軒天井の補修工事が完了しました

昨年は台風、今年はコ●ナ。

毎年何か大きな災いがあって困ったものです。

そういえば先日の夜に地震があり、うちの地域は震度2でしたが、

けっこう揺れまして…、

そろそろ許してくれないかなと思ったりして。苦笑

 

さて、まだウチの近所には屋根にブルーシートのかかったお宅が散見されまして、

昨年の台風被害の復旧工事でさえ、まだ時間がかかっている状況。

我が家も先日、ついに待望の家屋工事が入りまして、

住林さんにバッチリ対応して頂きまして全て復旧完了したのでした。

 

今日は軒天井の復旧工事の話と、

軒天が外れてしまった意外な原因について書きたいと思います。

 

軒天井破損までの流れ

まずは時系列で今までのおさらいをしますと、

昨年2019年の9月9日に台風15号がやってきました。

今は「令和元年房総半島台風」などと名前が付いているようですが。

上の記事でも書きましたが、

外構では物置とフェンスが、

家屋は軒天井とすべり出し窓が破損してしまったのでした。

ちなみに外構は2か月後の11月に補修完了。

家屋の方は、2月に住林さんから積算が出ました。

金額などは下の記事に書いておりますので、ご参考まで。

ちなみに今回は住林さんの「災害復興センター」に対応して頂きました。

 

なので、いつもの住林ホームテックの担当さんではなくて、

本部の担当社員さんに我が家の窓口としてご対応して頂いたのでした。

 

さすがに膨大な数の被害家屋でしょうから、

窓口を一本化して作業効率を上げているのでしょうね。

 

補修のための足場が組まれました

その後、積算を三井住友海上(火災保険)に送付し、

問題なく保険がおりることを確認しまして、

住林さんに工事の依頼をしました。

 

すると3月末に住林災害復興センターから連絡があり、

足場の工事が始まりました。

足場の支柱の家の壁にもたれかかる部分は、

写真のように黄色いシートを敷いて養生しています。

 

テラスの石貼りにも足場の「足」の部分で傷がつかないように、

黄色シートと、ラバーのクッションを敷いていました。

丁寧ですね。

ただ足場工事の際に上の写真奥のスクリーンブロック塀の上に、

工事の人が上に乗って歩いていたのが少々気になりましたが、

ブロック塀って大人が乗っても大丈夫なんでしょうかね?

ま、とりあえず無事、足場工事が完了しました。

 

軒天が外れた原因がわからない…

さて、今回の軒天井の破損ですが、

いったいなぜ軒天上の一か所(1枚)のみが外れてしまったのか、

まったくもって謎でした。

 

外れた部分を写真にとると、このようになっています。

軒天井は金具に止められていたのですが、

金具の上に軒天井が乗っかってしまってます。

どういう原理でこうなったのか不思議で仕方なかったのです。

 

そこで工事に来られた大工さんに、

なぜ、ここだけ外れてしまったのか質問してみたのですが、

やはり「わかりません」とのこと…。

うーん、これは困りましたね、不安です…。

 

同じことが二度と起きないようにするのが本来の修理では?

でも、何かしら原因があるはずです。

その原因をしっかり確認せず、対処療法として、

軒天井の板を再び金具の元の位置に戻すだけでは、

次にまた同じくらいの強い風が吹いたら、

再び同じように軒天井が外れてしまいます。。。

まあ、百歩譲って外れたままでも生活に大きな支障はないのですが、

この隙間から風が入ってゴウゴウと音がするんですよね。。。

 

結局、原因がわからないので、

「今度また強風で外れたら、もう一度直すしかないですね」

・・・という回答だとすれば、、、

火災保険に入っていたからよかったものの、

もしも保険に入ってなかったら毎回30万円近いお金が、

台風の都度飛んでいくわけです。。。

 

とすると、その対応だと、

お金がいくらあっても足りないということになります。

 

軒天井の補修方法への疑問

でも原因がわからないなら仕方ないですよね。。。

プロの判断に従うしかありません。

なので、とりあえず原状復帰をお願いすることになりました。

 

ちなみに今回の補修方法としては、

この留め金のツメをカナヅチで叩いて曲げて、

いったん軒天井の板を元の位置に戻し、

再び留め金のツメを元に戻すという方法。

 

って、分かりにくいと思うので図解してみました。苦笑

最初は留め金をスライドさせて、ずらして板を戻すという話でしたが、

当日に留め金はスライドできないことがわかり、

スライドではなく留め金をガンガン叩いて曲げ戻すという、

方法となりました。

 

うーん、、、

ということは留め金自体が変形しちゃいますから、

原状復帰と言えるのかな?

そもそも、この方法はいかがなものか・・・。

 

あと、様子を見る限り、相当な力で留め金を叩いてましたが、

本来そこはハンマーでガンガン叩く部分ではありませんし、

あれだけ強く叩いたら、

他の部分のネジとか接続箇所が外れたり、

他の部材自体の歪みが出ないか、

正直なところ、見てて恐ろしくなりました。。。

 

補修方法を再度見直して頂けないか?

しかも、さらに問題が起こってしまいました。

下の図のように「3:留め金の詰めを曲げ戻す」はずだったのですが、

「曲げ戻らなかった」という結果に終わってしまったのです。。。汗

そのため、「少し時間をください」ということになったのです。

 

うーん、それも少しおかしな話ですよね。。。

そもそも家や部品の構造を理解していなかったのでしょうか・・・。

 

しかも工事の最中、大工さんが監督さんに、

「ここは聞かないと、どうなってるかわからないなぁ。」

と言ってるのを聞いてしまったんですよね。。。汗

 

頑張って作業して頂いた後に大変申し訳なかったのですが、

さすがに「一言」言いたくなってしまいました。。。苦笑

 

まず最初に、そもそも「叩いて曲げて直す」という方法を、

見直して頂くようお願いをしました。

 

理由は明白で、留め金がそもそも劣化しますし、

叩いた影響で他の部分も心配だし、

次の台風で同じことが起こりかねないからです。

 

そして、構造がわからないのであれば、

可能であればですが、

この家を作ってくれた大工さんに、

補修工事をご協力してもらえないでしょうか、と。

 

新築の時の大工さんは腕も人柄も良く、

住林さんの中で最も信頼している人と言っても過言ではありませんので、

あのときの大工さんに来てもらえないかダメ元で頼んでみたのです。

 

軒天井の仕組みがわかった!

そしたら、さすが住林さんです。

当時の大工さんに来て頂いたのです。

嬉しすぎて「神が来た!」と思いましたよ。笑

 

どうも、住林さんには新築部門と、

そうでない部門(リフォーム部門?)と分かれているようで、

新築部門でないと構造がよくわからない部分があるとのこと。

なるほど、そういうことなんですね。

まぁ、とにかく安心しました。

 

しかもなぜ、この軒天井の板だけが外れてしまったか、

原因も判明しました!

バルコニーの軒天井は広いので、

分割して軒天井の板を貼っていますが、

外れてしまった赤枠の板だけ留め金との噛み方が甘かったらしいのです。

 

例えば隣の青い板を含めて他の軒天井板は、

留め金との距離感に問題なかったらしいのですが、

赤い板だけ他と比べて形とサイズが大きかった影響か、

留め金との位置関係が2.5㎜ズレた(遠かった)そうです。

 

なるほど、そういうことだったのですね。

丁寧に説明してくれて安心しました。

 

でも僅か2.5mmであれば誤差の範囲かと思いますし、

その差を制御するのは難しいのかもしれませんね。。。

 

しかし、台風15号のような前例のないほどの強風では、

そんな誤差さえも命取りになるということですね。。。

 

昨今の異常気象も相まって、

今後も強力な台風が来ることが予想されますし、

今までよりも高い基準で家を作らなければならなくなるのかもしれませんね。

考えさせられますね。。。

 

やっぱり住林さんで良かったと思う…

それより大切なのは、次回また同じことが起こらないように、

補修してもらうことです。

 

そこで今回は、その2.5mmの差を縮めたうえで、

留め金の数をさらに2つ追加してもらったのです。

原状復帰プラスアルファの素晴らしい対応ですね!

 

こうして軒天井がどのように固定されているのかの仕組みもわかり、

それを理解した上で対応してもらったので、

これで本当の本当に一安心となりました。

一時はどうなる事かと思いましたが、

なんとか収まってよかったです。

 

しかし今回の補修工事を振り返ると、

監督さんも大変丁寧な人でした。

僕のような素人が何を言っても腰が低く、

丁寧に言葉を選んで説明してくれましたね。

そういう細かな対応の良さを考えると、

住林さんで良かったなと思いました。

でも今年は台風が来ないといいなあ・・・。

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