今月末は納期やら決算事務やらで、ブログを書く時間もありませんでした。
でも3連休なので少しホッとしていますが、連休後半からは所用で数日ほど実家に帰らないといけません。
通常、土日とかの休みは遅れている仕事のリカバリーの日ですが、10月は、あんましリカバリーできませんでした。
とまあ余裕のないこと言ってますが、自営業なんていうのは、こんなもんです。
今となってはサラリーマン時代が懐かしい。苦笑
目次
買ってしまった土地をまだ数回しか見てない件
そういえば、前回のブログを書いてから、家のことは全く頭から消えてました。
でも、ちょっとだけマイホームモードになったら、ふと土地のことが気になってきました。
前にも書きましたが、この土地、1回だか2回くらいしか見てないのに買っちゃったんですよ。
あれこれブログで能書きを書いているくせに、何やってるんだかって感じです。
でも、もともと今の土地に住む前に、妻が「こっちのほうが自然が多くていいんじゃないの?」って言っていた土地なので大丈夫かなってのもあるんです。
が、、、1つ確認してないことがあったんです。
それは、土をシャベルでザックリと掘ってないこと。
いや、ふつう土地を買う前に掘らせてください、なんて言わないですけどね。
でも、1mくらいはザクザクと掘れるか確認したかったのです。
1軒目の土地があまりに固い粘土層だったんでトラウマなのです。苦笑
「岩盤だから地震なんかビクともしないよー」の罠
1軒目の土地は350坪で超広い。
隣家はあるけど、プライバシーが確保できる十分な広さ。
そして、不動産屋さんも近所の人も口をそろえてこういうのです。
「この辺は岩盤だからね、地震なんか来てもビクともしないよ!」
その時は2005年なので東北の震災前でしたけど、安心でしたね。
余談ですが、実は田舎暮らしする前、「この辺は大地震が起きたら津波が来るんじゃないか」とビクビクしてたんです。
不動産屋さんに「この辺に津波は来ますか?」と聞いたら
「こんな山奥に津波なんか来るわけないよ。あはは。」なんて笑われてしまったくらいです。
確かに山奥でしたが(苦笑)、でも、その時は、津波が来るんじゃないかと、ちょっとビビってたんです。(勘が良かったのかな?)
でも実際、東北大震災の時は「震度4か5弱」だったと思いましたが、薄型テレビの上の細~いところに安定悪く飾っていたコイツらが床に落ちてただけでした。
他は何も壊れてないし、なんにも物が床に落ちてないし、本当に震度4(5弱)だったのだろうか??
と不思議なくらいでした。
さすが近所の人が「地震に強い」というだけのことはあるなと。
岩盤ってことは、土を掘れないんですよね
ウチの実家は父親が毎週日曜とかにNHKの「趣味の園芸」とか見ながら土いじりをする人でした。
それをみて、「何をつまんないことやってるんだろう。」と子供の時は思ったものです。
とはいえ不思議なもので、田舎に来たら自分もやってみようと思っちゃったんですよね。
でも、最初に出会ったのがこの土地です。
「土を掘るってこんなに大変な事なのか!?」
まず最初にこう思ってしまったのです。
そうですねえ、まあ、30センチも掘れません。
へたしたら10センチくらいで、ガツン! と硬い粘土層にぶつかってストップです。
ていうか、土地全体が粘土層で、表面に風化した土や砂がある程度なのです。
でも、最初に土に触れたのがこの土地でしたから、これが普通だと思っちゃったんですねえ。
なので、校長先生と芝生を植えるときに「まず耕せ」と言われて早々にバテて酸欠になってダウンしたんですが、土地が異常だったのです。(と、土地のせいにする。苦笑)
結局ダンプで数台分の土を入れて地盤改良したんですが「土地ってそんなもんだ」と思っていたのです。
別荘の土地の掘れること掘れること!
で、「脱」田舎暮らしで今の家に引っ越してきてしばらくして、また田舎が恋しくなり別荘を買います。
3軒目の家ですね。
しかし、土に触れてみて、もうびっくり。
めちゃくちゃ掘りやすい!
その時思いましたね、
「なんだ、本来は、こんなに簡単に木を植えられるんだ!」
だって今までは植えるどころか穴を掘るだけ30分はかかりましたからね。
ところで隣の畑によく爺さんが野良仕事をしにやってくるんですが、「オマエの土地は根切りしなきゃだめだ!」とかちょくちょく話しかけてくるんですよ。
「根切り」というのは植物の地中に深く埋まった値を切るという意味です。
なぜなら、隣が竹やぶで竹も生えてくるわ、たぶん「葛」とかいう雑草なんでしょうけど、すごく根を張って刈っても刈ってもすぐ増えるんです。
表面だけ刈っても、再び根からどんどん生えてくるという雑草みたいで。
竹もすごいです。
せっかく植えた芝生の下からズンズン伸びてきます。
最初、それを見て「うっそおーん。」って思いました。
いやもう、ヤバイっすよこれは。
「竹藪のヤバさはマジで異常。」と思いまして、こりゃなんとかせねば「家も竹にやられる!」と。
でもね、こういう「土の良い土地」は、逆に根っこをしっかりと地中まで張る植物が、グングン育っちゃうんってことなんですよねー。
どれくら穴を掘りやすいかというと・・・
ところで、隣の爺さんのすごいところ。
「その竹藪の半分を畑にする」とか言って、竹を刈りだしたんです。
でも「竹の根っこ」が残ってますよね。
どうしたかというと。。。
なんと、それを鍬とシャベルで掘って更地にしちゃったんです。
しかも一人で、人力で。。。
100坪以上は余裕でありますよ。。。
こんな感じです。
いやもう、パッと見て70過ぎくらいの爺さんです。
すげえなと。
しかも、もっとすごいのは、自分の身長くらいの穴を掘って竹の根も一掃しちゃったんです。
こんな感じ。
すごいですよ、ある晴れた休みの日に、別荘に行ったら、隣に大穴が開いてるんです。
「なんじゃこりゃ」と思いました。
また、ヤバい土地を買っちゃったなと思いました。苦笑
でも、それは竹藪を駆除した跡だったんです。
そしてそのあと爺さんは、その辺のゴミから拾ってきたようなトタンの板とかベニヤの板で、掘った穴の周りをぐるっと囲って、根が侵入してこないようしてました。
なるほどねえと。
さ、オレもやってみよう ♪
というわけで、「爺さんができるんだから、オレもやろう」と思いまして。
掘ってみましたよ。
そしたら、ザクザク掘れまして、あっというまに自分の身長分くらいの穴が掘れちゃったんです。
すごいなこれはと。
案の定、掘った穴の壁の横から竹の根がニョキニョキ出てまして、竹は怖いなと。
その根をシャベルでぶった切りながら掘り進んでたんですが。
だいたい自分一人が埋まるくらい掘ったんですが、いやー、やっぱり疲れますね。
一日かかって自分一人が埋まるくらいの穴です。
爺さんは何日かかったのかわかりませんが、100坪くらいの土地を掘ったわけですから、竹だけでなく、あの爺さんのヤバさも異常だということが分かったのです。
でも、穴を掘ってから、ふと思いましたね。
こうして、たまの休みに人のいない田舎の別荘に来て、人ひとりが埋まるくらいの穴を掘っている自分。
「死体でも埋めてるんじゃないかとか思われたらどうしよう!」と、ふと思いまして、根を切った後、早々に埋め戻しました。
なんだよ、なんも悪いことしてないのに!!苦笑
でも、1軒目の家でこれだけの穴を人力で一人で掘ろうと思ったら、不可能ですからね。
というわけで、皆さんも、新居でガーデニングをしたいなあと思ったときは、土地を買う前に「土の状態」をよーく見ておきましょう。苦笑