今回は、なぜ積水ハウスの3階建て(マキシオ)の我が家を離れることになったか。
そんな話を書きたいと思います。
住林さんで建築が決まりましたが、それまでの経緯について少しお話しします。
家は3回建てないと理想の家にならない
『 家は3回建てないと理想の家にならない』といいますが、そんなことはありません。
よく勉強して、希望をハウスメーカー(または大工さん)に伝えれば、理想の家は作れます。
自分も今回の住友林業の家で4回目なのですが、1回目の家は、いきなり、理想に近いものになりました。
え?「理想に近い」?
完璧じゃなかったの?
まあ、何事も完璧は不可能です。
だいたい満足だったら、一般に「家づくりは成功」と言って良いのではないでしょうか。
ほぼ理想の家と言っても良いのではないかと思います。
それに、未完成部分を残しておくのも、住み始めてからの「お楽しみ」にもなりますしね。
実際、1軒目の家は毎年というくらい、手を加えていって、徐々に完璧に近づけていきましたし。
新築時に一番重要なのは家じゃなく土地!
しかし、落とし穴はあります。
それは土地です!
今回の失敗の理由は「家」じゃなかったんです!土地なんです!
最初は家が悪いと思っていました。
でも、家って言うのは、土地の形状によって左右されるもので、
その依存度は8割くらいあると思うんです。
土地選びは大切だというのは、なんとなくわかっていたのですが、
当時は少し軽く考えてしまっていたのかもしれません。
ところで、1回目のマイホームは、自分一人用の家でした。
ふと思い立って、脱サラして独立開業するのと同時に田舎暮らしを始めたのですが、
その時は350坪の敷地に20坪程度の平屋を建てたのです。
建ててくれたのは地元の大工さんですが、はっきり言って、ほとんど希望は出さずにお任せでした。
それでも、ほぼ理想の家になったのです。
これには(今思えば)土地の要因が非常~に大きかったのですが、
その時は、そんなことは知る由もありませんでした。
田舎から都会に出て感じる不便さ
2回目のマイホームは、積水ハウスの3階建てを、妻と二人暮らし用として建てました。
田舎から街に出て、賑やかな土地を購入しました。
広さも50坪程度で、田舎暮らしの時の350坪から比べたら、半分の半分の半分という、とても狭いものでした。
(絶対的には狭くはないのですが、1軒目と比較すると狭いという意味です。)
でも、街ですから、徒歩圏内にコンビニ、JRの駅、ファミレス、本屋、DVDショップなどなど、なんでもあります。
狭くても、利便性を考えれば、十分にバランスが取れると思っていました。
実際、本当に便利です。
だって、田舎暮らしの時は、コンビニに行くのに車で5~10分くらい走りましたからね。苦笑
3階建ては思ったより住みにくい
そもそも土地が狭いということもあり、いろいろ考えました。
しかし、家を3階建てにして、庭を有効活用したつもりだったのですが、それでも車を3台置くと庭では何もできません。
土もないし、芝生もないクローズ外構でもないので、犬たちも放せません。
眺めの良い3階建てでしたが、眺望は確かに良いんです。
富士山も見えますし、夏は花火も見えます。
でも、3階建てに慣れてない自分にとって、その住みにくさは予想を超えていました。
フロア間を行ったり来たりするのは面倒ではないし、階段も疲れたりはしないのですが、無意識的にフロア間の壁を感じるのです。
結果的に、ワンフロアの時よりも家の中で歩く時間がへりました。
平屋のときは1時間仕事をしたら、庭をブラブラしてましたが、今はもう半日座りっぱなしです。
一日で、犬の散歩のときくらいしか、外に出なくなってしまったのです。
バルコニーも騒音と排ガスだらけで、長居してボーっとするようなスペースでもありません。
閉塞感で、ストレスがたまり病気になりそうで、だんだんと嫌になってしまったのです。。。