住林さんの新築工事も終わりに近づいてきておりますが。
そういえば、間取りのご紹介をしていないことに気が付きました。
間取りが確定したらご報告をしようと思ってましたが、
工事の様子が楽しすぎて、すっかり忘れてました。
ただ、間取りはセキュリティのことを考えると、
あまり公開したくないというのもありますが、
でも、いちおう監視カメラやセコムのセンサー付けてるので大丈夫かな?笑
というわけで、皆様の参考になればと住林さんの間取りを公開しようと思います。
間取りで工夫した点なども、かいつまんでお話しします。
目次
間取りの全体図と坪数をご紹介
まずは、1階の間取りです。
って、スミマセン、住林さんから提供の図面ではなく、
マイホームデザイナーの間取りで失礼します。。。苦笑
そして、2階の間取りはこちらです。
カラーでなく、グレースケールでスミマセン。
広さは、約34.5坪の総二階ですね。
当初は約30坪での提案でしたから、そこから5坪弱ほど増えました。
本当は田舎暮らししていたときの家と同じ40坪以上の広さがほしかったですけど、
外構などとの予算の兼ね合いもあるので仕方ありませんね。
でも、建築工事現場を見る限り、十分な広さではあります。
ちなみに住林さんからは「夫婦二人で30坪なら十分な広さです」と言われてましたが、
ウチはタヌコとコロリがいるから4人なのです!
といいつつ、犬どもの部屋はないですけどねー。
シュンとするタヌコロたち。
極力オープンにして広く見せる間取り
今回の間取りのポイントは、極力部屋と部屋の仕切りをなくして「オープン」にすることでした。
もともと、家の間取りは「ワンフロア」な感じが個人的に大好きなのです。
例えば、「3LDKに住むなら、広い1LDKに住むよ」って考え方ですね。
もっと簡単に言うと、ワンルームマンションが大きくなった感じが好きなのです。
ま、それを可能にしてくれるのが住友林業のビッグフレームですね。
でも、ワンフロアな家の作りも、一人暮らしならまだしも、
さすがに家族がいるのにLDKと寝室だけの間取りは現実的ではありません。
なので、扉を全開にすることで部屋と部屋をつなげられるようにしました。
例えば、和室とLDKのあいだの扉は3枚の障子ですが3枚とも全部片側に寄せてフルオープンにできます。
玄関と和室との障子はフルオープンではありませんが、
3枚とも片側に寄せて障子2枚分の幅を開放することができます。
なので、玄関、和室、LDKと、ぐるっとつながった間取りとなっています。
ちなみに、LDKと和室のあいだの障子の上の壁は取り払ってます。(下は工事中の様子です)
こうすることでLDKと和室の天井がつながるので、
空間の連続性、つまり広がりを持たせることができます。
ここは完成したら改めてご紹介します。
(ていうか某展示場に同じ仕様がありますが・・・。)
リビング(LDK)の広さは悩みに悩んだのですが・・・
とはいえ、LDK自体も本当は20畳くらいほしいなと思っていたんですよねー。
しかし実際は17.5畳。。。
LDKは一番重要な部屋なので、かなり広さには悩みました。。。
でも建築工事現場での体感的な広さは全く問題なくて、かなりホッとしてます。
って、そもそも、17~8畳あれば広さに問題あるわけないんですけど、実際に見てみるまでは不安ですからねえ…。
でも、万が一、念には念を入れて、LDKも広く見える工夫をしています。
上の図で言うと、テレビの右側です。
階段の3段目くらいまで壁がないので、
その分だけ奥行きが出て階段スペースもLDKの一部のようになっています。
テレビの左側も壁を抜いてますので、
テレビの背後のウッドタイル壁だけが浮いてるように見えます。
つまり、実際のLDKの壁はウッドタイルのところなんですが、
その一つ奥の階段の壁がLDKの壁のように錯覚して広く見えるのです。
奥の壁までLDKだと仮定すると、20.5畳くらいになるのです!
というわけで錯覚を利用して目標達成。笑
それに、この見せ方もかなり面白いというか気に入ってます。
完成が楽しみです。
エントランスクローク(シューズクローク)はあきらめた
さてさて、次の間取りポイント。
エントランス(シューズ)クロークをどうしようか?っていう問題があったのですが。
まあ、エントランスクロークはちょっとした憧れでしたしねー。
でも結局、今回はあきらめることにしました。
理由は、収納よりも見た目の広さを優先した結果です。
実際、玄関ホールも合わせれば4.5畳くらいはあるかなと。
実際、家に入ると広がりがすごいですよ。
まあウチは小さな子供がいませんから、
靴が脱ぎ散らかされて見苦しくなることもないので、大丈夫かなって思ってます。
それと、MTGスペースとまではいきませんが、
ちょっとした椅子とテーブルを置きたいなと思ったのです。
こちらの、インテリアフェアで購入した小さなテーブルです。
5分くらいの来客とか、または急な来客でLDKとか和室を片付けるまで、
玄関で座って待ってもらうとか。
今回、MTGスペース(ていうか客間)は隣接する和室に持っていきましたから、
玄関に置くのは、ちょっとしたテーブルとチェアでいいのです。
椅子もインテリアフェアで購入した「背もたれ」の無い「きこりん椅子(by 生産担当さん)」でOK。
とはいえ、これらを置こうと思ったら、やっぱりそこそこ広くないとダメですからね。。
というわけで、シューズクロークを削ることにしたのです。
お風呂を2階に持っていく間取り
次の間取りポイントは、やはりお風呂の位置でしょう。
限られた1階の面積で色々と詰め込もうと思うと、スペースがまったく足りません。
なので、お風呂や脱衣所などのスペースは2階に持っていきました。
こうすることで、プライベート空間を二階にすべて持っていけるというメリットもあります。
ちなみに2階用のユニットバスは少々割高ですが、
下記記事の通りビックリするほどの差額ではないのでオススメです。
そして空いたスペースを玄関土間や書斎スペースに費やします。
ただし、「手洗いカウンター」はトイレと兼ねることにしました。
「手洗いカウンター」は、ある意味で「見せる」手洗いなので、
玄関ホールに独立して露出させた方がよかったんですが、やむを得ませんね。
でも、女性にとって手洗いは個室になっていた方がいいかな?ってのもありますよね。
だって、鼻毛とか出てたら個室の方が抜きやすいですよね。
個室ならハナクソもほじりやすいですから最高だと思うんですよね。(おい!)
玄関に隣接する和室、押入れかと思ったら書斎の間取り
1階の間取りには「やりたかったこと」がたくさん詰まっています。
とくに玄関に隣接する和室は絶対にやりたかった間取りです。
玄関に入ってすぐに障子が見えるって格好いいなと。
そして、障子を開けると和室があり、
さらに奥には床の間が見えるという、うーん、素晴らしい!
と自画自賛してますが、本当にこれ、やりたかったんです。
もうひとつ、最初の頃は想定してなかったサプライズ間取りがあります。
それは、和室の押し入れを開けたら書斎が出てくるというドラえもんもビックリな仕様。笑
秘密基地とまではいかないかもしれませんが、
これで締め切って、こもって仕事ができます。
お客さんと電話してる時、
たまに隣で犬が「カー!」とか痰を履くような音を出して、
非常に気まずいんですが、それもこれで解消です。笑
音や周りを気にせず仕事ができます。
他にもいろいろ間取りの工夫
他にもいろいろ間取りを工夫しました。
例えば上述のごとく書斎スペースは、
本来なら布団などの収納のための押し入れスペースですが、
めったに宿泊するお客さんは来ないので、
お客さん用の布団を常に客間の収納に置いておく必要はありません。
なので、押入れは不要だと思ったのです。
同様に、もう一つの収納スペースも「コート掛け」にしてしまうためハンガーパイプを取り付けています。
玄関先にコート掛けがあるって便利ですからね。
あと、和室には掘りごたつも付けました。
年に1度あるかないかですが、お客さんがたくさん来た時に、
リビングに座る場所がない時は和室に座ってもらおうと思いました。
和室の障子をフルオープンすれば、リビングと一体感が出ますし、テレビも見えます。
という感じで、和室は客間だったり、リビングの一部だったり兼ねることができるようにして、
部屋を有効に使い、スペースを節約しています。
ちなみに和室には雰囲気づくりのため「床の間」を採用しています。
こちら、工事中の様子です。
完成までのお楽しみ。。。
ですが、、、わかりやすように住林さんのパンフ(↓)を貼ります。
これをそのままイメージしてますが。。。
でも、さすがにここまで豪華な和室にはなりません。。。
まあ、それなりに雰囲気が出ればいいかなあと。苦笑
1階と2階の面積のバランスが難しい
さて次は2階の間取りのご紹介ですが、その前に、
平屋の間取りと比べて、総二階の間取りは難しいという話をさせてください。(愚痴?笑)
2階を工夫しまくってあれこれ盛り込もうと思うと、1階の面積もつられて膨れます。
逆に1階に盛り込んで2階を減らすという逆パターンならいいんですけど、
それだと総二階のコストメリットが生かせず予算がかさみます。
そのため、1階と2階で同じくらいの面積を維持しつつ間取りを考えなければなりません。
というわけで、どの部屋をどの階に持っていくか、非常に悩ましいのです。
今回、総二階にしてコストを削減しようという試みだったのですが、
やはり1階の面積が膨らんでしまいました。
1階が約18坪強で2階が約16坪強です。
結果、総二階が崩れてしまって、差分の2坪だけ1階が張り出してしまい、その部分に屋根ができてコスト増。
やっぱり最初に面積ありきなのは間取りの組み方としては難しいというか、アンチパターンなのかもしれませんね。。。
階段だけ吹き抜けにした間取り
バランスの難しい総二階。
実は、2階が予想以上に広くなってしまったのです。
それをどうにかしたいなあと思って、最初は下図のように「逆L字型」に広く吹き抜けにしようと思ってました。
吹き抜けは重要な間取り工夫ポイントだと考えていたので、
思い切りよくガバっと開放しようと思ったのです。
畳コーナーがまるっと吹き抜けになる予定でした。
でも、よくよく考えて、もったいないなあと思いまして。苦笑
結局、下のように階段のところだけ抜けるようにしました。
階段部分だけなので、1階から見ると、階段のところまで来て見上げないと吹き抜けがあるかどうかわかりません。
しかし、2階からは階段の壁がない分だけ広々した感じになります。
こんな感じ。
どうせなら階段の上も床にすれば、さらに部屋の面積を増やせたんですが、敢えてそれはやめました。
少しだけでも吹き抜けを残すことで部屋の印象が変わるかなあと思ったのです。
実際、本当に少しのスペースだけですが、こうして吹き抜けを残したら面白い感じになりました。
開放感も出ましたし良かったと思っています。
バスコートのある間取り
次は、二階の水回りの間取り工夫ポイント。
平屋プランの時から、是が非でも成し遂げたかったバスコートです。
バスコートってのは、超・簡単に言うと、お風呂から直接外に出られる仕組みです。
もちろん、お風呂に入る時は裸ですから、
外から他人に見られないようにしなければなりません。
1階のお風呂だと、外構工事で大掛かりな目隠しを作らないといけないですが、
2階ならバルコニーが目隠しになります。
なので、2階にお風呂を持ってきてバルコニーに隣接させるだけで、
はい「バスコート」の出来上がりー。笑
上の写真はバルコニーから見た(養生中の)お風呂です。
大きな窓が付いていますので、ここから出入りができますし、
外の空気に触れつつ露天風呂気分でお風呂に入れます。
(もちろん、ブラインドも付けます!笑)
そして、坪庭とまではいきませんが、バルコニーに観葉植物などを置いてもいいかなと。
ガーデン用の椅子とか置いて風呂上がりにそのまま涼んでもいいですねー。
二階もワンフロアっぽい間取りにこだわった
次の間取りポイントは、二階もワンフロアを意識したことです。
といっても、一階ほどではないのですが、でも、けっこうな大空間です。
下図の黄色い線の部分、寝室と妻の書斎をひとつなぎにすることで1階のLDKくらいの空間になります。
三枚戸を開けて大きな開口部を作ると、約20畳くらいの空間になります。
「それ、なにか意味あるの?」
と言われると困っちゃうんですけどねー。笑
ワンフロアが好きなので、広々した開放感を味わいたいだけです。
でも、こうすることで、南北に風が通るので昼間は寝室の空気を完全に入れ替えることができますし、
寝室に間接的ですが太陽光も入ります。
我が家の寝室は、妻は「ベッド派」ですが「布団派」の僕に合わせて、
二人で布団で寝ることになっています。
布団もベッド感覚でついつい引きっぱなしにしちゃうんですが、
こうして開放されていればジメっと湿っぽくならなくて安心です。
ていうか、布団くらい朝起きたら押入れに収納しとけよって話ですが、
意外と面倒ですよね。。。苦笑
家事ルームのある間取り
次は妻の書斎です。
この部屋はかなり多機能になっています。
書斎としての機能はもちろん、家事ルームにもなっているのです。
ウチはバスルームを二階に持って行ったので、
洗濯機置き場と洗濯物干し場、そして服の収納(WIC)もワンセットで2階にまとめました。
家事導線は一つにまとめた方がいいですが、キッチンと洗濯は切り離せますからね。
さらに、キッチンはパブリックでもOKですが、洗濯はプライベートオンリーですので。
しかし、少しやり過ぎたと思ったことがあります。
それが下の図。
そこまでして洗濯物を乾燥させるかと。。。
あらゆる手段を使って洗濯物を乾かすという、その必要があるのかと。。。
せめて浴室乾燥機はいらなかったんじゃないかなあ・・・って思うんですけどねえ。
妻的には必須らしいです。苦笑
セカンドリビングのある間取り?
2階は完全にプライべート空間です。
泊まりのお客さんでない限りは足を踏み入れることはないです。
ただ、自分にとっても風呂と寝るとき以外は使わないというもったいない空間でもありまして。。。苦笑
ある時、「セカンドリビング」というフレーズがどこかから飛び込んできまして。
「おお。これだ!」と。
いまや、「セカンドリビング」は二世帯住宅だけの間取りではありません。
お風呂に出た後、ちょっとソファに座って冷たいお茶を飲みながら涼むとか。
寝る前にソファに座って本を読んだりニュースを見るとかして、
ウトウトしてきたらそのままスッと床に就くとか。
などなど、就寝前のちょっとしたリラクゼーションスペースになるかなと。
朝起きて、ウトウトしてる時に、
ちょっとソファに座って目覚ましがてらにニュース見ながら冷たい炭酸飲料を飲むとか。笑
いろいろ使えます。
今は(上図の赤枠の部分)電子ピアノが置いてありますが、
隣に小さなソファーなんぞを置けば、はいセカンドリビングの出来上がり!?笑
デスクカウンター下にジュースとお茶だけのミニ冷蔵庫も置いてみたりして。笑
いいですねえ。(しかし、計画倒れ。苦笑)
予想外に広くなった寝室とWIC
さてさて、最後は寝室とWICです。
この2つの部屋は、予想外に大きくなってしまった部屋です。
そもそも寝室は「4.5畳」ほどあればOKでした。
実際、今の積水ハウスの家の寝室は4畳半ですが、寝るだけなので十分な広さです。
逆に広いともったいない。。。苦笑
でも、前述のとおり1階と2階の広さのバランスが微妙でして、
寝室は8畳ほどの広さになってしまったのでした。
そりゃ狭いよりは広い方がいいので、
これはこれで、かなり嬉しいんですけどね。(どっちやねん!)
WICも同様に予想外に広くなり、服だけでなく本棚も装備してあり、色々なものが収納可能です。
例えば、扇風機やカーボンヒーターなど季節の電化製品なども格納できるくらいの広さ。
つまり、書庫や納戸として使えそうな広さになっています。
まあ広いことに越したことはないですが、
もう少し工夫ができたかもしれませんね。
和室にも無垢材を使うための間取りの工夫
寝室には、まだ少し工夫したことがあります。
それは、寝る部分だけ畳にしているということです。
別に部屋の全部を畳にしても良かったんですが、
栗の無垢材を多用したかったのです。笑
というわけで、畳の周りはぐるっと栗の無垢材になっております。
普通の畳だけの和室にするよりも、ちょっとだけ面白いかなって。
あとは、読みかけの本や目覚まし時計、リモコンなどを置くためのカウンターを枕元に設置しました。
寝る前にスマホで皆さんの住林ブログを読んだりしてますから、
スマホ充電場所としても必須です。(寝ろよ。笑)
さあ、というわけで、現在工事中の住友林業の家の間取りを1階と2階に分けてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか、皆様の参考になれば幸いです。
工事が終わったら、改めてWEB内覧会をしたいと思っていますので、お楽しみに!