そろそろ仕事がヤバくなってきました。
三連休も仕事でしたし、この土日も仕事です。。。苦笑
寒いし、花粉は飛ぶし、あー、もうそろそろ住宅ローン減税のために確定申告しなきゃ。
いやあ、ストレスのたまる季節です。。。
それはさておき、「家を買うのにもストレスがたまるヨ」って話を度々書いてるんですが。
「そんなバカな? ストレスなんかまったくたまらないよ!」
って思っている人もいることでしょう。
今日は、なぜ注文住宅はストレスがたまるのかを実体験からお話ししまして、
その対処法など考えてみたいと思います。
買う家の種類によってストレスはたまらない
そもそもストレスというものは、
「自分の思うようにならない」
という心理状態が長期間持続することで発生するものです。
「自分の思うようにならない」ケースが持続的に発生するのは、どのような場合でしょうか。
そもそも家を買うとなると、その選択肢は限られています。
新築住宅か中古住宅か、一戸建てかマンションか、新築なら建売住宅か注文住宅か?
建売住宅やマンションであれば、予算を決めて時間をかけて探せば必ず見つかります。
抽選もあるでしょうけど、外れればまた新しい物件を探せばよいです。
中古住宅も同じですね、タイミングを逸した時の残念感はありますが、持続するものでもありません。
やっぱ、ストレスがたまるのって注文住宅ならではだと思うんですよ。
新築住宅(一戸建て 建売)・・・・ノーストレス
新築住宅(一戸建て 注文)・・・・人によってはストレス
中古住宅・・・・ノーストレス
マンション・・・・ノーストレス
注文住宅は「家を買う」ではなく「家を建てる」
家を買うというと一般的には楽しくてワクワクするはずなんですが、
注文住宅を買うとなると、「家を買う」というよりも、「家を建てる」ということになります。
この「買う」と「建てる」の差により、ストレスが生じるのです・・・。
当然、ただ買うだけよりも知識が必要になるからです。
実際、何の準備もなく、いきなり家を買おうと思うと、
いろんなことがたくさんあり過ぎて圧倒されてしまいます。
もちろん、建築業者さんはプロですから、誘導してくれます。
でもその誘導にすんなり乗るか、それとも乗らないか、ここで運命が分かれます。
ぼくが1軒目の家を建てた時も、多くのことを決めなければならなかったのですが、
ほぼ、不動産屋さん(建築屋さん)におまかせでした。
というのも、そもそも建築屋さんのセンスが抜群だったのと、
僕の希望はわずかなものだったからです。
例えば、外観は白を基調としたアーリーアメリカン風であればよく、
間取りや内装もこれといった希望もなかったので、ほぼ1発OKでしたしね。
ちなみに設備のこだわりもありませんでした。
なぜか?
それは、それまでアパート生活だったから、水回りもなにもかもすべての設備がレベルアップするからです。笑
これ、デカイですよ。
ところが、その後の僕のように家づくりも2度目3度目となると、
必ず前回よりも上を目指そうとしますから「こだわり度合い」が必然的、かつ段階的に上がって、
どんどん理想と現実のギャップが生まれて、ストレスに変わるのです。
つまり、前々からこのブログで何度も書いているように、
こだわればこだわるほど、ストレスがたまるのです。
そして、このストレスは、カネと時間という「2大要素」に集約することができるのです。
なににせよ「欠乏感」は人の心を乱します。
それは万国共通、人類共通なんです。
とくに、カネと時間は「さらなり」なのです。
ストレス源その1・・・「予算」
注文住宅のストレス源の際たるものは「予算」です。
建売住宅やマンション購入ならば、最初から予算を超えた物件は候補に入れませんよね。
なので、内見に行ったりモデルルームを見たりするのも予算を確認した上でのこと。
楽しい以外の何物でもありません。笑
しかも、契約しちゃったら、それ以降は予算で悩むことが無いです。
当たり前ですねー。
一方で不可解なこと極まりないのが、注文住宅です。笑
最初の段階で、予算の範囲内で収まるはずだから契約したのに、
契約後に予算が足りなくなるという不思議・・・。
なぜ契約の段階で確定したはずの金額が、だんだん増えていくのか?
これはもう怪奇現象ですよ、まじで。。。苦笑
まあ、それもそのはずで、
そもそも契約の段階で全部カッチリと仕様が決まる事なんて、ほぼ無いと思っていた方がいいんです。
「細かい仕様は契約してから決めましょう」なんて営業さんのセリフは真に受けたらダメなんです。苦笑
または、契約時の予算よりも(ケースによりますが)500万円くらいは余裕を見ておいた方がいいのかなって思いますね。
外構もやるなら、さらに予算は上積みですね。
ぼくも積水ハウスの時と、住友林業さんの時の両方とも、契約時よりも予算はドカンと跳ねあがってます。
なので結局、この「予算」ストレスを逃れるには、次の2つの合わせ技しかないなと思っています。
(1)契約前に希望するすべての仕様・設備などを確定させて契約書に盛り込ませる
(2)契約後に予算が増えることを見越して数百万円少ない金額で契約する
注文住宅で成功するには、それなりの自助努力が必要ってことなのです。
ストレス源その2・・・「時間」
最近は、マイホームの情報もブログでの情報発信が増えてきました。
いろんな人がマイホームブログを書いてますから、かなり参考になります。
とはいえ、ぼくのような、ちょっと変わった趣向の人(苦笑)だと、なかなか情報を探すのが大変でして。。。
情報を探すその時間もやっぱりストレスになったりします。
この「コダワリ」によるストレスの源のもうひとつは何かというと「時間がかかる」ということなんです。
これがストレスの2大要素の2つ目です。
「ゆっくりやればいいじゃない」って思うでしょうけど、打ち合わせの時間は限られていますからね。
つまり、契約したら時間に追われることになるのです。
例えば我が家の場合、住林さんからは半年くらい打ち合わせしましょうと言われてました。
ぼくは、「長いな、それなら大丈夫だ」と思ったんです。
でも、期間は長いですが、打ち合わせの回数は限られていますからね。
もちろん我が家は、ブログでも紹介してます通り、比較的多くの打ち合わせ回数を頂いた方だと思います。
そこは感謝していますが、それでも、時間が足りなくなってしまったのです。
結局のところ、いかに契約までに、理想の家を自分の中でイメージしておくか。それが我が家はできてなかったのだろうと思うのです。
そしてそのイメージを詳細な仕様まで落としておくか、
そこもできてなかったんでしょうね。
いや、そこができてなかったら契約するべきではないでしょ?とも思うんですよ。。。
でも、細かい仕様や実際の価格って、見積もりが出て仕様が出るまで分からないし、
そこを事前に自分で調べるのって至難の業ですからね。。。
契約して、細かい打ち合わせをして、初めて知ることや気が付くこともあるんです。
なので、やっぱり、こだわる人は最初からハウスメーカーに、
「打ち合わせに1年くらい時間をくれ」などと伝えておくことが重要なのかなって思いました。
もちろん、それが可能なハウスメーカー、、、ていうか「嫌な顔」されないならいいんですけどね。
というのも、一般にハウスメーカーとしては、決算を意識した誘導をします。
例えば、9月とか3月に完工を持って行きがちなのかなーって思います。
また、繁忙期には人手が足りなくなりますから、その時期は対応が雑になりますし打ち合わせも飛び飛びになります。
そんな時は打ち合わせを避けたいですよね。。。
こういった先方都合の日程に流されない、振り回されないということも重要かなって感じます。
よって、この「時間」のストレスを逃れるには、つぎの2つの合わせ技が有効かなと思います。
(1)契約するまでに、可能な限り理想の家の仕様を詳細にまとめておく
(2)あらかじめ1年とか長めの打ち合わせ時間をとってもらうよう依頼する
(1)は「予算」ストレスの対処法とも重なりますね。
なので、いかに事前にマイホーム計画を立てておくかということが重要になってくるのです。
他にも注文住宅の家づくりに伴うストレスと言うのはたくさんあると思うんですが、
大きく、この2つに集約されるのかなって思っています。
まあ、本当は、対人ストレスってのもあるんですけどね。
担当さんが頼りない、約束を守らない、知識が全くない、言葉遣いが悪い、などなど。
でも、これは大きな問題ではないというか、まあ、運が悪かったというか、ハズレですから、
担当さんを変えてもらうか、または縁がなかったと思ってそのハウスメーカーを諦めるしかないかなーって思います。
というわけで、注文住宅のストレスについて今日は書いてみました。
参考になれば幸いです!