久々に先日の台風15号の話題です。
台風15号で我が家も被害を受けたのですが、
その話は以前に書いた通りです。
すべり出し窓と軒天。
外構はこちら。
フェンスと物置です。
家の破損だけでなく外構も火災保険で対応できて、
本当によかったなあと思っておりますが、
実はまだ壊れた部分の補修工事は終わってないんです。
ということは相当な数の被害家屋の補修工事が、
いまだに終わってないということなのです。
今日は、補修工事の話と、サッシ業者さんに聞いた、
すべり出し窓の問題点等々、あと近所の災害復旧の現状もお話しします。
目次
サッシ屋さんに補修をして頂きました
我が家の家屋の被害状況としては、
すべり出し窓が風で持っていかれて、
窓の金具部分(?)が曲がってしまった点。
そして、軒天上の板が1枚剥がれかけて、
浮いてしまった点の2つです。
写真で見ると、ちょっと浮いてるのがわかると思います。
今回は、まずは窓の補修からということで、
サッシ屋さんに来て頂きました。
個人業者さんかと思ったら、割と大きな会社の社員さんっぽかったです。
さて、我が家には南面にすべり出し窓が6つありまして、
ちょうど今回の台風の南風が直撃したのでした。
写真では12枚あるように見えますが、
各々の窓は上下に分かれて異なる窓でして、
上の窓だけがすべり出し窓で、下の部分はFIX窓なのです。
なぜ、すべり出し窓は壊れたのか?
下は完工当時の写真ですが、上の窓だけに、
窓を開けるためのハンドルが付いているのがわかります。
今回、どんな仕組みで窓が壊れたかと言いますと、
窓やドアにはすべて「遊び」というものがありまして、
太陽光など温度で膨張したりする分だけ、
余裕を持って隙間を開けているそうです。
ピッタリ閉まっているドアや窓でも、
ちょっと引くと微妙にカタカタを動くと思いますが、これが遊びです。
その遊びの隙間から、あの台風15号の恐るべき強風が入り込んで、
窓を無理やりこじ開けるようなチカラが働いたのです。
このようなハンドル式のすべり出し窓は、
窓を窓枠から固定する機構が3か所あり、
下の写真の右側の、窓がパカッと開く側の2か所に、
ロック時にカチャっと引っ掛かる留め金が付いています。
もしもロックをしないと、窓は左下のハンドルの部分だけで支えるので、
強風が右側にある窓の遊びの隙間をグワっと入り込んで、
無理やりこじ開けてしまうのです。
なのですべり出し窓を使っている人は、
必ずロックする習慣をつけておかなければなりません。
ロックしててもダメな時はダメかもしれませんが。
あと、このタイプの縦長のすべり出し窓は、
重力の都合でどうしても窓の上の方の隙間が広くなるようです。
まだ新築ですが、確かに上の方が若干隙間が広いです。
写真だと非常にわかりにくいんですが、
上の矢印の部分御隙間の方が下よりも広いです。
これは窓の特性上、仕方ないそうです。
ついでにテラス窓も調整してもらった
同様に、テラス窓にも遊びがあり、
その遊びの隙間をついて雨風が入り込んで、
雨水がドアの下の隙間からゴボゴボと吹き出していたのです。
ただしテラス窓自体は無事で、
変形してたり曲がったりはしませんでしたので、
その「遊び」の部分の隙間だけ調整して頂きました。
要するに遊びを狭めにして頂いた感じですねー。
ただし、夏になって温度で膨張気味になった際、
手を放しても自然にカチャっと閉まらないかもしれないとのことでした。
つまり閉める時に軽く手で引いてあげる必要があるもしれないとのことでした。
まあ、台風の恐ろしさを考えれば、その程度は止むを得ませんね。
まだまだ復旧作業は終わってないらしい・・・
というわけで、サッシ屋さんの作業が終わりまして、
帰り際に色々と話を聞くことができました。
まず、今回の台風による家屋被害の一連の補修作業ですが、
まだまだ、ぜんぜん終わってないそうです。
とにかく件数が多いみたいで、
住友林業さんの我が家の担当エリアだけでも、
ざっと3000件ほど補修対象家屋があるらしいのです。
そして、今回来て頂いたサッシ屋さんの担当分が1000件ほどで、
まだ200件程度しか終わってないそうなのです。
これを聞いてまったくの想定外の数にビックリしちゃいましたね。。。
瓦が飛んできて窓が割れたケースが多発したらしい
また、参考までに、
「我が家のように新築で被害のあったケースはありますか?」
と、聞いてみたんですが、
最も多いパターンは「近所の家の瓦が飛んできて窓が割れた」ケースだそうです。
実は、ウチの近所も、いまだにブルーシートがかかった家がたくさんあります。
外に出れば目に入るので、ほんと気の毒で仕方ありません。
これだけの数の屋根や瓦が飛んでしまったわけですからねえ。。。
しかし、飛んできた瓦が家の中に飛び込んできたら超・怖いですよね。
シャッターを付けた方がいいのかなと思いきや、
サッシ屋さんいわく、新築であれば今はたいてい防犯窓なので、
よっぽど瓦が家の中に入ってくることはないとのこと。
防犯窓のペアガラスは、仮に外側が飛んできた瓦で割れても、
内側は2重構造のガラスなので、
余程でないと瓦が中までは入ってくることはないそうです。
そうか、ペアガラスというけど、
実質的には3枚のガラスが入っているんですね。
なので、今回の台風15号で、
防犯ガラスとシャッターの需要がぐんと増えたと、おっしゃってましたね。
今回は2年以内なので補償の範囲だそうです
最後にサッシ屋さんに補修して頂いた窓の補修費用ですが、
なんと、まだ新築で2年以内なので、
補償の範囲内だから無料とのことでした~。
最初は窓ごと交換かと思ったんですが、
調整のみで修理できてしまったので補償の範囲とのことです。
というのも今回の症状としては、
窓に隙間が空いてハンドルを最後まで回してもピタっと閉まらず、
手で引っ張ってやらないと閉まらないという状態だったので、
要するに閉まり具合の調整だけで済んだみたいです。
確かに様子を見ている限りドライバーしか使ってないっぽかったので、
本当に調整で何とかなったみたいです。
いやあ、ホッとしました。
すべり出し窓は、見た目もおしゃれですし、
その構造上、防犯に強い(侵入されにくい)と言われていますが、
こういったデメリットもあるんだなと思いました。
まあ、デメリットとまでは言わないかもしれませんけど、「特徴」、ですかね。
というわけで、次は軒天の工事を待つのみです。
きっと来年かなあ・・・。