だいぶ温かくなってきました。
雨の日と温かい晴れた日と交互に続いて、
そろそろ今年も本格的に春が来た感じがします。
北陸などの雪国の人々は、雪の積もった白一色の景色から、
ぱーっと街にカラフルな色があふれると春を感じるそうですが、
雪国でなくても我が家の庭も急にカラフルになり、激しく春を感じます。
ところがですね、
我が家で不思議な現象が起こっているのです。
なんとっ!
ハゴロモジャスミンの花が咲かないのです!
「知らんがなー」って声も聞こえてきそうですが、
1年待っても2年待っても、まったく咲く気配がないのです。
実はこれ、我が家にとっては深刻な問題なのです。笑
というわけで、なぜ深刻な問題なのかという理由と、
なぜハゴロモジャスミンの花が咲かないのかという話です。
がっ、ついに今年は咲きそうなので、現在の様子もお送りします~。笑
目次
フェンスをハゴロモジャスミンで緑化したい
我が家は昔からの読者さんはご存知の通り、
住友林業さんで家を建てたのですが、
外構だけは住林さんではなくて地元の外構業者さんにご依頼しました。
外構の話はこちらのブログなどに書いております。
外構工事の際に、家の周りをぐるっとフェンスで囲ってもらったのですが、
メインのフェンスがこちらになります。
入居当初の写真ですが、横桟のダークブラウンのフェンスです。
シンプルながら我が家の外構にマッチしており、けっこう気に入っています。
ただ、僕は緑(植物)が大好きなので、
可能な限り緑を増やしたいなあと思ってまして、
フェンスにも緑を添えることにしたのです。
モッコウバラをフェンスに這わせる
フェンスに緑を添えようと思ったのは、
もう一つ理由があります。
それは目隠しのためです。
このように、フェンス越しに通りを歩く人が見えるくらい、
フェンスの透過度が高いので、もう少し視線を遮りたかったのです。
そこで考えたのがモッコウバラです。
その時の話はこちらのブログに書いております。
※ もちろんモッコウバラは落葉樹ですので、
1,2月は葉が落ちてしまって目隠しにはなりません。
でも3月に入ればあっという間に緑のワサワサが復活しますので問題はないです。
ハゴロモジャスミンをフェンスに這わせる
ところで、我が家には同様の横桟フェンスがもう一つあります。
それは庭の真ん中に設けた目隠し兼休憩スペースです。
設計図では、このように小さなステージのようになっています。
夏の間はこのようにタープを屋根として張ってます。
写真では少々わかりにくいですが、ベンチの背後に横桟フェンスがあります。
ここにも何か「つる性」の植物を這わせたいなと思ったのです。
そこで考えたのがハゴロモジャスミンです。
ハゴロモジャスミンはつる性の植物ですので、フェンスに這わすことができます。
さらに甘い香りの白い花が咲くということで文句なし!
早速ホームセンターに探しに行ったのでした。
ハゴロモジャスミンの特徴
ハゴロモジャスミンって聞いたことがない人もいると思いますが、
ジャスミンの一種です。
ジャスミンといえば「ジャスミンティー」があるくらい、
香りの良い植物です。
ただし、お茶になる種のジャスミンって、
元は熱帯の植物でして耐寒性がならしく、
日本で屋外での地植えは厳しいみたいなのです。
(寒くて枯れちゃうって意味です。)
その一方でハゴロモジャスミンは耐寒性もあって、
もちろん、夏にも強いということで育てやすい植物なのです。
さらに香りも強いということで割と人気があるみたいで、
日本でジャスミンといえば、ハゴロモジャスミンのことを指すみたいです。
ハゴロモジャスミンに毒は無い
ところで、ジャスミンには毒があるって言う人がいるんですが本当でしょうか。
確かに調べるとジャスミンティーは犬にとって危険とありますが、
それはジャスミンティーはジャスミンだけじゃなくて「茶葉」が入ってるので、
茶葉のカフェインが犬にとって危険だという意味なのです。
ジャスミン自体に毒はないようです。
ただし、ジャスミンはジャスミンでも、カロライナジャスミンという種類の、
いわゆる偽ジャスミンと呼ばれるものが存在するらしく、
このカロライナジャスミン(イエロージャスミン)は毒みたいです。
同じジャスミンと名が付くからと、
お茶にしてみようと飲んだ人が中毒になるほど危険みたいです。。。
だったら犬であればなおさら危険ですね。
我が家にはタヌコさんという犬がいるので、
犬にとって毒である植物は植えないように、
いつも花を買う前は注意しています。
ホームセンターではレジに行く前にスマホでググって毒のチェックしてます。
まあ、実際のところ犬もわかっているのか、
毒のある植物をかじったりはしませんけどね。
昔、田舎暮らししていた時に、コロリさんという老犬がいたのですが、
当時は犬に毒のある植物とかの知識に僕は乏しくて、
平気で猛毒のスイセンとかバカスカ植えていましたけどね…。
でも、何があるかわかりませんので、毒のある植物は植えるのは避けましょう。
とりあえず、ハゴロモジャスミンは犬にとって安全ですので大丈夫です。
ハゴロモジャスミンは増えすぎるぞ!苦笑
先日、植えてはいけない植物というブログ記事を書きましたが、
なぜ植えてはいけないかと言うと、その主な理由は制御不能なくらい増えすぎるからです。
でも、このハゴロモジャスミンも上で書いた植物に負けないくらい繁殖力が旺盛です。
とはいえ制御不能になるほどではないので問題はないですけどね。
実際に植えてから現在までの経緯を写真でご紹介しましょう。
下の写真の左側に小さく植わってるのがハゴロモジャスミンです。
買ってきた当時は白い花が咲いてました。
ちょうど同じタイミングでモッコウバラも植えたんですが、
ハゴロモジャスミンはモッコウバラに比べて本当に小さい苗だったです。
これが大きくなってフェンスまで登ってくるなんて、
この時は想像できませんでしたね。
成長途中の冬とかで枯れちゃうんじゃないかって不安でした。
がっ!
この小さい株が、植えた年の年末にはこの通り、
もうこんなにワサワサとしてきたのです!
そして翌年の春にはこの通り。
ついにフェンスの高さにまで「つる」が到達しまして、
成長の良さに驚いたものです。
ところがですね、春になっても、いっこうに花が咲く気配がないのです。
これだけ大きくなって、しかもワサワサになって、
さぞかしたくさんの花がパーッと咲くかと思いきや、
まったく咲かなかったのです…。
結局、昨年はあきらめまして、今年こそはと期待。
ついにフェンスを緑化し始めましたしね。
ちなみに、つるがめちゃくちゃ伸びます。
ついに横の花壇にまで侵入してきたので、
ざくざくとつるを剪定して全体的な形は整えてはおります。
(ま、これが後々になって良くないことがわかるのですが。苦笑)
ハゴロモジャスミンの花芽は秋~冬にできる?
さて、今年も春になりましたが、
やっぱり花が咲く気配はありません。
ていうか、パッと見て花芽がないのです。
ハゴロモジャスミンは秋から冬にかけて花芽ができるそうですが、
そもそも冬の時点で花芽らしきものが見当たらなかったのです。
このようにフェンスに沿って4つほど植えたハゴロモジャスミン。
フェンスの上まで到達したのはいいのですが、
このまま春に花が咲かないとイマイチ絵になりません。
ていうか、ただ「廃墟感」だけが出てしまってますよねー。
これが最初に書いた我が家の大問題なのであります!
って、ちょっと大げさでしたかね。笑
ハゴロモジャスミンの花が咲く条件
なぜ我が家のハゴロモジャスミンは花が咲かないのか?
来年以降も花が咲かないままフェンスを侵食しはじめたら、
これはもうただの雑草に過ぎない!
最悪ハゴロモジャスミンは全部引っこ抜いてしまおうかと色々考えた挙句、
もう少し花芽について調べることにしました。
ハゴロモジャスミンは寒暖の差が重要
色々調べるとハゴロモジャスミンの花が咲く条件というものがありました。
まず、ハゴロモジャスミンは冬の寒さに触れないと花芽ができないそうです。
なるほど、昨年は暖冬だったから、それで花芽ができなかった可能性があります。
でも、だったら今年は大丈夫なはずですよね・・・。
なぜ花芽がないのでしょうか?
それは恐らく次の条件が該当するのかもしれません。
なんと、ハゴロモジャスミンは冬に寒すぎると花芽が枯れるそうです…。
どれくらいの寒さだとヤバいかと言うと、
霜が降りたり氷点下(つまり0度以下)になるとダメみたい・・・。
今年は氷点下の日もあったし寒かったので、それかなあ…。
確かに葉っぱが一部枯れています。
あと、ハゴロモジャスミンを植えた人のブログを探すと、
地植えじゃなくて鉢に植えている人が多いですね。
さらに冬の寒い日は家の中にしまったりと手をかけています。
やっぱり地植えじゃダメなのかなあ…。
なんて思いながら弦をたどって、細かいところまでよく見たら、ありました!
花芽が枯れたっぽい形跡がっ!
いや、もしかしたら花芽じゃなくて葉っぱの新芽かもしれませんが、
茶色いのでどっちなのかよくわかりませんけど、多分花芽でしょ?
これを見る限り、寒さで枯れたのが原因っぽいですよね…。
やっぱり地植えはダメかなあ。。。
花芽を剪定してしまった可能性
でも、ハゴロモジャスミンは一般に関東以西なら栽培可能とされているし、
実際、葉っぱが枯れているのは一部だけですし、
全体的には元気ですから、寒さだけが原因とも思えない…。
なぜだろうと考えていたら、ふと思い出しました。
ハゴロモジャスミンは秋から冬にかけて花芽ができるという性質を。
そういえば秋くらいに、あまりにワサワサなので、
電動バリカンでカットしちゃったんですよね。苦笑
これです。
つるもジャンジャン伸びて花壇を侵食しそうだったし、ザクザクとカットしたんですよね。
恐らくその時に花芽をカットしてしまったのではないかと思うのです…。
ハゴロモジャスミンは古い枝(つる)からは花は咲かないそうです。
その年に新しく伸びた枝(つる)から花芽が出るそうです。
思い切り新しく伸びた分をバリカンでザクザクとカットしていたなあ…。苦笑
じゃあ剪定したいときはどうするかというと、
花芽が出る時期を考えて9月頃までに剪定するのがリミットだそうです。
いやあ、秋にも冬にもバリカンでザクザクと刈ってましたねー。
いやあ、バカでした。
絶対それが原因ですよねー…。
一縷の望み、花芽らしきものを発見!
以上のようにハゴロモジャスミンの特徴や育て方をネットで調べ、
事実を知って衝撃を受けた僕ですが、
あきらめ悪く、もう一度庭に出てハゴロモジャスミンを見てみました。
二度と失敗を繰り返さないよう葉や茎を観察しようと思ったのです。
すると、日の当たらない反対側を見ますとビックリ!
先っちょは枯れてますが、その下の赤いのって花芽ですよね?
これ、写真だと大きく見えますが、実際は割と小さいです。
こちらなんかさらに小さいですが、花芽ですよね?
これが葉っぱの新芽だったらガッカリですが、
見た目は花っぽいように思います。
恐らくこの下の写真が一番小さなサイズなのですが花芽だと思います。
でも、不思議ですよねー。
花芽は秋から冬にかけて作られると書いてあったのに、
この小ささは明らかに、「今」花芽ができつつある状態に見えます。
もしかして、花芽って春にもできるんでしょうか?
いや、そうとしか思えません。
3月中も、まだかろうじて花芽が作られる時期なのかもしれません。
そして、こちらはもう確実に花芽です。
とはいえ、多くの新しい枝(つる)をバリカンでカットしたので、
恐らく花芽はごくわずかだと思います。
上の写真もワサワサの中を探ってやっと見つけたものですし、
遠目から見たら気が付かないほど、花芽はまばらなレベルです。
何とか頑張って新たに花芽をたくさん作ってくれれば良いですが、
とりあえず期待せずに待とうと思いますが、また咲きはじめたらご報告したいと思います。
以上、ハゴロモジャスミンについてのブログでした。
ご参考になれば幸いです!
※ その後どうなったかはこちらをどうぞ。