立浪ドラゴンズがそこそこ調子いいです。笑
もしかしたら監督一年目でやってくれるでしょうか!?
しかし問題は将来のスター候補である根尾選手です。
複数球団競合のドラ1ですから、期待「大」だったのですがイマイチ伸び悩み……。
というか、なかなか根尾選手が一軍の試合で使ってもらえないのです。
チームの調子が悪い与田監督時代はなおさら「使ってくれー」って思ってました。
なぜなら、打率が2割そこそこの中堅・ベテラン選手を出すなら新人を使ってくれって思ったからです。
つまり、今年はもうあきらめたから来年からの戦力を育ててくれと、そういう意味合いですね。
そして、立浪監督に交代です。
今年はちょっと根尾選手の起用法が変わるかと思ったら、うーん。
どうでしょうか……。苦笑
今日は、根尾選手の起用法について考えてみたいと思います。
目次
根尾選手の起用法にファンは不満爆発
恐らく僕は多くのドラゴンズファンと同じ気持ちだと思います。
根尾選手をもっと試合に出してくれって思ってます。
与田監督の時にもなかなか試合に出してもらえず、だったら二軍でじっくりやればいいのに、一軍同行して、しかもずっとベンチみたいな感じでした。
二軍の試合に出つつも、一軍帯同ってパターンもありましたけど、根尾選手については中途半端な起用方針って印象がぬぐえませんでしたね。
結果、根尾選手の打撃成績もイマイチでした。
もちろん、根尾選手の実力の問題もあると思いますよ。
まあ、実力がすべてですけども、でも、、それにしても起用法がちょっとねって思うのです。
オープン戦で3割打っても試合に出られない
昨年の打率.178はちょっとヤバいですけど、でも今年は期待が持てたのです。
なぜなら、今年の根尾選手のオープン戦成績は打率3割でしたからね!
今年はブレークするぞって、ファンならだれもが思ったと思います!
そ、それなのに、開幕ではスタメンじゃなかったのです……。
しかも、待てど暮らせど、全然出場させてもらえないんですよね……。汗
確かに今年は昨年試合に出させてもらえなかった岡林選手や、期待の新人の鵜飼選手もいますから難しいとは思いますよ。
でも、徐々に岡林選手がへばってきたので、岡林選手と交代で出せばいいのに、それでも出さないんですよね……。
どうしてスタメンで出さないのって激しく謎でした。
じゃ誰が出てきたかというと、例えば福留選手とか……。苦笑
いや、申し訳ないけど、ドメさんはもうさすがに厳しいですよ……。
たまに代打で出る程度いいと思うんだけど、この前もスタメンでしたよね…。
だったら根尾選手出してよ……。苦笑
立浪監督の方針転換でショートコンバート
または、根尾選手を出すならショートですよ。
特に今年は京田選手が絶不調。
フォーム改造で覚醒したかと思いきや、残念ながら全然ダメだったのです……。
毎年シーズン終わりには打率.250以上は残してくれる選手ではありますが、今年は例年以上の極度の低迷っぷりでした。
実際、二軍落ちしちゃいましたしね。
よし、これなら根尾選手をショートで使ってもいいんじゃないの!
って思いますよね、僕もそう思ってワクワクしてたのですが、なぜか、今の今まで使わなれないんですよねー。苦笑
なぜなら、立浪監督は就任早々に「根尾選手は外野一本」と方針を決めちゃったから。
立浪監督は「キャンプまでには」としていた予定を繰り上げて、根尾選手に「来季は外野手」と伝えると共に、そのポジションについても「右翼(ライト)」と具体的に決めた。2021年の開幕戦にスタメンで出場した「左翼(レフト)」ではなく。「打てればレギュラー」という踏み込んだ励ましの言葉と共に。
が、しかし!
それでいて急転直下のショートコンバートを最近発表したのです。
「おいおい」と思いながらも、これは正直、ファンとしては嬉しかったですね。
ところがですね、コンバートを決定した日は外野で、しかもヒット打ってるのに謎の二軍行きですよ。
大阪桐蔭から2018年ドラフト1位で入団した根尾昂(22)。しかし、本職の遊撃には京田という不動のレギュラーがいたため、入団後は外野での出場が中心。今季は正式に外野手登録となり、キャンプ後は立浪監督から「外野一本でいく」と通達された。
20日には一軍のヤクルト戦で今季初安打をマーク。もっか打率.143だが、「さあこれから」という昨21日、まさかの登録抹消である。その上、立浪監督に「遊撃への再コンバート」を命じられ、「1番・遊撃」で二軍戦に出場した。
これ、マジで意味わかんないですよね。
嫌がらせかと。
ま、監督に言わせれば「二軍でショート練習して来い」って意味なのですが、そもそも、そんなに根尾はショートが下手なのかと。
溝脇選手や三俣選手よりも下手くそなんですかね?
しばらく外野専門だったからリハビリは必要ですが、そこまでダメなの?
山崎武司氏「根尾は今ピッチャーやってる場合じゃない」
実はドラファンの中には「立浪監督は根尾に厳しい!」っていう人もかなり多いです。
僕も同感です。
例え根尾選手が器用だとしても、これはさすがに振り回し過ぎじゃないかなって思いますね……。
そしてもう一つ気になってること。
どうもドラゴンズの首脳陣は根尾選手が頭の良い子だから、コーチや監督の技術論を信用せず、人の言うことを聞かないという先入観念があるようにも思います。
そして、先日ビックリしたのが、なんと落とされた二軍戦で根尾選手がピッチャーをやったんですよね。
正直なところ、僕は根尾選手はピッチャーをやってほしいって思ってるのでうれしかったですけどね。
でも、これには一部のドラゴンズファンからは「根尾を振り回し過ぎだ!」と大バッシングが起こったのです。
野球評論家で元ドラゴンズの山崎武司氏も言ってますね。
14日、東海テレビの『ドラHOT+』に出演した山崎武司さんは、8日にファームの阪神戦で中日の根尾昂選手がピッチャーとしてデビューしたことについて触れ、「今はピッチャーをやっている場合じゃない。バッティングに力を入れるため、ショート・外野に専念しないとどっちつかずになってしまう。世の中、二刀流が流行っているけど、結果が残せれば二刀流はいいけど、根尾はバッターに集中して下さい」と番組を通じてメッセージを送りました。
その理由として「バッティングが良くなっているからだ」と言い、「1軍で結果を残すと自信がつくから何とかヒットを重ねていってほしい。守備、特に外野に関しては問題ない。ショートとしてどこまでできるか1軍で試してほしい。ピッチャーはやらなくていい」と持論を展開しました。
確かにバッティングが良くなっています。
ここ最近の試合ではスタメン(しかし外野)で出してもらってますが、去年とはちょっと違いますね。
つーか、そもそもオープン戦で結果を残したわけですから、進歩はしてますよね。
ただ、この二軍の試合の「ピッチャー根尾」は、後で触れますが「投手コンバート」というわけではないようですね。
リフレッシュという意味で投げさせたそうで、片岡二軍監督もそう言ってます。
根尾選手本人も投手をすることで気分転換になったとのことで、インタビュー記事では喜んでましたしね。
根尾選手は「素直じゃない」みたいに言われてる誤解
ところで、 先ほども書きましたが、ドラゴンズの首脳陣は根尾選手を人の言うことを聞かない子だという先入観念があるように思います。
ここには貼りませんが、根尾選手と中村コーチ(ノリさん)がマンツーマンで練習してる動画があったんです。
そこでノリさんが根尾選手に、
「そろそろ、言った(教えた)ことを信じてもらえたでしょうか? 」
と笑いながら冗談めかした口調で言ってるシーンがあったのです。
それに対して根尾選手は、
「ちがいますよ、言ったとおりにやろうと思っても、できないんですよ」
と困った感じで返してました。
これ、根尾選手がそう言ってるんだからきっとその通りだと思います。
スポーツって教えられたとおりにできるようになるって難しいんですよ。
頭がいいから体が動くってわけじゃないですよ。
そこはプロでも素人でも同じです。
むしろ素人の方が根尾選手の言うその「できない」感覚がよくわかります……。
それを、コーチ陣が勝手に「言うことを聞かない子」って思ってるだけなんじゃないかって思います。
頭の良い人って、そういう誤解をすごく受けるんですよ。
中日・立浪監督が根尾に苦言、「素直に聞けよ」
立浪監督も、根尾選手に対して「言うことを聞かない子」という認識のようです。
こちらのニュース記事でそのように書かれてますねー。
報道によると、立浪監督は7日に二軍本拠地・ナゴヤ球場で行われた練習で根尾を約40分指導。ただ、終了後に応じた取材では「形ができていないのに、打てないとすぐに次にいく。違うことをやり出す。形ができてなかったら打てないと思わないとずっと一緒だぞ、と。頭が固いのか、頭は良いはずなんですけど…」と、打撃フォームが固まっていないのに変化を加えようとする節があると嘆いたという。
「すぐ次に行く」とありますが、そう見えてるだけかもって気もするのです。
この「頭が固い」ってのも、頭が良い人が度々言われる悪口なんですよ。
これ、正直「酷いな」って思いましたね。
そういうこと言うなよと。
そしたら、なんと前述の福留氏も同様のことを言っているようです。
根尾については、昨年12月に同僚のプロ24年目・44歳の福留孝介が『一日一日で打撃が変わるので、自分がこれと思った一つのことを突き詰めてやってみることが大事かなと、今年1年の根尾を見ていてすごく思った』と、同年シーズンは打撃フォームがコロコロ変わっていたと指摘したことが伝えられています。
たしかに福留選手の言うこともごもっともです。
でも、色んな人からあれこれ言われてるっても不振の原因じゃないかなって思いますけどどうでしょうか。
例えばビシエドは今年は絶不調ですが、立浪監督が直々に指導してますよね。
でも、「すぐにフォームが元に戻っちゃう、あれじゃ打てない」って監督が嘆いてましたよね。
ビシエドですらそうなんですよ。
新人の根尾選手にドラ1で賢い子だからってすぐに何でもできるわけじゃないと思うんですよね。
それに根尾選手のような素直な子って、人の言うことを真に受けちゃうんですよ。
真に受けすぎて逆に変な形になっても「それを続けなきゃいけない」って思って余計に変になる、みたいな。苦笑
律儀で素直でちゃんとした人ほど、そういう失敗を犯しがちなのです。
清原和博氏、根尾を分析「すごく悩んでいると思う」
周りの心配はまだまだたくさんあるようですよ。
あの、ドラキャンプを見に来てくれた清原氏も心配してくれてますね。
清原氏は今年2月、中日の1、2軍キャンプを視察。立浪和義監督とも根尾について話したことを明かし「肩がすごいらしい」と語った。石橋から「僕は気になっているんですよ」と言うと、打撃の印象について清原氏は「今はすごく悩んでると思う」と分析した。
その理由として「僕が見に行った時は、コーチと付きっきりで練習していたんですけど。どれだけその練習を理解してやっているのか」と指摘した上で、「みんなの言うこと聞いてると、打ち方が分からなくなるんですよ。根尾選手はマジメなので、全部を聞いちゃってると思う。そういう考え方もあるんだなと理解せず、一生懸命にそればっかりやっちゃう」と、性格面の素直さを心配した。
さすが清原氏です。
僕もそう思いますね。
言うこと聞きすぎて、変な型になってるのにそのまま打っちゃってると思います。
で、ちょっと修正すると首脳陣から「また変えた」ってクレームが入るわけです。苦笑
根尾選手がどういうタイプかわかりませんが、人って「頭で考えるタイプ」と「体で覚えるタイプ」といるんです。
もしも根尾選手が頭で考えるタイプだったら、きっとこの状況は混乱すると思います。
その代わり、頭で考えるタイプは、一度うまくいくと、後はずっとうまくいくんです。
なので根尾選手も四年目ですが、何かを一度掴んじゃえばこっちのものだと思うんですけどねえ。
根尾選手はピッチャーが良いと思う
とか何とか言ってますが。
僕は実は根尾選手は二刀流でやってほしかったんですよね。
根尾選手は体が小さいですが、ドラゴンズには売り出し中の山本投手という小柄なピッチャーもいます。
昔は森田投手って小さいけど剛速球を投げ新人王を取った選手もいましたからね。(古いな。苦笑)
ていうか、ピッチャーで全然いけると思うんですよ。
オオタニサンでもできるんだし、オオタニサンの前例があるのだから真面目な根尾選手にできないわけがないのです!
根尾選手本人がショート一本の理由
なぜ根尾選手は二刀流をやめちゃったのか?
それは本人が入団時に「ショート一本で」と自ら宣言したので仕方ないんですよねー。
実際、本人のインタビューをどこかで見ました。
そこでは高校時代に周りのライバルとの差別化を図るために投手を始めただけで、本当はショートがやりたいと言ってたような記憶があります。
さらには、プロは厳しいので両方やってうまくいくとは思えないとも言ってましたよね。
いやー、これはファンとしては残念でしたねー。
実際に先ほども書きましたが、先日の二軍戦での根尾選手。
凄かったですよね、普通に150キロを出すんですよ。
スライダーもクイッと曲がってましたよね。
しかも三振も取ったんですよ。
これはもう明らかに「素人」ではないです。
元ドラゴンズのエースピッチャーでもある吉見さんも言ってます。
中日の根尾昂外野手が、8日の2軍阪神戦(甲子園)でマウンドに上がった。打者5人に対し、最速150キロを記録した投球を、チームOBでエースとして活躍した吉見一起氏がチェック、自身のYouTube「吉見一起 コントロールチャンネル」で1軍登板について「近いうちにある」と大きな可能性を語っている。
画像でチェックした投手・根尾の姿からは「初球あれだけのボールをズドンと投げられる。コントロール、投げっぷり。言われなければピッチャーに見えるフォーム」と違和感を覚えなかった。もちろん遊撃手として上を目指すのが第一だとした上で「1軍で根尾投手になるところも見てみたいなと思います」と口にする。
根尾選手が投手として登板した時に、ネットのファンの声では「所詮は野手投げ」、「投手の投げ方じゃない」、「投手は無理だ」という声も上がりました。
でも、吉見さんが言うには、知らない人が見たらピッチャーのフォームとのことですからね。笑
吉見さんが太鼓判を押したのなら間違いないと覆うんですが、どうでしょうかね?
僕は今からでも投手で行けると思いますよ。
「投手・根尾」は大阪桐蔭・西谷監督も高評価
ピッチャー根尾について、大阪桐蔭高校時代の恩師でもある西谷監督はこう言ってます。
大阪桐蔭・西谷監督は、根尾が中日から1位指名を受けた18年ドラフト後、「投手・根尾」の素質を高く評価していたことを明かしてくれた。「打てるし、守れるから(プロでは)野手ってなっていますけど。すごく身長があるわけではないですけど、甲子園でも根尾よりいいピッチャーを探すとそんなにいなかったですもんね」。実際に同期にプロ入りした日本ハム・柿木、巨人・横川がいるにも関わらず、重要な場面を根尾に託すことも多かった。
当時、スカウトからは「近畿でナンバー1投手は根尾」と言われ、「そうだと思いますよ」と返答したという。
同世代でナンバーワンとは言わないまでも、少なくとも近畿でナンバーワンだと認めています。
であれば、プロで最初から投手をやっても、頑張れば十分通用したはずですよね。
確か西谷監督は以前に根尾の打撃のことでも「根尾は時間がかかる子だ」とか言ってたような記憶もあります。
であれば、やっぱり投手から先にやっても良かったのではないかと思うのです。
権藤氏「二刀流に挑戦させた方が、間違いなく本人の精神衛生上にはいい」
投手根尾については、あの我らが権藤博さんも推薦の言葉を送っていますね。
読めば読むほど、「ごもっとも」としか言いようがありません。
いまだに球団、首脳陣の腰が定まらないなら、いっそ、投手に転向させるのも手だと思う。プロでは本人の希望もあって野手に絞ったが、もともとは投げて打って、自分のリズムをつくってきた。プロ入り後、打撃で試行錯誤が続いているのは、本人の問題以上に起用法に原因があるというのが私の考えだ。今からまた投手をやって通用するほどプロは甘くない、という意見はあるだろう。
確かに、甘くはない。でも、今後も一軍と二軍、内野と外野をたらい回しにされるくらいなら、二刀流に挑戦させた方が、間違いなく本人の精神衛生上にはいいと断言できる。
権藤さんは言うことがいつも正論なんです。
完結でストレートでわかりやすいしブレないから、みんながついてくるんだと思います。
権藤さんが解説をする野球中継を見ていても、あれはただの毒舌じゃありませんからね。
ただ本質を突き過ぎただけ。笑
さすがベイスターズを監督就任1年目で優勝させただけの実力者ですよ。
落合氏と同じ匂いを感じます。
というわけで、僕も思います。
根尾選手はぜひ二刀流を目指してほしい。
最初は大差負けの敗戦処理で投げるのでもいいと思います。
バッティングメインで頑張って頂いて、ブルペン入ったり、投球練習するのは今まで通り続けて欲しいですねー。
とにかくまだファンは根尾選手を見捨ててはいません。
まだまだ根尾選手がスタメンで出てくれば、今日は中継を見ようかなって気になります。
頑張ってほしいものです。