街と田舎の中間地点、住林の家に引っ越しまして3年が過ぎまして。
庭木がだいぶしっかりと根付いてきまして。
植物ってのは根がしっかりと地面に定着すると、すごく成長がよくなるんです。
以前にも書きましたが、庭はこのように森のようになっています。
さて、ここから問題になってくるのは、いかに木々を成長させ過ぎないかということでして。
あまりに大木になっても管理に困ってしまうので、っていうか庭が窮屈になってしまうので、ある程度の大きさで抑制しておかないといけないのです。
本当は植えてから毎年、剪定すればよかったのかもしれないですけど。
根がしっかりと根付かないうちは剪定で枯れてしまう可能性があったので、ある程度大きくなるまで待っていたのです。
というわけで、今日は庭木の剪定の話です。
第一弾は春に白い花を雪のように咲かせてくれるユキヤナギの剪定について。
ユキヤナギとは
この記事を読む人で「ユキヤナギなど知らん! 」という人はいないでしょうけど。苦笑
いちおうユキヤナギの説明を書いておきます。
まずは一目瞭然、こちらが我が家のアプローチで真っ白に咲くユキヤナギです。
このように小さな白い花をしだれた枝にびっしりと咲かす落葉低木です。
例年、3月初旬から中旬くらいに咲き始めて、下旬には満開になりますね。
満開時の姿がとても鮮やかなユキヤナギは、公園や公共施設でも非常によく見かけます。
ちなみに、こちらは冬のユキヤナギの様子です。
落葉樹なので、冬は葉っぱが落ちてスカスカになります。
冬になると枯れたように見えますが、春先になると復活します。
多分ですが、滅多に枯れません。
めちゃくちゃ育てやすい素人向けの木なのです。
大きくならない低木なので管理もしやすいですが、だからって放っておくとかなりワサワサになりますので、剪定は必須です。
ユキヤナギの成長具合
では、ユキヤナギが年にどれだけのペースで成長するかを見てみたいと思います。
まずは、外構工事完了直後に造園屋さんに植えてもらったユキヤナギの様子から。
うわぁ、めっちゃ小さいですねー。
ていうか、こんなに小さかったかなあー。
ひょろひょろで、あっというまに枯れてしまいそう……。
そして、こちらが1年後のユキヤナギです。
グランドカバーのタイムの花に飲み込まれんがごとく包まれてますけども。
まあまあ、順当な成長具合です。
そして2年が過ぎたユキヤナギがこちらです。
いやあ、一気にドカンと化けましたね。
そして、花が終わって梅雨時にはここまでワサワサになりました。
花が無くてもきれいですけどね。
やっぱり2,3年たつと地面に根をしっかりと張るからか、いっきに成長のペースが上がって株が大きくなるんでしょうね。
さすがに、ここまで大きくなったらそろそろ剪定の時期ですね。
ユキヤナギの剪定
というわけで、今年は思い切って小さく剪定しちゃおうかなと思います。
まずは、今年3年目のユキヤナギの様子をチェックしてみましょう。
春の様子は先ほどの写真の通り。
玄関までのアプローチを真っ白な花が飾ってくれています。
さすが外構屋さんのセンスが光りますねえ。
こちらは、は表札とインタホンの下に植えたユキヤナギ。
我が家のユキヤナギは全部で4カ所あります。
いやあ素敵ですね!
ただの写真ですが、見とれてしまいます。
剪定は、花が咲いた後、梅雨までには
そして4月末になると花も終わってこのような感じになります。
花の咲いた枝の付け根の部分から新しい葉っぱがどんどん生えて、中心部から徐々に密集してきます。
ところでユキヤナギの剪定時期はいつがいいのか?
基本的には花が咲き終わった後の、4月末から5月初旬がセオリーかなと思います。
が、梅雨時までにぐんぐんと枝がのびるので、6月でも遅くはないようです。
ただ、秋から冬にかけて花芽がつくられるので、例えば冬に剪定しちゃうと花芽を切り落としてしまい花が咲かなくなってしまいます。
ですので、遅くとも梅雨が終わるくらいまでには剪定しておく必要がありますね。
ユキヤナギを剪定してみた
今年はざっくりと剪定しようと思ってましたが、いざやるとなると難しいですね。
こんな半ばカオス状態のユキヤナギをどう剪定して行けばよいのでしょうか。
基本的に剪定というものにはコツがあるようでして。
その一例をあげますと。。。
1.短く切り詰める
2.枝同士がクロスしないように根元から切り落とす
3.同じ方向に平行に延びた複数の枝を間引きの要領で1つを残して他を切り落とす
4.おかしな方向にビヨンと伸びた枝(シュート)を切り落とす
ま、素人ですので、そのようなことに注意して剪定をしました。
が、そこまで厳密ではないし、かなりテキトーです。苦笑
まずは見て頂きましょう。
こちらが剪定前です。
そして剪定後。
だいぶスッキリしましたよね。
高さが出てきたので、低く抑えることをポイントに剪定しました。
って、こうして写真で見ると微妙な感じだなあ…。汗
次は表札のユキヤナギの剪定前。
こちらが剪定後です。
こちらはだいぶスッキリしたのと、樹形もそんなに悪くなくまとまりました。
先ほどお話ししましたように、ユキヤナギは4カ所ありまして。
中庭のユキヤナギもワサワサでしたから、こちらも剪定しました。
こちらが剪定前ですが、枝があちこち変な方向に伸びちゃって、まさにカオス。
こちらが剪定後。
樹形もそれらしい感じに整えました。
こちら剪定前のワッサワサ。
こちら、剪定後のスッキリ。
向こうの景色が見えるようになりました。
上のユキヤナギはアプローチと違って中庭ですから、1メートルくらいの高さでワサっと咲いてくれることを期待してます。
どのよう咲かせたいかで色々と考えて剪定をする必要がありますね。
地際でザックリ刈り込む強剪定もOKらしい
ところで、この剪定にどれだけの時間がかかったか。
だいたい6株くらいのユキヤナギに半日かかりましたね。
しかも剪定した枝葉は、自治体の大きなゴミ袋に4つ分の量になりました。
剪定とゴミ袋詰め、いやあ、けっこう疲れましたねー。苦笑
ところで、枝を切るにもあーでもない、こーでもないと悩みましたが、もっと簡単方法もあるようです。
ユキヤナギって丈夫な庭木ですので、地際から20~30センチくらい残して、上の部分を全部刈りこんじゃってもOKらしいです。
スッカスカになりますが、それでも夏までには枝がしっかりと伸びて、来年の春には花を咲かすそうです。
しかも、3年に一回くらいは刈りこんでしまったほうが、花付きが良いらしいです。
今回の我が家の場合は50~60センチくらいでしょうか。
中庭の方は1mくらいですが。
これを20センチに切り詰めるのは、なかなか勇気がいりますけどね。
そのうちチャレンジしてみようと思いますが。
というわけで、今日はユキヤナギの選定について書いてみました。
皆様の参考になれば幸いです。