きづれパネルは本当に頑丈なのか?(構造立ち合いの話)

今日もまた工事の途中経過のご報告です。

基礎工事まではあまり変化のない新築工事ですが、基礎工事以降の工事のペースは速く感じます。

日に日に、家の形がどんどんできていくという印象です。

今回は、構造立ち合いと、「きづれパネル」のお話。

きづれパネル」って、なんとなく大丈夫かなと思ってしまう自分がいるのでした。。。

 

ホームセンターで売ってるラティスはフェンスとしては微妙

何年か昔、田舎暮らしをしてた時に、庭に犬を放し飼いにしようと思いまして。

とはいえ、300坪以上をぐるっとフェンスで囲むのは、大変なコストがかかります。

いやそれに、外構業者さんにフェンスを作ってもらうほどのことでもありません。

そこで、ホームセンターでラティスを買ってきて、ぐるっと囲んでみました。

数年前の凛々しいコロリさんがこっち見てます。

このフェンス、結束バンドで止めてあるだけで、すごくお手軽に作ってます。

ただ、このラティス自体の強度がイマイチでして、風雨にさらされると、1年ももたない印象です。

格子が外れたりして、日に日にバラバラになっていきいます。。。

 

きづれパネルの実物はかなりゴツイ印象

さてさて、他社さんでは、構造用合板とかを壁に貼り付けたりしてますよね。

一方で住林が壁に貼るのは「きづれパネル」ということで、先ほど書いた、田舎で使ってたラティスが思い浮かびました。

なので最初は、かなり不安がありました。

でも、設計士さんが言うには、構造用合板よりも強くて機能性も高いそうで。

とはいえ実際に見てみるまでは、なんとも言えなかったんですが、間近で見て「なるほどー」と思いました。

格子上になっている1本1本の板は、ホームセンターのラティスの格子板の5倍はあろうかというくらいの厚みだったのです。

てっきり、ベニヤ並みにペラペラなのかと思ってました。苦笑

しかも、格子は接着剤で強固につながっており、無理にはがそうとすると木材の繊維がバリっとはがれるくらい強く接着されているそうです。

なので、ホームセンターのラティスみたいに、バラバラになることはありません。

 

とはいえ 「ん、接着剤!? 大丈夫?」って一瞬思ったんですけどね。苦笑

でも、上の写真を見てわかると思いますが、格子の板が1本ずつ両端で釘で固定されているのがわかります。

これなら、接着剤がなくても1本ずつカッチリと固定されます。

設計さんが筋交い並み(以上?)の強度が出ると言っていた理由が分かった気がしました。

これは工事中の現場は見に行くべきだな、「見て納得だ」という感じでした。

 

構造立ち合いと木完立ち合い

さて、工事中の現場におきましては、途中経過のチェックということで生産担当(現場監督)さんと一緒に「立ち合い」をする機会が設けられています。

構造立ち合いと、木完立ち合いの2つあるそうで、最初の「構造立ち合い」に行ってきました。

だいたい下の写真くらいの完成度で、構造立ち合いとなります。

構造立ち合いの日は、ついに我が家も住林シートで覆われていました。

垂れ幕に、きこりんが1匹いますが、納期が遅れると、やっぱり垂れ幕から飛び出て工事を手伝ってくれるそうです。

納期が遅れまくってる現場は、きこりんが2匹になっているのも有名な話ですね。

 

構造立ち合い(1階)

さっそく工事中の我が家を拝見。

おー、さっそくこちらの玄関土間、広々して期待通りですねー。

こちらは、書斎から見た玄関方向。

写真中央上あたりに3つの木枠が作られてますが、これはニッチのための枠です。

「職人さん泣かせのニッチ」と言われているらしく、ニッチって作るのにすごく手間がかかるそうです。苦笑

こちらはLDKを北側から眺めた写真です。

こちらも今のところは十分な広さに見えるのですが、ソファや物が配置されたらどうなるでしょうか。

ドキドキしますね。

3連のサッシもいい感じで取り付けられています。

思ったより窓のサイズが大きくて、掃き出し窓じゃなくても、これなら採光は十分ですねー。

 

整理整頓された現場

次は、キッチンを見てみましょう。

おっと、、、なんとキッチンカウンターが職人さんの道具掛けになっています。笑

その背後には、ごみの種類別に分別してゴミ袋が壁にかけてあり、とても整理整頓された、現場になっています。

こういう丁寧なところは、さすが大手ハウスメーカーです!

自分もモットーにしてますが、「何事も、ひとつひとつ丁寧に」やるのが、仕事の基本ですね。

 

さて、こちらの写真は、キッチン側から、テレビボードあたりを眺めたものです。

ビッグコラムの両サイドに、柱と板を使って広い壁面を作り、ビッグコラムが壁と同化してます。笑

そしてここに、ウッドタイルが貼られる予定です。

超・楽しみ!

 

その他、家の構造について

さて、部屋を見て感動するのはさておきまして。

生産担当さんに説明頂いた構造の話も、せっかくなのでもう少ししたいと思います。

きづれパネルに貼ってある白い紙、これは透湿防風シートです。

かなり丈夫で、手で破ろうとしても絶対に破れないそうです。(ほんとか?)

とにかく、めちゃくちゃ丈夫であることをアピールされてました。

こちらは、床下の配管など。

うん、配管ですね、配管としか言いようがない。

こんな感じになってたんだという感動も特になく、配管だなあと思いました。

そして、こちら、気になるポイントのひとつだった断熱材です。

このポリスチレンフォームを床に2枚重ねて敷くそうですが、以前は1枚だったらしいですね。

今は仕様がレベルアップして2重になったそうです。(4地域断熱相当というやつです)

他にも細かい工夫がしており、ビッグコラムの先端の金物部分は、下の図のように白く覆われています。

結露が付く可能性があるので、それを防ぐためらしいですが、こういう細かい配慮が安心を感じさせます。

 

構造立ち合い(2階)

さて、次は2階です。

階段がまだできてないので、仮の階段で登っていきますと、二階の梁には火打梁金物が入ってました。

全てに入っているわけでなく、ポイントごとに入ってます。(全部入れればいいのに。)

こちらは、寄棟屋根の真ん中部分です。

寄棟の家って初めてなんですが、こういう形に木が組まれてるんですねえ。。。

こちらは妻の書斎です。

畳フロアと物干しもあるので、家事ルームも兼ねているのですが、恐らく我が家で一番、上質で贅沢な感じの部屋となる予定。笑

(個人的にはセカンドリビングにしたい。。。)

 

二階建てにしてよかったと思ってしまった・・・

今回、紆余曲折ありつつも、平屋から二階建てにプラン変更になりました。

でも、かーなーりー、二階建てにしてよかった! と思ったことがあります。

それは、この眺めの良さ。

モザイクと住林シートでわかりにくいんですが、眺めがすごく良いのです。

ウチの土地は分譲地ですが、分譲地全体が高台になっており、しかも南側が開けているので見通しが良いのです。

ただし、なだらかな坂ですので、バルコニーから見える道路あたりと家との高低差が思ったよりあります。

なので、2階からの眺めというよりも3~4階くらいの高さに感じます。

まあ、これも二階建てにしてよかったポイントの一つですが。笑

 

というわけで、今回は構造立ち合いのご報告でした。

積水ハウスの時は工事中はほとんど見に行かなかったんですが、やっぱり現場に見に行くとワクワク感がまったく違いますね。

もう待ち遠しくて待ち遠しくてたまらなくなってきました。笑

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