今日もまた前回の続きです。
こうして考えると、いろいろと検討すべき要素は多いんだなあと思いますが、今回は家の部品・素材ではなく人とかサービスの内容で見てみたいと思います。
目に見えない部分でも差があるのかなあと考えてみました。
目次
ヤンキーが嫌いな理由(笑)
ちょっと前置きというか、前振りの話です。
よく「トラウマ」って言葉を聞きますよね。
「それ、使い方間違っているよ」って思いたくなるほど、だれもかれも使うようになってしまった心理学用語です。
自分もたまに、過去の嫌な出来事を思い出すときに、「あぁ、もうトラウマになっている!」なんて使うことがあるのですが。
本当のトラウマってのは、こういうことだよって話をします。
さて、昔話になりますが、僕が子供時代に通っていた公立中学校は、とても荒れた中学校で、何度かTVのニュースにも出ましたし、校内暴力のメッカのように言われていた学校でした。
いわゆるヤンキーたちが授業中も放課後も校舎内のあちこちでたむろしているんですが、その横を通ったりするのは本当に怖かった記憶があります。
たまに「おい!」って呼び留められることもあるんですが、「おまえどこのもんだ?」とか意味不明な質問をされたりするだけなら「ラッキーな方」です。笑
先生とかいるような場所でも、知らないヤンキーの先輩に、いきなり後ろからお尻をけられたりするパターンもありますからね。
先生も見てると思うんですけど、注意しない、助けないということもある、非常に絶望感を感じる環境なのです。
ちなみに3年生になったら大丈夫かというと、そんなことはなく、1,2年の時は普通だった同級生がどんどん不良化していきますからクラスには不良がいっぱいです。苦笑
言ってみれば、リアル「北斗の拳」みたいな世界なのです。
もう、それ以来、ヤンキーとかチンピラとか大嫌いなんですよー。(って、好きな人いないか。苦笑)
大人になっても続くのは、正真正銘のトラウマです。笑
中3のクラス替えの時、友達とみんなで、「アイツ(不良の同級生)と同じクラスになったら最悪だな」なんて話してたら、2年連続で同じクラスになったんです。
その日、友達が暗い顔して「オレ、実は今日、アイツと同じクラスになる夢を見たんだ…。まさか現実になるなんて…。」と、話していたのがとっても印象的でした。笑
むしろ逆に「そこまで嫌か?」って、思ってしまったくらいでした。笑
でも確かに先生がまったく頼りにならないですからね。
学年主任の先生がヤンキーに廊下を追いかけられて「すまん、ごめん!怒るな!」とか言いながら逃げてましたからね。
本当に絶望的だったのです。苦笑
さらに高校もヤバかったですね、そこそこ真面目な学校なので「やっとヤンキーから解放された」と思いきや、不良みたいな恰好した同級生がけっこういたんです。
いわゆる見た目だけの「なんちゃってヤンキー」みたいな人たちですけど、すごい意地悪で威張ってるんですよね。
それを見てまた絶望し「やっぱり地元でくすぶっていたらダメだなあ。新しい世界は見えてこないなあ。」なんて思った記憶があります。。苦笑
それくらい嫌な思い出が残っていて、それは今でも引きずっており、不良やチンピラ、ヤクザなどをTVでみたりするだけで、自動的に怒りがMAXに湧き上がってくるのです。
あまりにイライラするので、妻にさりげなく相談したことがあります。
「TVにこういうのが出てくると、本気でイライラするんだけど、自分ておかしいのかな?」 って。苦笑
元文部科学副大臣の義家が出てきただけでも相当イライラしますからね。
これが本当の「トラウマ」っていうやつだと思うんですよねー。
まあ、どちらにしても「悪」が蔓延る社会は変えていかねば なんて思ってるんですけどね。
人材・設計力・営業力それ以前に…
前置きが非常~に長くなりましたが、そういう理由もあって、ワルそうな営業マンとかがいるハウスメーカーだけは絶対に避けようと思っているんです。
たまーにですが、見た目がガラが悪くて威圧感たっぷりな営業マンとかいるんですよ。
話し方も、ちょいちょい「ため口」が入るとか、「オラオラ口調」を出してきたりとか。
いや、別にいいんです、過去どうだったかとか、そんなこと知ったこっちゃありません。
でも、例え「昔はワル」だったとしても、それを客に悟らせるような風貌、話し方はNGだと思うんです。
しかし、なぜか、そういう人に限って、所長とか主任とかの上役だったりして。。。
これも、たまーにあるんですよ、営業マンは普通だったのに、最後の一押しで出てくる支店長が「すさまじく品がない」とか。。。
こういう事象を分析すると、こうだと思うんです。
・すぐに辞めてしまうか、分不相応な業務拡大で人材が足りない
・人材不足をユルい採用基準で補うから良い人材が入社してこない
・会社の制度が整ってなく、社員教育の制度がないか、または教育できる人材がいないので良い人材が増えない
こういう会社には、恐らく、家づくりの工程をしっかり管理できる能力のある人も少ないのではないかと推測できます。
これは、大手とか中小とか関係ないと思います。
小さい会社でも、無理に拡大せずに地道にやっているところなら、こんなことにはなりません。
高い買い物なのに、そんな会社には任せられませんので、そういう人材がいる会社は、やっぱりNGだと思うんです。
そして、設計力、営業力
営業さんとか、ハッキリ言って「運」の要素が強いです。
ウチも住林に初めて行ったとき、本来の担当さんが不在だったので今の担当さんが出てこられたのです。
これって、すごい偶然ですよね。
しかも、主任さんで、経験と実力のある人でしたし、提案力も抜群でした。
ウチの(こだわりまくりの)希望を聞いて、ベテランの設計さんをコーディネートして頂いたのも営業さんの判断だと思います。
もちろん、ここは会社によって違うと思いますけどね。
どのようなチームを組んで顧客に対応するか、支店全体で決めるとか、順番で割り当てるとか、いろいろあると思います。
でも、やっぱり、大手と中小では人材という意味では圧倒的に大手の方が有利です。
選択肢の幅が広いというのは強みです。
しかも、住友林業は設計力に定評のあるハウスメーカーです。
設計さんもおっしゃいます、「ウチはなんでもできますよ。」と。
もちろん、どこのハウスメーカーでも費用をかければ何でもできるんですが、こだわった家って複雑ですから設計力が非常に要求されるんですよね。
だから、ハウスメーカーでは嫌がられるんだと思うんですけどね。
下手したら「設計事務所に行け」と言われたりするわけです。苦笑
もともとこだわるタイプのウチですから、その意味で、やっぱり住友林業で良かったのかなと思っています。
支店長さんも「こだわるからこそ住友林業なんですよ。」と力説してましたし。笑
打ち合わせの時間
話しはガラッと変わって、最後は「打ち合わせの時間」です。
積水ハウスさんも、住友林業さんも、「どれくらいの打ち合わせ時間を取ってくれますか?」 と聞くと、「満足のいく家ができるまでです」と回答してくれます。
ほかのハウスメーカーでは(名前は出しませんが)、「◎ヵ月くらいで決めて頂くことになります。」という回答の会社もありました。
もしくは、間取りに、◎回、インテリアに◎回、合計◎回くらいで決めて頂き、それ以上の場合は追加料金になる場合もあります、という会社もありました。
こうもハッキリ言われると、「え!?そうなの!?」って思っちゃうんですが、でも、まあ正直でいいですよね。
恐らく、打ち合わせ経費は価格にあまり十分に含まれていないものと考えられます。
なので、早めに済まさないと赤字になっちゃうんでしょうけど、でもここは、会社によって様々だと思います。
悪質なのは、最初に、「打ち合わせは満足のいくまでやりますよ。」などと言っておきながら、あとになって、「追加料金です」とか言うパターン。
こういうことにならないよう、最初にしっかりと確認しておく必要があります。
高い買い物ですから、お金のことは、正直に誠実な対応をしてくれる会社でないと、安心して先に進めません。
ウチのパターン(追加料金かかってますが?)
ちなみにウチは、もう半年以上も打ち合わせをしてますが、追加で「設計料」がかかってしまっています。。
それも数十万ですから安い金額ではありません。
でも最初に、「『満足のいく家ができるまで打ち合わせします』って言ってくれたじゃないか!」と思いますよね?
以前にも書きましたが、それは、こういう理由です。
最初の平屋プランから、あとで2階建てプランに変更しました。
でも変更したタイミングが悪く、既に最初の平屋プランの確認申請の書類を役所に出してしまった後だったのです。
そのため図面作成費用や申請費用など諸経費を含めて数十万円が追加でかかってしまうことになり、それを負担することとなったのです。
もちろん、自分も、(銀行事件までは)平屋プランで建てるつもりでいましたから、そこは自分の意に反したものではありませんでした。
設計さんからも、「この後に変更があると費用が掛かりますよ。」と、言われていました。
なので、もっと手前の段階で、「ちょっと待ってください、このプランだと予算が収まりませんから別のプランでお願いします」と言っていればよかったのです。。
住林さんから聞いた追加費用の仕組みは、以前に書いた通りです。
なので、普通に進めば、大手のハウスメーカー(少なくとも積水ハウスと住友林業)では、追加料金なしで満足が行くまで打ち合わせができるってのは本当の話だと思います。
実際、積水ハウスで建てたご家族で、1年かかったという人もいました。
さらに、このブログにメッセージをくれた住林の読者さん2名ほどからも、1年を超える長期間の打ち合わせの実例を頂きました。(情報をありがとうございます!)
なので、ここは大手のメリットなのかなあと思いますね。