住友林業の評判(やっぱり高級路線なのか? )

住友林業って聞くと、みなさんはどんな印象を持ちますか?

自分の場合は、和風建築の立派な家が頭に浮かびます。

この前のブログで書いた、こんなイメージですね。(笑)

ま、今となっては、ちょっと自分の好みとは合わなくなってますが・・・。

 

住友林業の評判=重厚で格調高い

住友林業っていうと子供の頃に見たTVのCMが印象に残っています。

「住友林業の家」とCMの最後に渋い声で決める重厚な感じのCMだったように記憶しています。

(You tubeで探したけど見つからなかったんですよねー。だれか探してー!)

 

住林って、たぶん、関東地区よりも、中京地区のほうが格式高く重厚なイメージを持っている人が多いと思います。

自分も中京地区の生まれですし、実際に、住林の「自家自賛」なんかみても中京地区の実例(しかも豪邸…)がとても多いですよね。

実際、うちの実家の近所でも「住友林業」というと評判は悪くないです。

そして、上の写真のような高級路線なイメージです。

農家の金持ちが買う、みたいな。笑

やっぱ、地域によって強いところとそうでないところとあるんでしょうね。

 

ネットで検索しても、みなさん、住友林業と言えば、重厚で格式高く豪華でお高いイメージを持っている人が多いみたいです。

まあ自分もそうだったんですが、いざ自分が家を買うとなると、「手の届かないハウスメーカー」というブランドイメージが徐々に変わっていったんです。

その経緯をお話しします。

 

ぜんぜん高級路線じゃない住友林業の営業さん

実は、一番最初に住友林業の家を見に行ったのは、2軒目の家を建てる時でした。

その時は、ちょっと営業さんが若すぎて、と言いますか、自らこんなことをおっしゃったんです。

「実は私、昨日、中途入社したばかりなんですよ。」

「つい先日まで不動産営業マンでしたから、これから家のことを勉強します!」

まあ、正直なのはいいんですが、、、、客に言っちゃダメですよね。

しかも、「昨日入社て」 苦笑

 

実際、ちょっと細かい質問をすると、「上司に聞いてきます。」と言って質問しに行くんですが、まあ、けっこう待たせるんですよ。

そしてそれが3回くらい続いて、「うーん、もういいや、帰りたい!」と思ってしまいました。。。苦笑

でも、上司を呼んで「スミマセン、営業さんを別の人に代えてください。」なんて言うの勇気がいりますよね。。。

なので、面倒くさいから「今回はやめよう!」って、候補から早々に外したのです。

 

しかし、こういう場合ってどうしたらいいんですかね。苦笑

正直で明るくて、決して悪い感じの人じゃなかったんですけどね。

でも、大きな買い物をするのに「昨日入社」って不安ですよね。

ただ、この、ちょっとフワっとした感じの営業さんを見て「あれ?住林ってこんな感じなの?」と、ほんの少しですがハードルが下がった感じがしたんです。

それまでは、比較的「年配の夫婦」が建てる堅い高級ハウスメーカーっていうイメージだったんですよね。

 

意外に安い?住友林業の坪単価

3軒目の家を建てるときに、もう一度だけ住友林業を見に行こうと思いました。

それはなぜかというと、住友林業のホームページでこんなコーナーを見つけたからです。

「Smart木達(スマートこだち)」ちょっと面白そうですよね。

ハッキリ言って、シミュレーション機能は、ちょっと物足りないです。

でも、すぐにその場で積算が出るんです。

 

だいたいのコスト感、つまり「坪単価」がわかるってのがうれしいですよね。

他のハウスメーカーには、あまりこういうの無いんですよ。

こういうのがある時点で、住林の印象がぐんとソフトになります。

ネットの仕組みということでターゲットの客層も年配者というよりも若い人なんだろうなと推測させますし。

 

そしてさらに坪単価的に、自分が当初予想していた、重厚かつ格式高く豪華な住友林業の価格ではなく、随分と許容範囲の金額でした。

あれ?この坪単価だったら、もしかしたら、住林いけるかも!

と思って、住宅展示場へワクワクしながら向かったのでした。

 

営業氏「あ、うちはそんなに坪単価が安くないですよ…?」

さて、住宅展示場に着くと、今の担当営業さんがお出迎えしてくれました。

前回みたいに営業さんが経験不足ってことになると困っちゃいますから、まずは話を聞こうと思いました。

すると、接客態度や商品知識、提案内容ともに、か~な~り優秀です。

この人なら安心だと思って、さあ次はこちらからの質問です。

 

ネットで見かけた「smart木達」の見積もりの件は敢えてふせて、どれくらいの価格で家が建つのか聞いてみることにしました。

ネットで調べると、思っていたよりも安い感じがしたんですが、実際のところどれくらいなんですか?

すると、この一言。

あ、いえ、、、うちはそんなに安い方ではないと思いますけど。。。

 

あれれ?

質問の仕方を間違ったかなと思ったんですが、ちょっと予想外の回答でした。

 

住友林業の客層って?

もしくは、「smart木達」の自動積算機能で出てきた金額のこともありますし、それを前提にして、

そうなんですよ、高いと思われがちなんですが、そんなに高くないんですよー。もしかして、Smart木達、見ましたか?

的なことを言うかなと思ったんです。笑

 

そして、「ウチは安くない」発言の後に付け加えるように、営業さんが言うには。

だいたい、坪85~90万円くらいです。」

とのこと。

まあ、ネットの評判に近い金額です。

安くないというから、すごく高い金額を出してくるかと思ったんですけどね。苦笑

意外にも「評判通り」という・・・。

 

「まあ、実質的に坪単価120万くらいになります。」なんてサラリと言われたらどうしようってのがあったんですけどね。

ただ、若干「smart木達」の積算より高いような気がするんですが、でも、今の積水ハウスの家から算出した坪単価よりも安いです。

やっぱり、これならイケるかも!って感じになったのです。

うちも、住林の客層として、外れてはいないなと、やっと、そう思ったのです。

 

ネットでみかける坪単価はあてにならない!!

でも、この時はまだ「坪単価マジック」ってのを考慮してなかったんですよね。

坪単価って、ホント、ケースバイケースで定義が変わるので要注意です。

ネットとかだと、たまに外構も含めて算出しているケースもありますからね。

そんなことしたら、めっちゃくちゃ高くなっちゃいますよね。

 

ほかにも、家具とかカーテンは含めない、とか、太陽光発電などの設備は除くとかいうケースもありますね。

あと「坪単価は、そもそも家の本体価格のみで算出するものだ」とかの意見もありますし、だとすると、すごく安くなるケースもあります。

本当に定義がバラバラなんです。

なので、ネットで出てくる坪単価情報、これは本当にあてにならないと思います。

ちなみにハウスメーカーの営業さんは、一番安くなるパターンの「本体価格のみ」で坪単価を出していると思いますけどね。

多分・・・。

ま、それ前提で、進めることにしました。

 

自分と似た客層の多いハウスメーカーを坪単価で探る

あと、もうひとつネットの評判の話。

坪単価の高いハウスメーカーから安いハウスメーカーまで、おおまかに、4~5段階くらいでランク付けする坪単価ランキングも見かけますよね。

ハッキリ言って、これも正直「怪しい」気がします。

あるとき、地元では安いと言われるハウスメーカに、けっこうこだわった要件で積算をしてもらったら、すんごい高い積算金額になったんです。苦笑

そしたら、営業さんから「たぶん、私が担当したお家で、一番高いです。。。頑張れなくてスミマセン。。。」って残念そうに言われちゃいまして。。。

おいおい、安いハウスメーカーのはずなのに、全くネットの評判と違うじゃないかと。。。

まったくアテにならんじゃないかと。

 

ですので、一番、コスト感を確かめるのに確実な質問はこれだなと思いました。

御社では、総額でどれくらいの価格のお家を建てるお客様が多いですか?

この質問なら感覚がつかめそうな気がします。

そして価格帯から客層をイメージすることで、このハウスメーカーは自分に合っているかどうかを見ることができます。

 

安すぎてもダメ出し、高すぎてもダメだと思うのです。

自分と同じくらいの予算感の坪単価であれば、ハウスメーカーもきっと、そのあたりの客層に慣れているので、すべてがスムーズに進むと思うのです。

ハウスメーカーも、予算が少なすぎる客や、逆に予算がありすぎる客は、やりにくいと思うのです。

予算がないから値切る、予算があるから提案の要求レベルが非常に高い、という感じですね。

 

住友林業も積水ハウスも評判通り、どっちも高いネ

さて、結論からお話ししますと、今回の住林のおうち、積水ハウスの坪単価よりも、高くなっております。。。

でも、これには理由があって、積水ハウスよりも多くのオプション(提案工事)をたくさん導入しているからです。

ですので、オプションとか何もない、いわゆる「しょぼりん」仕様ならどうかと考えると、あれ? 住林の方が安いのかな?とも思います。

ただ、積水ハウスのMAXIOは3階建てですから、坪単価的には割高なはずなんですよね。

なので、それと比べると、やや住林の方が、やっぱり高いのかなと思いますが、うーん、どうでしょうか。。。

 

ていうか、細かく比較しようと思っても、住友林業の「本体価格」って、明細がないんですよね。

積水ハウスの時は、すべての金額に対して明細が細かく出たんですが、住友林業で明細が出るのは提案工事と呼ばれるオプション発注の部分のみなんです。

ハッキリ言って、明細がないってことは、常識的に考えれば、バッファが相当分含まれているってことなんです。

っていうか、そう思われても仕方がないし、顧客としても、そう思った方が納得がいくと思います。苦笑

なので、だいたい同じくらいなのかな、でもちょっと高いのかもしれないな、という感じだと思います。

 

でも、大事なのは、この価格で、この内容であることに対して、納得がいくか、だと思うんですよね。

それを考えると、現時点で十分に満足のいく内容と金額だと思っています。(外構はまだ決まってませんが。苦笑)

ま、住林も積水ハウスも評判通りどっちも高いって事には変わりないですけどね。

 

住友林業の評判=やはり高級路線か?

妻からすると積水ハウスは高級路線だと言うんですが。

自分としては住友林業の方こそ高級路線と思っていました。

それも、子供のころから。

結局、積水ハウス、三井ホーム、住友林業、ヘーベルハウス、ダイワハウスあたりはライバルなので、価格的にはだいたい同じ感じで出してくるんんですよね。

それにこの辺って、人によって意見の相違は若干あれど、どれも高級ハウスメーカーといっても過言ではありませんよね。

とくに、たまたま、お金持っている人が、そのハウスメーカーで買ったりすると、あぁ、やっぱりそのハウスメーカーは高級路線なんだなと思いますし。

その程度のレベルの違いかなと。

 

当初、重厚で格式高く高級すぎて、ちょっと自分には合わないかなと思っていたんですが、そういうイメージは少し変わりました。

だって、自分が買うんだもの。笑

とはいえ重厚なイメージは、いまだに残っていますけどね。

僕の中では、それでもまだ住林は高級路線な感じがしてます。

そういう「ブランドものを買ったぞ」という満足感も、けっこう重要なポイントなのかなって思う部分も少しだけあります。

Twitterでフォローしよう