⑨田舎暮らしとベジタリアン戦争

最近、納期がいくつか重なっておりまして、

ブログの更新が滞っておりますが、

今日は久々の田舎暮らしシリーズです。

もう15年以上も前ですが田舎暮らしをするために、

とある田舎の土地を不動産屋さんと見に行きました。

 

すると、隣の家のおばちゃんが外に出てきて、

「野菜が採れたら持って行ってやるよ」

と言ってくれまして、、、

そのお気持ちはとても嬉しかったのですが、

でも、もしも持ってきてくれても野菜が苦手な僕は食べずに捨てることになりますし、

と思っていたら不動産屋さんが、

「この子、野菜苦手だってさ!」

と、おばちゃんに言い放ち、

その場は笑って乗り切ることができたのです。苦笑

 

野菜を食べられないという罪悪感

でも、今思えば、

「なに?私の作った野菜が食えないだと?」

みたいに思われたら、

田舎暮らしの初っ端から躓いたようなものでした。

 

が、むしろ、そんな心配はまったくの杞憂でして、

隣のおばちゃんは、とても良い人で、しかも面倒見の良い人だったので、

僕の初めての孤独な田舎暮らしを度々フォローしてくれたのでした。

 

以前にも書きましたが僕は野菜が本当に苦手でして、

今もまだ食べることができない野菜がたくさんあります。

とくにナスは最強です。笑

ちなみに野菜だけでなく、しいたけ、納豆、たくあんなども、

口に入れると吐き気(反射的にオエっとなる)がして食べられないので、

吐き気がするということはきっと、

そういう味覚神経なんだと思います。苦笑

 

実際、仕事関係の人と食事に行ったときの話。

その人は「野菜が大好きだ」とおっしゃるので、

「野菜って美味しいと思って食べてますか?健康の為に食べてるのでしょう?」

と質問したら、

「いえいえ、ちがいますよ、味覚として美味しいと思って食べてるんですよ。」

と言うではありませんか!

僕はそれに真剣に驚いて、

やっぱり何事も人それぞれだなあと改めて感心したものです。

 

大人になってまで食べるものを指図されたくないよ~

ところで、大人になってから実家に帰るたびに、

「あんた、いまだに野菜が食べれないの!?」

という母親の言葉に、

「大人になると味覚は変わるというけど、ウソだね~。」

と返すことしかできない自分がたまに嫌になる時もあります。笑

 

食べ物の好みなんて自由でいいじゃないかと内心は思ってるので、

本来であれば、「野菜は好きじゃないんだ」と返答できれば理想です。

 

とはいえ、幼いころから、

「野菜食べられない子は悪い子」

みたいなプレッシャーをかけられたせいか(笑)、

野菜が嫌いな自分に、なんとなく罪悪感を感じてしまっているのです。

 

その罪悪感にさらに追い打ちをかけたのが、

田舎暮らししてから出会ったベジタリアンの人たちでした。

ベジタリアンの世界って味覚とかじゃなくて、

どちらかというと思想的な要素が強くて

それが理由なのか稀に他人への干渉の度が過ぎる人がいるのです。

まあ、野菜を食べろと言うより、肉を食べるな的な圧力の方が強いですけどね。

 

以前にもブログで書きましたが海外だとお店への襲撃事件も起こっています。

宗教的な理由などもあるのかもしれませんけどね。

さすがに日本ではそこまでの事件はほとんど耳にしませんが、

たまーに見かけたりしますね。。。

 

一部のベジタリアンの店は客に嫌味を言う?

どちらにしても、なにかを食べるという行為は、

人によって味覚も含めて大きくその内容が異なってしかるべきだと思っている僕からすれば、

他人から強制されるべきものではないと思うのです。

 

どうしても誰かに「野菜を食べてほしい肉食をやめてほしい」と思うなら、

言論で平和的に啓蒙してほしいなあと思ったりします。

または美味しい野菜料理のレシピを提供するとかね。

 

とはいえですね、あまり身近で野菜!野菜!と言われても、

それはそれで面倒に感じてしまうのも人情です。苦笑

ましてや赤の他人に言われたくはないですよね。

 

当時は田舎暮らしブームの初期でしたが、

ぽつぽつと田舎にベジタリアンのお店が増えてきた時期でもありました。

健康・美容ブームも徐々に本格的に始まってましたから、

そのブームに単に乗っただけというソフトな人もいましたけどね。

ところがですね、当時そういうお店に行ってみたところ、

酷い目に遭ったという人の話もチラホラ聞きはじめたのです。

 

単に、「やっぱり口に合わない」というレベルならまだしも、

ある人は、店員にこんなことを言われたそうです。

「普段から肉を食べてるから、そんなに太っちゃうんですよ。」

これを聞いて、なんとまあお客さんに酷い事を言うんだなぁ・・・と、

かなり驚いたのですが、

やっぱり、ベジタリアン系の人は一部、面倒くさい人がいるなぁと、

そう確信したのでした。。。汗

これじゃあ、逆に広まらないよね。

 

ベジタリアン的思考は大きな方向性としては正しい

とはいえ、、、

僕は野菜が苦手ではありますが、

そういうお店が増えることは大賛成かつ大歓迎でして、

選択の余地が増えることは生活レベルの向上につながりますし、

僕もこの先、ついに味覚が変わって肉が食べられなくなった時に、

野菜の美味しい店があるのは嬉しいですからね。笑

 

実際に、そういうお店に食べに行ったこともありましたが、

マズくはありませんでしたね。

次にまた行きたいかと言われれば微妙ですが、

でも、野菜を上手に料理することで、

美味しく食べられる方法があるということは理解できました。

 

それに、大きな方向性として、

肉の食べ過ぎで栄養過多になるような食生活が見直されるのは自然な流れです。

また、人工肉の出現と普及も今後の動向を注目したいですし、

世界的にみても環境意識や道徳意識は高まっているわけで、

食肉産業の批判されるべき部分なども改善される流れにあります。

(まだ、時間はかかるかもしれませんけどね。)

 

社会貢献としての安全で健康な自然食の推進

僕が一人で田舎暮らしをしていた時、

まだ仕事がコンビニ状態になる前の適度な忙しさの時、

地域活動をしていたことがあったのです。

 

実は、たまたま同じ「田舎への移住者」という共通点もあり、

ベジタリアンの人たちと知り合いになりまして、

彼らの活動やイベントに協力していたことがあったのです。

いわゆる社会貢献活動の一つとして参加したのです。

僕も先ほど書いた通り、食の改善は大きな方向性としては間違いじゃないし、

協力すること自体は悪いことではないなと思ったのです。

 

ただし、ベジタリアン系の人って「左」というかリベラル系の人が多くて、

僕は大学時代のサークル活動で左系はもう凝りているので(笑)、

最初に確認をしたつもりではありました。

主催メンバーに「あまり思想的・政治的な方向に偏るなら参加しない」と伝えたら、

「今どき、そういのは流行らないから大丈夫ですよ」と言われ、

それならばと協力させてもらうことにしたのです。

いや、「今どき」かどうかより、「あなた方の方向性」を聞きたかったんだけどな、

と思いましたが、まあとりあえずやってみることにしたのです。

 

そのイベントは、いわゆる「食フェス」です。

ベジ系料理の出店ブースからなる地元初のイベントです。

僕は野菜大嫌いなので出店するわけではないので、

宣伝とか小道具づくりとか客の誘導とか担当ですね。

まあ、僕が一番年下でしたしパシリでしょうかね。笑

 

とはいえ、例えば当時の田舎の実力者とされる人の一人に、

「一緒にイベントを盛り上げませんか?」

と呼びかけてみても、

ベジタリアンという存在自体が田舎では浸透しておらず、

しばらくは訝しげな眼で静観されてしまったりすることが多かったですけどね。

しかも全員が田舎移住者ですからよそ者感もあったんでしょうね。

 

ところが、「食フェス」として初回から大成功し、

さらに多くの集客が見込めるくらいにイベント規模が成長してくると、

掌を返すように「参加させてくれ」と言ってくるという、

大人社会の典型的な嫌な面を見てしまった感は否めませんでした。苦笑

 

ただ、その頃には僕はもう彼らの活動から手を引いてました。

というのも、当初の不安通り、主催メンバーに思想的な側面が強く排他的で、

異なる考え方を受け入れない雰囲気を感じたからです。

意見をしたら「ぶっつぶすぞ!」って言われた話

それは初回イベントから現れてました。

イベント後に主催メンバーの一人が、

「今回のイベントは意識が高い人が多くて良かった」

などと言ったときには、あぁやっぱり「上から目線」だなと思いました。

 

裏を返せば、食に対し意識低い人、単なる食フェスとして見てるなら、

別に来なくていいよ、ということであり、

つまり僕が考えているような、多くの人を啓蒙しようという考え方ではなかったのです。

ま、それはそれで、ある意味で「あり」かもしれませんけどね。

 

ただ、なにかを決めようとするときに人の意見を全く聞かない姿勢は気になりました。

僕が「その姿勢はおかしいです」と注意したら、

左系の主催メンバーの一人に「ぶっつぶすぞ!」とすごまれまして、

うおっマジか?と。。。苦笑

 

まあ思想的に偏った人ってのは、

理屈じゃ通じない部分が往々にしてあるのですが、

「ぶっつぶすぞ!」と言われたら、理論的に返す言葉もないし、お手上げです。

あぁ、そうですかと言うほかありませんでした。

 

でも、よくよく考えれば僕は出店しないわけで、

彼らからしたら商売でもあるわけで、慈善活動でも社会貢献でも何でもないんです。

それを考えれば出店もしない、しかも年下の僕に、

何であろうと指摘されるのは腹が立ったのかもしれません。

僕は当時、イベントが商業的になり過ぎてるのも気に食わなかったのですが、

今となってはそこは仕方ないのかなと思っています。

犬も食べない自然食?

でも実は問題はそこじゃなかったかもしれません。

 

その「ぶっつぶすぞ」の人の店に対して、

ある人が『商品に不備がある』と苦情の電話を入れたら、

「本物を知らない人は買うな!マジでぶっつぶすぞ!」

などと電話口ですごまれたという話を聞きまして、

なんだ誰に対してもそんな態度なんだって思いまして…。

 

なので、その人が単に「粗暴な人」だったのが、

問題なだけだったのかもしれません…。苦笑

 

オマケにもう一つ重要なエピソードがあるんですが、

ある人がその「粗暴な人」の商品を買ったけど口に合わなくて、

自分の飼っていた犬に与えたそうです。

ちなみに普通の犬だったら、与えれば喜んで食べるような商品です。

そしたら犬はそれを蹴っとばして食べなかったそうです。苦笑

 

商品名は書けませんが、犬も食べないアレって、存在するのか?

と当時は思った次第でして、、、

正直な話、そのエピソードを聞いて、なおさら、

健康な食事って何だろうって真面目に考えちゃいましたね。。。

 

ベジタリアン戦争、その後・・・

その後、僕はそのグループから抜けまして時が過ぎました。

その粗暴な人だけでなくベジグループ全体からも距離を置くようになりました。

 

でも、それでよかったと思いました。

そのグループ以外にもベジ系の人に会いましたが、

たまに変な人がいるので、そのストレスのリスクを避けたかったのです…。

実際、野菜が苦手な僕だけ握手を拒んできたベジ系の人さえいましたからね。笑

ちょっと普通じゃないでしょ。。。汗

ネットで見かける自然派で有名な某○○メーカーの人なんか、

挨拶もできない子供みたいな礼儀の無い人でした。

 

でも、僕はベジタリアンの人が嫌いじゃないんですよ、

普通じゃない人とか、とがっている人が嫌いでもないです。

逆に僕がベジタリアンに嫌われようとそれは別にどうでも良いことですし。

 

ところが、ある時ばったりと、

その粗暴な人と近所のお店で出会ってしまったんですよね。

僕としては「ぶっつぶす事件」以来、顔も見たくなかったのですが、

向こうから挨拶してきたので話をせざるを得ませんでした。

 

僕はその時とは状況が変わっており、妻と結婚していたのです。

すると、どこからその情報を知ったのか、

「結婚したって噂を聞きましたよ、結婚生活はどうですか?」

などと聞いてきまして、「なんでオマエに答えないといけないんだ」と思いつつ、

笑いながら、「まあまあ、ぼちぼちです」と言って去ろうとしたら、

「なんですか、どうしたんですか?」

「うまくいってないんですか?おしえてくださいよ!」

「うまくいってないんですか?どうなんですか?」

などとヤンキーのように異様にしつこく絡んできまして、

ホント無礼どころか最悪の日でした。。。

 

結局20回くらい「うまくいってないんですか?」と聞かれまして、

うまくいってない方がよかったんでしょうかねえ?

彼のせいで、2,3年くらいベジタリアンの人を本気で嫌いになったのは言うまでもありません。苦笑

 

と思ったら、いつのまにか地域からいなくなっており、

どこかに再び移住してしまったようですけどね。(ホッ…。)

給食をベジ化するのは問題が多い

ていうか、やはり年を追うごとに地域の反発も生まれていたようです。

イベントが大きくなれば、平穏を好む地域の人は嫌がる人もいる。

妬む人もいるでしょう、でもそれはありがちな話。

 

そうではなくて僕が「それはどうかな?」と問題に思ったのは、

その粗暴の人が自治体などに働きかけて、

幼稚園や学校の給食をベジタリアン化しようとしていたことです。

確かに、給食に対して働きかけをしているという話は以前に直接本人から聞きましたが、

まさかそんな大規模にやっているとは思いませんでした。

 

当時の噂によると自治体にもベジ化賛成の人がいて、

実現させるかどうか実際に検討されたようですが、

反対する保護者も多かったようです。

 

その後、僕も移住してしまったので、結局どうなったか知りませんが、

僕が思うに栄養学とか科学的に基づいてそれを提案しているのか?

という部分が非常に怪しい印象はありました。

 

ブームだからとか勢いに乗って変えてやろうと思っていたのだろうか?

確かに自治体にもベジ化に同意する人がいたとすれば、

決めちゃえばそうなったのかもしれません。

でも、ちょっと怖いなと思ったんですよね。

 

例えば、各家庭で食事はバラバラですし、朝ごはんがない家もあれば、

給食くらいしかろくに食べさせてない家もあるかもしれません。

であれば、ベジ給食だけでは栄養不足に陥ります。

栄養は足りている、今の栄養学は間違っている、経済・企業優先の栄養学だ!

などというのが当時の彼らの理論でしたが、

であればそれを覆すだけのデータが無いといけませんが、

それが用意されたうえで言っているのか?と疑問は残ります。

 

各個人で体の特性もあれば、実際に体系も違うわけで、

その辺りも考えて今の給食の形になっているわけです。

もちろん、異常気象で水産物や畜産物が手に入らないとか、

価格が高騰して予算が足りないなどの事情があれば別ですけどね。

 

そうでないうちは、この何十年と実績のある給食で僕は問題ないと思いますけどね。

ベジ化は方向性としては大きくズレてはいないと思いますが、

急には変わらないでしょうし、急いで変える必要性もないですし、

個人的には単に「ベジ」を選べるような形になるだけで足りてると思うんですよね。

何事も偏るのは良くありませんし、それを強制するのものよくありません。

 

というわけで、今はあれから10年以上の時も過ぎましたし、

ベジタリアンとかビーガンの人が嫌いだとか思ってませんが、

できれば、野菜が嫌いな人を軽蔑しないでほしいなあとは思いますね。。。苦笑

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