ハウスメーカーの選び方(性能で選ぶ)

前回「ハウスメーカー選び」の続きです。

今回は、自分がハウスメーカーを選ぶ際に比較したポイントを書いていこうと思います。

自分のこだわりを、どのハウスメーカーなら生かせるかを考えること、たぶん、それが一番大事な気がします。

 

ハウスメーカ独自色が強いなと思う点を比較のポイントにして選んだ

まず最初に、ハウスメーカー独自の色が出てくる部分はどこかなと考えました。

それを考えると、かなり色々出てきたんですが、まずは基本である、構造とか断熱とか、家の作りだろうなと。

でも、どのハウスメーカーのパンフレットにも最初の方に出てきますが、どれも似たり寄ったりです。

普通に読むと「大手も、そうじゃないハウスメーカーも同じじゃん」って感じです。

たいがい、「断熱、気密、耐震、最高レベルを実現!」などと書かれています。

どこがどう差別化されているのか、あまりよくわかりません。苦笑

 

なので、木造と鉄骨とか、RCとかの大きなレベルで見ていくことにしました。

そうすれば、ハウスメーカーによって大きな違いが出ますので、まずは、そこから考えていくことにしました。

 

 家の構造(木造、鉄骨など)

大きく分けると、ツーバイフォー、軽量鉄骨、重量鉄骨、RC、木造在来などなど、よく聞いた名称が並びます。

自分の場合、リフォームや増築のしやすい「木造在来工法」がいいなと思っていました。

1件目の家も、今の家も住んでから、「あーしたい、こーしたい」とか出てきましたし必須かなと。

とはいえ今住んでいる家は「積水ハウスのシャーウッド」なので木造工法ですが、増築(リフォーム)費用の積算が想像以上に高くて、困っちゃいましたけどね。。。苦笑

でも万が一リフォーム費用が高くて頼めない場合、木造の在来工法なら、最悪、地元工務店にもリフォームしてもらうことができますよね。

軽量鉄骨やRCの家を、地元工務店で「リフォーム・増築してくれ」って言っても、断られるケースもあると思いますし。

 

ただし、保証は無くなっちゃいますけどね。

弟の家は無印良品の家でしたが、地元工務店でリフォームして保証はなくなっちゃいました。

でも、ハウスメーカーの保証を気にして、必要なリフォームを我慢するよりは良いと思うんですよね。

なので、木造在来工法が一番、融通が利くし、汎用性が高いかと思った次第です。

 

家の構造(間取りの自由度)

実は最初、積水ハウスの家の時は、地震のことも考慮して、なにがなんでも「鉄骨の家」を建てようと思ってました。

東北の震災がありましたからね。

なぜ鉄骨なのか、理由は単純で、鉄骨の家の方が丈夫そうじゃないですか。笑

でも、耐震基準で考えると、木造でも高いレベルの耐震性の家を建てられるんですよね。

要するに耐震基準で考えれば、木造も鉄骨も同じ値なのです。

 

あと、積水ハウスの社員さんは軽量鉄骨でなくシャーウッドで建てる人がかなり多いという話を聞いたのも僕の「鉄骨信仰」が崩れた要因の一つです。

ほかにも本当なのか都市伝説なのか、はたまたガセなのか、「ネズミで実験をしたら、木の家が一番長生きで、鉄やコンクリートの家は共食いが起こる」とかいう話も不気味に記憶に残ってます。。。

なので、やっぱり木の家がいいなあと思った次第。

 

でも、木の家のハウスメーカーもいろいろありますよね、どこに差があるのか?

と考えると、住林のビッグフレーム(ビッグコラム)だったのです。

これによって、間取りの自由度が上がるのはポイント高いです。

例えば、壁をなくしたワンフロアの広い部屋とか大開口とか、他社にはできないレベルも可能です。

それに自分的に間取りには「こだわる」タイプですから、自由に間取りを組めるという特性は自分にとっては必要だなと思ったのです。

しかも木の家の最高峰は住友林業ですから(と、言われてますから)、「やっぱ、住林かな。」と思ったのです。

 

耐久性(年月とともに家がゆがんだり床が鳴ったり)

耐久性は、1軒目の家と、別荘との比較で考えました。

10年近く住んだ1軒目の家は、けっこう、痛みなど出てきてました。

 

これは余談ですが、1軒目の家の売買交渉の時には、「値引きをするなら、その代わりに瑕疵担保を外しますよ」と買主さんに提案しました。

といっても、そんなにひどい痛みが出ていたわけではないです。

なので、買主さんも現状を見て、値引きの方を選びました。

普通にまったく問題なく住めるレベルですが、ちょうど家も10年目に差し掛かってきたので、メンテのタイミングです。

(そんなことは無いと思いますが)そのメンテ費用として瑕疵担保を当てにされたら困っちゃいますから、それを避けたのですが、杞憂だったかもしれません。

 

でも、やっぱり時間が経つと床も鳴ったりしましたね。(大工さん曰く、調整できるそうですけどね。)

それに10年、20年たてば、大きな地震が何度かあったりで、少しは家も歪むでしょうし。

その歪みが、どれくらい目に見えてわかるかというところが、ポイントでしょうか。

でも、そこは判別できませんから、家の丈夫さをどうチェックするか。

 

それは、バカみたいですが、壁や床や柱をドンドンと叩いてみただけでわかりました。

実際、今の積水ハウスの家は段違いに「剛性感」があります。

固い感じ、重い感じ、詰まっている感じ、動かない感じ、ドッシリ、ガッチリした感じ、と言えば伝わるでしょうか。

やっぱり積水ハウス=大手ハウスメーカーの方が、丈夫なんだなあと思いました。

 

断熱性・気密性・遮音性

これも同じく、積水ハウスの家、そして1軒目の家や別荘との比較で、大きな差を感じる部分です。

積水ハウスの断熱性は今のところ必要にして十分な性能です。

冬にエアコンを全くつけずに、床暖房のみで過ごせるのは大満足ポイントです。

積水ハウスの「売り」って、とくに断熱がすごいとか、暖かいとか、あまり聞かないんですが、それでも、まったくもって問題なし。

とびぬけた個性は無いけど、全てに優れた優等生というイメージ。

やっぱり、断熱にこだわるなら大手ハウスメーカーじゃないと厳しいのかなと感じます。

 

それと、遮音性も高いです。

ウチは通りの激しい国道に面しているんですが、時間帯によっては、家の外に出たら会話ができないくらいの騒音です。

耳元で大声で叫ばないと相手の声は聞こえません。苦笑

でも、家の中に入ると、ほぼ、気にならないレベルになります。

さすがに、トラックとかの大型車の通る音は聞こえますが、その音でイライラすることはありません。

ちなみに1件目の家の時は、庭で誰かが会話していると家の中まで聞こえましたからね。苦笑

 

あ、でも、唯一イライラするのは、珍走団のバイクです。

大手ハウスメーカーの家の遮音性の高さでも歯が立たないのですから、ヤツラがどんだけウルサくて大迷惑かって話です。

警察は、「子供だから」ってことで厳しく取り締まらないようですが、だったら自治体で防音設備の補助金出せって思いますが。。。苦笑

 

次回に続きます。

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