積水ハウスの家を建てる前、ハウスメーカー選びにおきまして「一条工務店」も有力候補だったことを思い出しました。
住林ブログのブロガーさんの情報で知ったのですが、一条工務店っていつのまにか着工数No1らしいですね。
すげえなあ・・・。
というわけで、ふと思い出したので、書いておこうと思います。
目次
一条工務店のブログ数は異常
タヌコロリ(このブログ)は「ブログ村」というブログランキングサイトに登録しています。
過去にいろいろなブログランキングサイトがありましたが、消えていくサイトが多々ある中、ブログ村は10年以上も続く老舗ランキングサイトです。
自分も10年以上前からアカウントを持っています。
(どんなブログを書いているかは内緒。苦笑)
積水ハウスで家を建てるときにも、ブログ村のブログ集には情報収集でお世話になりました。
でも、そこで気が付いたのが「一条工務店」ブログの多さです。
これはもう「異常」というくらいの多さのブログ数です。
2位の住友林業ブログの倍のブログが登録されています。
って、意外に住友林業は2位なんですよね。
それも、面白いですけどね。
ブログ村「住まい」ブログ数ランキング
というわけで、いつもお世話になっているブログ村。
登録ブログ数のランキングを作ってみることにしました。
ブログ村の「住まい」カテゴリに登録されているハウスメーカーのブログ数ランキングです。(2017年12月13日時点 タヌコロリ調べ)
一条工務店 | 1062 |
住友林業 | 559 |
積水ハウス | 337 |
ミサワホーム | 271 |
セキスイハイム | 261 |
へーベルハウス | 216 |
設計事務所 | 210 |
三井ホーム | 187 |
ダイワハウス | 168 |
住友不動産 | 115 |
パナホーム | 85 |
タマホーム | 77 |
トヨタホーム | 63 |
スウェーデンハウス | 58 |
レオハウス | 41 |
一条工務店、圧倒的なブログ数ですよね。
そして、ウチがお願いしてます「住友林業」が続きます。
でも、その差は2倍!
そして、着工数日本一の、我が家「積水ハウス」のブログは、なんと3位に甘んじております。。。
着工数とブログ数は比例しないんですねー。
あと、初めて気が付いたのですが「設計事務所」が7位に入っているのが、ビックリですね。
最初に読んでおけばよかったかな!?
一条工務店と言えば「i-smart」?
積水ハウスの家を建てる前、あちこち住宅展示場をまわりました。
そんな中、一条工務店は気になっていたハウスメーカーではありますが、「工務店」と名が付くので、そこが気になっていました。
なんだかローカルな感じがします。
でも営業さんに話を聞いてみると全国規模の大手ハウスメーカーなんですよね。
だったら安心かなと検討を始めたのが最初です。
また、妻のお父さんも「一条工務店で家を建てたいなあ。」と言っていた時期があるということを聞いていたので、妻の同意も得られたしOKだなと。
そこで、一条工務店のブログを読むと、よく出てくるのが「i-smart」の記事。
あれもこれも「i-smart」です。
確かに、「i-smart」もいいんですが、うーん、どうかなと。。
自分はやっぱり、「セゾン(SAIZON)」でしたねえ。
一条工務店の、この昭和な感じが好きなのです
正直に言うと、SAISONの展示場に行ったときに、「これこれ! これだよ! これが最高!」って思いました。笑
この昭和の感じの豪華さが好きなんです。
僕も妻も70年代半ばの生まれなのですが、自分たちの子供の頃の「豪邸」って、こういうイメージなんです。笑
洋風テイストで、マホガニーの床と、腰壁や、ダークブラウンのガラス扉の収納など。
妻も自分も、「こういうの好き」ってことになり、ますます一条工務店に傾きました。
でも、今の若い人って違うみたいですね。
「古い」って思う人もいるみたい。
やっぱり、i-smartの方が良いみたいで、だからこそ、一条工務店ブログの中でも「ismart」のブログの方が多いんだと思います。
でも、一条工務店は、どの商品かによらず、住宅性能(気密性とか断熱性とか)が他社と比較してダントツのスペックです。
そして、全館床暖房、(当時は無かったような気もしますが)夢発電などなど。
「選ばない理由は無いよね」、くらい魅力的でした。
一条工務店の営業さんは全てを悟った聖者のよう
あと、すごく印象的だったのは、一条工務店の営業さんです。
たぶん50代後半くらい年配の男性なのですが、落ち着いた感じで丁寧に説明してくれます。
「私どもは、急ぎません、完成まで1年かけて、丁寧に家づくりをいたします。」
と、やさしく語ります。
へー、そうなんですねー。
でも、1年は長いなあ、、、、とはいえ、それだけ丁寧に欠陥のないマイホームを建ててくれるんだろうなあ。
ウチはこだわるからちょうどいいかな、でも間取りの自由度はどうだろうか。
「私どもは、自由度はどちらかと申しますと低いです。しかしそれは安心と性能を重視している家だからでございます。」
と、やさしく、そして誠実に、神に宣誓するかのように語ります。
そうなんだあ、マイナス事項をハッキリ言うからには、そこがハウスメーカーの「こだわり」なんだろうなあー。
あ、でも、僕たちは、i-smartよりも、SAIZONが見たいです。
「さようですか、SAIZONは、○○の展示場にございますので、ご一緒に向かいましょうか。」
と、天上界に導いてくれるかのごとく、優しくお答えになられたのです。
寒くて営業さん死んじゃうよお!(泣)
と、いうわけで○○展示場へ各々向かい、入り口で待ち合わせることに。
季節は冬で、北風も強く、雪が降りそうなくらい、とてもとても寒い日でした。。。
妻と一緒に展示場の入り口で待ちます。
寒いせいか展示場内には客がほとんどいません。。。
うーー寒い、ここでいいんだろうか、営業さんいないなあ。。。
すると遠くから、営業さんらしい人影が視界に入ります。
少し強めの北風の中、やや薄毛の髪を激しくパカパカとなびかせながら、近づいてきます。
「寒いですねええええええええええぇぇぇぇぇぇ。」
と一言。
お顔とセリフがまた、本当に寒そうで。。。
営業さん死んじゃうんじゃないかというくらい体の芯から寒そうで。。。
「寒いですねええええええええええぇぇぇぇぇぇぇ。」
何度でも言います。
北極海に一人投げ出されたかの如く、本当に寒そうに言うんです。
高齢の営業さんだし大丈夫かなあ、死んじゃうよお!
「さあさあ、どうぞどうぞ、こちらへ。。。」
丁重に誘導され、少し速足で、SAISONの中に入ります。
わー、すっごい暖かいです!
そして、営業さんの一言。
「暖かいですねええええええぇぇぇぇ、当社は全館床暖房なのですよおおおお。」
一転して生き返ったようにホクホクした営業さん。。。
あの寒々しい死にそうな営業さんの振舞いは演出だったのかっ!?
でも、さすが全館床暖房です、ぼくたち夫婦にとって初めての床暖房ですし、激しく感動ものでした。
一条工務店営業マンの悲哀「なんだか切なくなる話」
その後、いろいろ家の説明を聞いたあと、この悟ったような一条工務店の営業さん個人がどういう人なのかが気になりました。
きっと、いろいろ経験を積んでこられたんかなと。
僕は、他人様の「身の上話」が大好きでして。。。
ちょっといろいろ聞いてみようかなと。
営業さんは、一条工務店では、もう長いんですか?
「私は○年前に転職しまして、この一条工務店に入社いたしました。」
あらら、意外にも、転職組だったんですねー。
「それまでは、別のハウスメーカーで営業をやっておりました。」
「私ども住宅営業マンは、渡り鳥のようにいろいろな会社を経験するものも少なからずおります。」
わ、渡り鳥ですか、これまた詩的な表現。。。
つまり転職が多いってことですね?
「よく別のハウスメーカーで似たような人を見かけたというお客様もいらっしゃいますが、、、」
ほうほう。
「でも、それは似た人ではなく、たいてい同じ人物なのであります。。。」
あらら。
「流れ流れて、そこにたどり着いた、いわば流れ者でございますね。。。」
な、な、流れ者ですか、そ、そうでしたか。それはそれは。。。汗
「そういう者が多い業界でもありまする。かしこみ、かしこみー。」
そうなんですねー。
でも、話を聞いたら、なんだか切なくなっちゃいました。。。苦笑
これも営業さんの作戦でしょうか。。。
(注 最後のセリフは脚色しています。)
でも、長い納期と、100万円はイタイな。。。
さて、余談が長くなりましたが、結局のところ一条工務店は候補から外れました。
営業さんは誠実で経験値も高く、かなり信頼できる人だったのですが、間取りなどの家の制約事項が多かったのです。
まず、とても長い納期。
今の住林さんとの1年を超えそうな工期を考えれば、大したことないんですが(苦笑)、でも当時は早く仮住まいを脱出したかったので急ぎたかったんです。
半年以内に完成してほしいとお願いしましたが、不可能だということでした。
あと、間取りも、あれこれと遊びたい自分ですから、自由度が低いのはちょっとどうかなと。
そして、最初に契約金100万円以上支払うのもマストだったんです。
これも、譲れない条件だそうです。
ちなみに積水ハウスさんは、「契約金はご相談にのります」ってことだったです。
(結局、契約金の何倍もの現金を後で支払うことになっちゃいましたけどねー。苦笑)
なので、一条工務店さんは、「非常にこだわりを大事にするハウスメーカー」という印象ですね。
だから逆にファンが多く、ブログも多いのかもしれません。
ちなみに住友林業も「こだわるお客さん」が多いと聞きますが、こだわるからこそ「ブログに残したい」って言う要求が出てくるんでしょうかね。
ブログ数の1位と2位ですからね。
というわけで、そんな一条工務店、打ち合わせを進めてみたい気もしましたが、あきらめることにしました。
諸々の理由で積水ハウスに決めたのです。