台風15号で千葉はず~っと停電・断水が継続中なんですけど、知ってますか?

今日は、台風15号による千葉県の被害について書きたいと思います。

本当は、停電や断水が全地域で復旧して、

多くの人が「ほっ」と落ち着いてから、

いつもの楽しい調子でブログを書こうと思ってました。

 

でも、9月16日現在で、いまだに停電も断水も復旧していない地域があるのです。

これって、とても大きな問題だと思うのですが、

テレビなどの報道時間が少ないような気がしてなりません。

国の対応も遅い、というか「本気の本気」「必死で復旧させる!」

みたいな雰囲気じゃないような感じもします。

 

それで、かなり迷いましたが、

千葉県の被害はテレビ報道の印象よりも、実際はかなり大きいですよ!」

と、お伝えするため、「お知らせ」の意味でブログを書くことにしました。

 

千葉県は現在もまだ災害継続中です

まず、こちらが9月16日深夜1時の時点の停電状況です。

まだまだ多くの自治体で10万軒ほどの停電が継続しています。

すでに台風通過から1週間過ぎますが、

昨年の大阪を襲った台風21号よりも明らかに復旧に時間がかかっています。

停電情報は下記のリンクからご確認ください。

http://teideninfo.tepco.co.jp/html/12000000000.html

次は断水情報ですが、Yahooニュースによると、

9月15日の夜21時で2万件近くの断水です。

千葉県によると、15日21:00現在、台風15号による停電の影響で、千葉県の広域で断水が発生しています。現在、復旧作業が行われています。なお、復旧には時間がかかる見込みです。

■影響地域
・鴨川市:83軒
・市原市:60軒
・大多喜町:6軒
・かずさ水道広域連合企業団(木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市):12500軒
・三芳水道企業団(館山市・南房総市):120軒
・多古町:3390軒
・南房総市:3900軒
・鋸南町:100軒

https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/emergency/detail/00000008471793.html

我が家も長らく停電しましたが断水という状況は免れました。

しかし、断水が起こっていたら、相当大変なことになったでしょう。

 

断水の原因と、なぜか携帯電話の電波も入らなくなる・・・

ところで、なぜ「断水」が起こるのでしょうか?

最初は自分も、なぜ断水なのか、何が起こっているのか、

状況が良くわかりませんでした。

 

でも、それは簡単な話で、浄水場が停電のため機能しなくなったのです。

予備電源とかないんでしょうかね、、、

ま、とにかく今の時代は、全てが「電気」なんですよね

 

同様に、しばらくして携帯の電波も入らなくなりました。

台風が通過して停電が始まって、しばらくは台風情報を見るために携帯とにらめっこでしたが、

ついに携帯電話も使えなくなったのです。

 

どうも停電のため、モバイルの基地局(中継アンテナ)が機能しなくなったそうなのです。

これで、身内だけでなく、お客さんとも電話ができなくなり、

仕事に大きな支障が出ることが予想されました。

 

眠れなかった台風一過の朝の様子

台風が過ぎ去って昼前くらいになり、やっとのことで外に出ることができました。

まったく眠れずボーっとしながらも、安全確保のため周囲の状況確認です。

 

まず非常にたくさんの街路樹が倒れていました。

その倒れた街路樹が道をふさぎ、

我が家の前の通りは片側通行を強いられていました。

 

ちなみに街路樹の残骸は1~2日くらいの間に役所の人が来て、

折れたところから切断して道路から避けてくれましたので、今は大丈夫です。

でも、それは良い方で、数日にわたり、

倒れた木や折れた木の枝でふさがれた道路もありました。

間違って木の枝を踏んでパンクしちゃったり、

急に避けてくる車と接触事故に遭わないようにしたり、

かなり注意したものです。

 

しかし、道路が封鎖されると危険なだけでなく、生活維持活動の妨げにもなります。

なぜ交通量の多い道路なのに、いつまでも瓦礫が放置されていた道路があったのか謎です。

いや、もしかしたら単に道路の情報が役所まで伝わってなかっただけかもしれません。

ここは国や自治体の対応を待つだけでなく、

自ら積極的に情報提供するということも今後は考えたいですね。

 

停電のため信号機が止まる(いまだに止まってる)

街路樹が倒れている様子を見た時、

「これは相当大きな台風だったんだ」と思ったのですが、

もっと驚いたのは、信号機が全部止まっていたことです。

ちなみに上の写真は、つい昨日(9月15日)の、ウチの近所の大きな交差点です。

まだ、一部の交差点の信号機は止まっているんです。

 

でも、素晴らしいですよ、こういう時だから皆さん譲り合って交差点を進みます。

お互いが一時停止して、アイコンタクトや周りの状況を判断して、

先に行けそうな車が進むのです。

 

もちろん、誘導員なんていません。

これは、交通量の非常に多い街中の大きな交差点も同様です。

信号機も誘導員も無しで、ドライバーの判断で交差点を渡っていました。

 

ちなみに、一部の交差点では、発電機を使って信号機を復活させているようです。

発電機がたくさんあれば、もっと復旧するかもしれませんね。

千葉県警の人、頑張ってほしいです!

 

譲り合いの気持ちを持たないと死にます

でも、ほんのごく一部のドライバーが一時停止もせず、スピードも落とさず、

自殺行為か?と思う勢いで突っ込んできたりするのを稀に見ました。

この前は大型トレーラーが猛スピードで目の前の交差点を横切っていき、

それを見て血の気が引きました。

 

一歩間違えば大勢の人が死ぬところでしたし、

この状況で大型車がそんな乱暴な運転して、

殺人の確信犯かとさえ思いました。

 

・・・まあ、気持ちはわかりますけどね。

昨日も県外からゴルフや観光に来る他県ナンバーの車がいましたが、

まさか信号機が止まってるとは思わなかったかもしれません。

光ってないから気が付かずにスーっと行っちゃう人もいるかもしれません。

あと、プロのドライバーなら、仕事にならなくてイライラしているのかもしれません。

 

なので、地元在住の地理に詳しい人、譲り合いの気持ちをもった皆さんは、

必ず信号機が止まった交差点では一時停止、または徐行しましょう。

自分が止まれば少なくとも巻き込まれずに済みます。

 

屋根を見るとブルーシートだらけです

今回の台風は風も雨もすごかったんですが、

とくに風がすごかったです。

でも、ここまで家屋の被害が出るとは思ってませんでした。

こちら、朝日デジタルのニュースです。

台風15号が直撃した千葉県で、

家屋の被害が少なくとも1千戸を超えることが14日、

県のまとめで明らかになった。

https://www.asahi.com/articles/ASM9G5K7JM9GUTIL01C.html

いやあ、僕が見た感じでは、

1千戸じゃすまないと思うんですよね・・・。

 

台風一過の当日や翌日は気が付きませんでしたが、

今は多くの家が屋根にブルーシートを掛けているので、

「あ、ここの家も被害に合ったんだ」と目立つんです。

瓦が一部壊れているのに、いまだにブルーシートがかかってない家もたくさんありました。

もしかしたら、住んでる人も気が付いてないのかもしれません。

 

ちなみに我が家は無事でしたが、もしも屋根に被害が出ていたら、

恐らく今も雨対策でアタフタしていたと思います。

 

しかし、とても多くのご家庭が、屋根が飛んだり瓦が飛んだりしてます。

とはいえ屋根にブルーシートをかけるにも一般人にとっては危険です。

こういうところで国や自治体などが予算を出して、

早急に対応してほしいですね。。。可能なら・・・。

こちら、近所のお寺の屋根です。

さらに最悪なことに、既にインチキ屋根業者が詐欺まがいの行為を被災地ではたらいてます。

ボランティアを装い、ブルーシートを掛けて、あとから大金を請求するヤツラもいるようです。

弱みに付け込む人間のクズのような人たち、早急に取り締まりしてほしいです。

みかけたら即・通報です。

 

コンビニやスーパーにパンや弁当が無くなる

さて、周囲に注意して街に出まして、食料などの調達です。

しかし当初は、コンビニやスーパーに行っても、

パンやおにぎり、弁当、アイスクリームなどは、どの店の陳列棚も空っぽでした。

 

やはり台風で一時的に物流がマヒしたのと、

あと多くのコンビニは停電で営業できないってのもあったのでしょうね。

少ない店舗に多くの人が買い物に来るので、あっという間にモノが無くなっちゃうのです。

(カップ麺などのインスタント食品や菓子は割と残ってたりしましたけどね。)

 

ちなみに昨日の時点は、多くのコンビニやスーパーで、

今まで通り買い物ができるようになりましたが、他の地域はどうでしょうね。。。

困っている地域があれば情報を出してほしいですね。

役所も個人のSNSに期待してるわけじゃないでしょうけども、

可能なら店舗と情報共有して、

「役所のお知らせメール」で近所のお店等の在庫不足状況を流してほしいものです。

 

少し離れた地域では食料が売ってたりする

ところで、未だにモノが少なくて食料が確保できないという人がいたら、

車があれば少しだけ遠出して被害の少ない町まで行ってみてください。

または近所でも、お店によって状況が違ったりしますので、

時間があれば周囲に気を付けて、お店を色々周ってみてください。

 

僕も経験したんですが、我が家の近所では軒並み閉店中の飲食店が、

別の自治体では、まったく何事もなかったかのように多くのお店が開店してました

すぐ近くの自治体・地域なのに状況が大きく異なるのがよくわかりました。

(ちなみにアクアラインを渡れば何もなかったかのように在庫は豊富でした。)

 

近所のコンビニでも同様で、

モノがほとんどないコンビニもあれば、

「なぜ、ここだけ!?」と思うほどに充実したコンビニもありました。

不思議な現象です。

 

窓のない車と、ガソリンスタンド3時間待ち

今はいくらか涼しくなりましたが、

台風一過の数日は猛暑でした。

ぼくも暑さが苦手なので、たまらず車で過ごす時間が多かったです。

 

とはいえ、大切な車さえも被害に遭って、窓ガラスが割れてしまって、

布のようなもので覆っている車もかなりたくさん見かけましたけどね。

そんな光景も初めてです。

 

ところで、僕と同じように車で涼む人は多くて、

どの地域も夜になってもエンジン音が聞こえていたようです。

でも、そんなことをしているとガソリンがどんどん減っていきます

しかもガソリンスタンドも停電で営業できませんから、

多くの人が数少ないガソリンスタンドに押しかけて、

ガソリンを入れるにも3時間待ちとか、とんでもない状況になってしまっているのです。

 

でも、これも飲食店と同様に探せば空いているスタンドはあって、

延々と3時間並んで給油したという人もいる一方で、

ほぼ並ばずに給油できた人もいるという状況でした。

ぼくも隣の隣の町のガソリンスタンドに行ったら、30分くらいで給油できました

そこまで行くのに1時間かかりましたけどね。。。

こういう情報も役所や国が主体で取り纏めて、共有できるといいなあと思いますね。

 

なぜ被害の報道が少ないのか

ところで、今回の千葉県の台風被害では、

しきりに報道が少ないと言われています。

報道が少ないと各地の情報が入りませんから、好ましい状況ではありません。

 

もちろん、自分も感覚的には報道が非常に少ない印象があるのですが、

でも厳密に時間を計測したわけではないのでわかりません。

 

ただ、こんなに大変な状況なのに、テレビでは普通にバラエティ番組をやっていて、

県外から普通にゴルフ客や観光客がやってくるという状況が、

「ちょっと待ってくれ、まだこっちは復旧してないんだよ! 知らないの?」

って感情を掻き立てるのかもしれません。

 

あと、すぐ近所は復旧しているのに、その隣町は何も復旧せず不便な生活を強いられているという、

その状況も同様に、

「ちょっと待ってくれ、ウチの地域はまだ復旧してないんだよ!知らないの?」

と、知ってほしい、報道してほしい、という気持ちにさせるのかもしれません。

 

オリンピックを前にして、災害に強い日本をアピールしたい国の意向があるなんて話も聞きますが、

まあそういう政治的な話の真偽はどうでもよくて、

大事なのは、

・食料

・停電

・断水

・屋根の破損

これだけは国をあげて全力で復旧させてほしいなと思っています。

僕は国に期待しています。

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