1回建てただけじゃ家の構造なんてわからない
一人で田舎暮らしをはじめて、1軒目の家を建てるとき、家ができるまでの様子を写真におさめて、自宅に持ち帰っては眺めてワクワクしていました。
しかし、家を作るというのは、超・専門的であり、素人がどうこう評価できるものではないと思っていました。
それから数年後に、妻と一緒になって、20坪にもう20坪くらい増築することになったのですが、その時から、やっと「家の構造ってこうなっているのかあ。」と、なんとなく把握できるようになりました。
※ このブログの中の写真は増築の時のものです
家の作り方(10年前の記憶)
さて、家の構造・作り方ですが、10年前の記憶をたどると、ざっくりとこんな感じです。
(0)基礎を打つ前に土地を掘り返して水道やガスなど配管を準備します
(1)基礎コンクリートをうちます
(2)柱と屋根を大勢の職人さんで一日でいっきに作り上げます(建前と呼びます。めでたい日です。)
(3)細い柱を組んでいって、防水シートみたいなのを張ります。
(4)防水シートの上にサイディングを張ります。(最近の家はその前に構造用合板を張ったりしますが。。)
(5)根太を組んで床に構造用合板を張ります。
(6)壁や天井に断熱材を埋め込み、その上に石膏ボードを張ります。
(7)サッシなどは取り付けます。
(8)ここまでの間に電気や水道など設備関係の配管などを各部屋に回しておきます。
(9)フローリング、キッチンなどの設備、壁紙など
ハウスメーカーでなく、地元の大工さんなので、工程がすこし異なるかもしれませんが、だいたいこんな感じです。
自宅をセルフビルドする人は確かに存在した
そして、この一連の流れを何度か見ていると、家の構造というものがなんとなくわかってきて、「自分でもできるんじゃないか!?」なーんて思えてきます。
(もちろん、各工程には細かいルールや職人技も必要なので、そこはさすがにもっと勉強しないといけませんが。)
例えば、小さなガレージくらいならいけるんじゃないかと。
全部とは言わないまでも、基礎と屋根、外観だけ大工さんにやってもらって、内装は自分でできるんじゃないの?
とか、しばしば思いました。
まあ、時間と根性がなくて、結局何もできませんでしたけど。苦笑
でも、田舎には確かに、自宅をセルフビルドしてる人は何人かいたんですよね。
(バラックみたいな家に住んでいる人もいましたねえ。)
そこは都会とは違って、人目に触れることなく楽しめるのでしょうね。
ハウスメーカで建てるか地元の大工さんで建てるか
大手ハウスメーカーとの違いというのは、こうやって写真を見ただけだとあまりハッキリとわかりませんが、出来上がった時に、その差を実感することになります。
でも、誰に作ってもらうかは、どっちが良い悪いではなく、好み、ライフスタイルの問題かな、とも思います。
だって、どちらの場合も普通に済むことができますからね。
実際、土地が広大なら、家だけでなく、(ビルトインでない)ガレージやショップ用の離れなど、ハウスメーカーで建てたら、ビックリするほどの金額になりそうなプランも、ローコストで建てることができます。
もしも山を買ったら、間違いなく、地元の大工さんに建ててもらいたいですね。笑