできるということです。

 

もしもマイナス(残債)が1000万円ほど出ても、

それを一気に現金で支払う必要はなく、

新しいローンへ乗せ換えることができます。

 

仮に新しい家のローンが3000万円だったら、

それに残債を上乗せしても4000万円ですから、

毎月の支払いは12~3万円くらいでしょうか?

これなら問題なさそうです!

 

そこでふと思ったのは、結局「障壁」はお金だということ。

コーポレートファイナンスじゃないですけども、

まあ要は企業も個人も目的達成のためには「金融」だなと。笑

そう思ったら少しだけ視界が開けた感じがしたのです。

セカンドハウスローン

妻に「資金調達さえ何とかなればうまくいきそうだ。」というような話をしたら、

にやにやしながら「マズイ(ことになりそう)…。」と言っていたのを思い出します。笑

しかし僕はまたしても「善(?)は急げ」で、いろんな金融商品を模索したのです。

 

その時に見つけたのがセカンドハウスローンです。

これは主に別荘などを買う人のための金融商品です。

ググってみましたらイオン銀行がなんとなく金利などの条件が良さそうです。

これなら限度額も1億までだし、イケるかなと思ったのです。

ご本人もしくは同一生計親族がご使用になるセカンドハウス、別荘に関する以下の資金。
200万円以上1億円以内(10万円単位)

(1)セカンドハウス、別荘の新築・購入資金
(2)セカンドハウス、別荘の増改築・改装資金
(3)セカンドハウスローンの借換資金
(4)上記にかかる諸費用
(5)セカンドハウス、別荘用の敷地となる土地の購入資金(但し、1年以内に建物建築工事が完了すること)

そこで、近所のイオンの住宅ローンサービスカウンターへ行き、

話を聞いてみることにしたのです。

 

ところが、けっこう条件が厳しくて、

試算しても十分に余裕のある金額を借りることができないようでした。

現在の積水ハウスの家の住宅ローンと並行しての借り入れですから、

借入限度額がかなり縮小されてしまうのです。

 

再びハウスメーカー選びと土地選びが始まる

そこで、セカンドハウスローンの融資額に収まるくらいの予算で、

新築を立てる方法を考え始めました。

 

となると、いわゆる「ローコスト」と言われているハウスメーカーか、

または、地元の大工さんとか、工務店さんがターゲットです。

実際、探せば坪単価が50万円付近の工務店・地元ハウスメーカーもありましたし、

何とかなりそうだと思いました。

近所の工務店を回ってみる

というわけで、まずは近所の工務店をいくつか回ってみることにしました。

工務店といっても、地元のハウスメーカーといってもいいのかな?

従業員も何人かいるレベルの、そこそこの規模のところを回りました。

 

田舎暮らしの時は地元の大工さんにお任せしたくらいですし、

個人・零細規模の会社でも僕はまったく問題ないのですが、

さすがに「信頼できる人の紹介」がないと怖いなあと思ったので、

そこそこの規模の会社を探したのです。

ちなみに、「そこそこの規模」ともなると、地元の工務店といえども、

ハウスメーカーのようにモデルハウスがあるところもあれば、

引渡し前の家を内覧会と称して見せてくれるところもあり、

そういう会社は、どんな家ができるのか事前に確認できるので、

とても安心感がありましたね。

「おっ!」と思ったら建築条件付きの土地

地元の工務店やハウスメーカーを見て回る途中に、

最も重要な土地探しも開始しました。

 

やはり積水ハウスの家は土地の選択を誤った感があるので、

土地選びはとても慎重になりました。

今回は絶対に広い庭のある土地を選ぼうと思ったのです!

 

タヌコロ(犬)たちにとっても自由に歩き回る庭はあったほうが良いし、

ガーデニングができる庭は自分の癒しの場所として必要だなと。

でも、田舎暮らしの時のように不便な場所は妻が反対だったので、

街と田舎の中間くらいの土地を探したのです。

 

が、いくつか「面白い土地」を見つけましたが、

そういう土地に限って「建築条件付き土地」、

だったりするパターンがとても多かったですね。。。

建築条件付き土地ってのは、その土地を購入した場合は、

あらかじめ決められているハウスメーカーや工務店で、

家を建てないといけないという契約が付いた土地のことです。

やはり、だれが見ても「いいなあ」って土地は、

ハウスメーカーが先に唾をつけてしまうんでしょうかねえ・・・。苦笑

ただし、土地によっては交渉次第で建築条件を外すことも可能みたいです。

その代わり価格が割高になるというケースが多いみたいですけど。

「おっ!」と思ったら市街化調整区域の土地

あと多かったのは市街化調整区域の土地です。

「いいなあ~と思ったら、調整区域かい!」のパターンです。

僕のような田舎大好きな人は調整区域こそ良い土地が多いのです。笑

 

が、良い土地でも調整区域にはいろいろと問題はありますね。

下記のブログにも書きましたが、

手続きが多いし時間もかかるし不確実性が高いです。

でも、上の土地はかなり気に入ったので、

なんとか手続きを進めて購入したいなと第一希望としてキープ。

 

とはいえ調整区域ですし何かと不確実なので、

他に良い土地がないか、インターネットは当然のこと、

新聞のチラシとかポスティングされる地域広告など、

それらを毎日チェックをする日々が続いたのです。

大手のハウスメーカーも回ってみる

さて、土地はだいたいイメージや相場観が掴めてきましたが、

家の方はどうもピンとこない状態が続いていました。

 

地元の工務店やローコストのハウスメーカなど回りましたが、

恐らく、なにか「決め手」「個性」が欲しかったのだと思いますが、

それが見当たりませんでした。

 

見てきた家々はどれも悪くはありませんでしたが、

かといって抜きん出たものがなく横並びの印象でした。

 

素人の単純な発想ですが、ビッグフレーム!とか、ベルバーン!とか、

まあ、そういう感じの必殺技みたいなのが欲しかったんだと思います。苦笑

そういうのって印象に残りますもんね。

そこで、考え方を変えようと思いました。

今までは、家が売れない前提で、

セカンドハウスローン(ダブルローン)を使って、

切り詰めた予算内で土地と家を買おうと思っていました。

 

が、、、家が希望額で売れた前提でも進めてみようと思ったのです。

つまり、セカンドハウスローンでなくて、ゼロからフルの住宅ローンを組むパターンです。

家が売れることだって可能性としてはあり得ますから、

最初からあきらめる必要はないなと思ったのです。

 

というわけで、大手ハウスメーカーも検討することに決めたのです。

もちろん、家が希望額で売れる見込みはかなり低いです。

だから最初はセカンドハウスローンでやってみようと思ったほどです。

 

とはいえ、いったん家を建てると決めたからには、

地元工務店や地元ハウスメーカーだけでなく、

大手も含めて、改めていろいろと見た上で決めた方がいいなと思ったのです。

最終的に工務店や大工さんで建ててもらうとしても、

大手と比べることで新たな価値を見出せるかもしれませんしね。

ウィザースホームのハウジングセンターがすごい!

とはいえ、ハウスメーカーの家は過去に大型展示場などで何度か見てます。

とくに積水ハウスの家を建てた時にもいろいろと見てますし、

当時却下したハウスメーカーを再び回るのは時間の無駄かと思いました。

 

そこで、過去に検討してないハウスメーカーをメインに回ろうと思いました。

 

その筆頭はウィザースホームでした。

ウィザースホームについては今までのブログであまり触れてなかったので、

今回は少し詳しく書いてみたいと思います。

 

ちなみに今はブランド名「ウィザースホーム」を前面に出してるみたいですが、

昔は「新昭和」って会社名で売ってたみたいです。

新昭和さんはクレバリーホームなどフランチャイズもやってますね。

先ほど「冷やかしで行ってきた」と書いたマンションも実は新昭和ブランドです。笑

いつまでも快適で健康にも優しく、暮らすほどに愛着が深まり、安心・安全な毎日がずっと続く住まいのために。
私たちウィザースホームは、3つのこだわりを掲げて、家づくりをご提案します。

いろいろと昔から良い評判も悪い評判も聞くのですが、

僕はイマイチその特徴などよく知らない会社でした。

 

ちなみに、ローコストハウスメーカーではないようでして、

どっちかというと中堅ハウスメーカーという印象です。

 

ここのハウスメーカーがすごいのは、自前で大規模なハウジングセンターを持っていることです。

こちらの、新昭和ハウジングスクエアに行ったことない人は、ぜひ一度行ってみてください。

想像以上に楽しい時間をすごせると思いますよ。

 

ていうか、そこら辺の大手ハウスメーカーでも、

ここまでの規模の自前の展示場は持ってないような気がします。

ここから未来へ、家族がずっといっしょに暮らしていく場所。
そんな夢のマイホームに抱く想いを一つひとつカタチにしていく体験は、きっとかけがえのない時間になることでしょう。
「新昭和ハウジングスクエア」には理想の住まいと暮らしを叶えるための“すべて”が揃っています。

 

まあ、積水ハウスの夢工場はもっとすごいのかもしれませんが、

僕は行ったことないので知りません。(行けばよかったなあ。苦笑)

でも、ここは夢工場のように予約制では無くて

行けばすぐ入れましたから敷居が高くなくて良いです。(今はどうかな?)

 

あ、そうそう「高級和牛」のプレゼントまで頂いたし、

言うことなしでしたよお~。笑

ウィザースホームの良いところ

さて、ウィザースホームの良いところはいくつかあります。

それは僕が前々から欲しいなあと思っていた、

屋上プランがオプションとして選べることです。

「庭をつくるか、建物を大きくするか。どちらも諦めたくなくて、3階建の屋上を庭にする発想が生まれました」とご主人。「見晴らしがよく気兼ねもいらず、第二のリビングです。ビニールプールやテントでキャンプ、ランチやディナーも楽しんでいます」と奥様。もちろん建坪は最大限で2階LDKもゆったり。内に外に、家族のくつろぎが豊かに広がるY様邸です。

当時、この屋上(恐らく東邦レオの商品)が標準で選べるのは、

桧家住宅とか一部のハウスメーカーだけでしたから、

これがウィザースでも選べるというのは大きかったです。

 

あと標準仕様がとても充実しています。

屋根は標準で瓦屋根ですし、外壁も標準でタイル仕様です。

構造も2×6ですから頑丈そうですし、

何よりウチの近所でも実績が非常に多いのも安心材料です。

さらに嬉しかったのが営業担当さんが大当たりだったことです。

以前に技術担当だった人みたいで、

技術的な質問をしても答えが完璧に返ってきたのです。

技術系の人ではありますが低姿勢で笑顔で敬語もしっかりできる人でした。

 

もちろん、その後の打ち合わせで簡易的なプランと積算も出してもらいましたが、

価格的には確かにローコストとは言えない金額でした。

でも積水ハウスの家よりも費用対効果で割安な感じはありましたし、

僕の中ではウィザースホームは第一候補として長らく君臨するのでした。

設計事務所、ヤマダSXLなどなど

とはいえ、いきなりウィザースホームに決定ということはなく、

もちろん、他にも回りました。

実は今回は設計事務所も回ったんです!

 

といっても、カリスマ設計士がいる個人設計事務所みたいなところではなくて、

社員さんが多くいるハウスメーカー的な設計事務所です。

資金力がありそうな感じの設計事務所の方が安心かなと思ったのです。

 

具体的にはスタジオチッタ、フリーダム、タクトの3社だったのですが、

実は、全般的にあまり良い印象がなく結局、ボツとなりました。

なんというか、イマイチ「反応」というか「レス」が悪い感じが、

なんとも苦手でした。。。

 

他のハウスメーカーも少しだけ回りました。

とくに、ヤマダSXLは家のデザインが、

今まで見てきた中で最高レベルに良かったです。

さすが、「設計事務所がライバル」と自負するだけのことはあります。

 

ただ、こちらも肝心なところで連絡を頂けなかった等の理由でボツでした。

その辺の話は下記に書いてます。(辛口注意…)

あ、上のブログにも書きましたが、積水ハウスさんも当然のことながら回りました。

だって現在進行形で住んでいる自宅のハウスメーカーですし、

家自体の品質の高さは理解してましたから、ぜひプラン提案してほしかったのです。

 

でも、まずは家を売らなければならないということでしたので、

「なんとか(系列の)積和不動産に頑張ってもらいましょう!」

というところから先に進まず、

土地などは紹介してもらったりしたのですが、

結局、担当さんから次の一手やプランの提案が出ないままで、

最終的にボツとなったのです。。。

住友林業との出会い

さて、もう一つ回ろうと思ったのは住友林業です。

住林さんは今まで、きちんと展示場やモデルハウスを回ってなかったのです。

 

いや、正確には、積水ハウスの家を建てる時に住林の展示場にも行ったんです。

でも、営業さんが「リアル昨日入社ホヤホヤ」の新人さんで(苦笑)、

説明を聞いてもどんな家なのかまったくわからず仕舞いで、

当時はボツとなったのです。

そこで今回は住林の家も候補に入れようと思って、

まずは詳しく見てみようと住林WEBサイトへ。

 

すると、住林のSmart木達(スマートこだち)という商品に自動見積もりの機能があって、

そこで思ったよりも高くない金額が出てきたのを理由に、

資料請求をしてみたのです。

 

その辺の話や、住林の最初の印象については次のブログで書きました。

資料請求の後、連絡がありまして、住林の営業担当さんと出会いました。

僕と同い年なので中堅社員さんです。

当然、経験豊富でその話っぷりから優秀な営業さんだなと思いました。

その営業さんとの最初の出会いは下のブログに書いています。

実はちょうど時を同じくして、

第一候補のウィザースホームの営業さんから連絡がありました。

 

それは、「すみません、実は私、転勤になってしまいました…。」とのご連絡でした…。

 

いやあ、激しく残念でしたねえ。。。

でも、こればっかりは、やむを得ないですけどねえ。。。

 

しかし、次の担当さんのスタンスが残念でした。

引継ぎで新旧二人して挨拶に来られて以降、

まったくなにも音沙汰無しだったのです…。

 

前の担当さんは定期的に声をかけてくれて、

家づくりを誘導してくれる感じで頼もしかったんですけどねえ。。。

 

正直な話、前の担当さんがいたからこそ第一候補にしたのであり、

担当さんが変わり、しかも連絡もないなら、

このままフェードアウトしようと思ったのです。

 

住友林業さんと契約するまで

突然の第一候補の脱落。

でもそれと同時に、住友林業さんとの出会いがありました。

 

しかも、住林さんからビックリ仰天、

なにそれ?そんなのあり?なプランが、

出てきたのです。

自宅を賃貸に出すという方法

下のブログにそのビックリ仰天プランについて書いています。

簡単に言えば、自宅を賃貸に出すという方法です。

しかもJTI(社団法人移住・住みかえ支援機構)を通せば終身の家賃保証をしてくれるのです。

うーん、そんなプランが存在したとは!

 

ただし敷金礼金は取れないですし、

家賃の額は相場よりも安い設定なのがデメリットです。

つまり住宅ローンと差し引くと毎月赤字ですね。。。苦笑

 

でも普通に賃貸に出せば借り手が見つからないリスクもありますから、

そこを回避できる家賃保証制度は大きなメリットだと思ったのです。

赤字額も2万円弱です。

 

ちなみに、このプランは現在フラット35のページにも記載されています。

当時はフラット35にこんなページは存在しなかったような気もしますが、

こんな素晴らしいプランがあるのかと、とにかく当時は感心しました。

機構住みかえ支援ローンとは、一般財団法人高齢者住宅財団による保証を活用して住宅借上事業を実施している法人(注)がお客さまの現在所有している住宅(従前居住住宅)を借り上げることを前提に、新たにお客さまご自身がお住まいになる住宅(住みかえ先住宅)を取得するための最長35年の全期間固定金利住宅ローンです。

(注)2020年4月1日現在、一般財団法人高齢者住宅財団による保証を活用して住宅借上事業を実施している法人は、一般社団法人移住・住みかえ支援機構(以下「JTI」といいます。)です。

実は積水ハウスさんからも、「家が売れなくても賃貸に出すという選択もありますよ」とアドバイスをいただいたのですが、

「では具体的に何をどうするのか?」という提案が何もなかったので、先に進まなかったんですよね。

この話をしてくれれば先に進んだかもしれません。

その辺の話は先ほど引用した下記ブログにも書いてます。

なんと!土地も住林さんからベストな提案が・・・

実は、この時点で住林さんにほぼ決定かなと思ってました。

理由は、この賃貸プランが住林さんから出てきたことと、

そしてさらなる決め手は土地です。

 

その時は、第一希望として市街化調整区域の土地を考えてましたが、

住林の営業さんから別の僕の希望に合った土地を紹介したもらったのです。

はい、その土地が。まさに今住んでいる土地です。

 

田舎と都会の中間にある分譲地、しかも2区画ワンセットで100坪超の広さ。

おまけに南が開けていて日当たり抜群の角地です。

たまたま営業さんが過去に担当した住林の施主さんが、

「土地を売りたいんだ」って、営業さんに頼んでたのです。

素晴らしい偶然ですよねえ。

 

土地も資金計画もダブルでベターなプランを提案してくれた住林さんを選ばない理由はありませんよね。

いや、ここでハウスメーカーをチェンジしたら鬼でしょう?苦笑

この時の気持ちはもう天にも昇るような気持でしたね。

本気でワクワクしっぱなしでした。笑

なんとなくイマイチなプランを「たたき台」にすると失敗する?

さて、その後、住林さんで決まりだと思いまして、

申込金5万円を支払ってプランを書いてもらいました。

ご存知の通り住林さんは、

申込金5万円を支払わないとプラン提案をしてくれません。

 

が、、、正直なところ、住林さんのファーストプランは「・・・。」でした。

少なくとも当初の希望の内容ではないなと・・・。

 

下の記事にも書きましたが、

とくに広さの条件が満たされてないのは大きな不満でした。

ていうか、積水ハウスさんの時もそうでしたが、

なぜ最初にリストアップしておいた希望が無視されるのか

そこがまったくもって「謎」でした。

 

この段階では予算はともかく、

全部とはいかずとも主要な希望が叶ってないプランなど、

契約するわけがないと思うんですけどねえ。。。

でも、住林の営業さんから「賃貸プラン」と「土地」という2つの紹介を受け、

住林さんと契約しない選択はないというのが本音。

 

それに営業さんに対しては「神」的な存在に思えてましたし、

それでも、この人なら全部何とかしてくれる的な期待も高かったのです。

 

しかも、「プランは契約後も変更できます」という言葉もありましたし、

まあ、信頼できる営業さんが言うなら契約しようと思ったのです。

 

とはいえ、その「後からでもプラン変更OK」的なセリフこそが、

時と場合によっては危険なんですけどね。

 

はい、それはわかってましたよ。苦笑

積水ハウスの時も「契約後もプラン変更できますから」ということで、

実際に契約して、その後に苦難の打ち合わせが続いたのです。

 

苦難の打ち合わせ、それはつまり、

その後もズルズルと、希望に沿わないプランが延々と出てくるということです。

結局は妥協し、なんとなく煮え切らないまま、

フェーズだけが先へと進んでいくということです。

 

思うに、最初にバシッと「9割OK」と思えるくらいのプランを、

とにかく出してもらうことが重要かもしれません。

 

ダメだったら、それをチマチマ直していくよりも、

ゼロクリアして希望条件を全部入れて、出し直しなさいと。

それくらいの厳しさが必要かもしれません。

 

なんとなくイマイチで希望に沿わないプランを「たたき台」にしても、

なんとなくイマイチのまま進むことが多いような気がするんです。

みなさんは、どう思いますか?

住友林業さんと契約をしました

というわけで契約後にプランを改めて練り直そうということで、

住林さんと本契約を締結しまして、

ついに家づくりの打ち合わせが本格的に始まりました。

 

このあたりからですね、ブログを書こうと思ったのは。

もともと家づくりのブログを書くつもり(意思)はなかったし、

記事数も現在700を超えてますが、

ここまで記事数を積み重ねる予定もありませんでした。

 

ブログを書こうと思い立ったのには理由があります。

家づくりの勉強をするためネットを検索していたら、

たまたま住林の欠陥住宅をテーマにしたブログを見つ