今日は前回の続きです。
前回はついに「加湿器を買おう!」と決意した話を書きました。
以下のブログでは各社の加湿器の分析などしております。
これを書いた時は、けっこう悩んだんですよねー。
仕事の合間にメーカーのホームページやら、
価格コムやAmazonのレビューなどを大量に読み漁りまして・・・。苦笑
そして調べれば調べるほど、決め手の欠ける加湿器。
以下の条件を満たしているものは皆無でした。
1.メンテが楽勝
2.電気代が安い
3.健康被害がない
でも、このままだと唇カサカサのままですし(笑)、
今大流行しかかってるインフルエンザにも罹患しかねません。
というわけで決意しました!
今日は、どういう理由で何を購入したか、そして使い勝手のご報告です。
目次
大容量タンクの加湿器「ダイニチ HD-153」を購入
結論からお伝えしますと、
購入したのはダイニチのHD-153です。
こちらは気化式ベースのハイブリッド方式です。
今回の決め手はタンクが大容量ってところですね。
なんと、12リットルです。
単純にタンクが大きければ大きいほど、
水を交換する回数が減りますからね。
できれば水の交換は、1日1回多くて2回くらいにしたいものです。
その点、12リットルあればかなりの容量だと思うんですよね。
このように、1つ6リットルのタンクが2つ入ってます。
さすがに12リットルを持ち運ぶのはつらいですからね。
メンテナンスの手間はあきらめた
ちなみに、気化式ゆえのメンテの面倒くささは、
正直に言うとあきらめました。
もう覚悟を決めました。苦笑
ダイニチの加湿器は中をあけて見るとわかるんですが、
内部構造が単純そうなのでメンテもラクそうなんです。
少なくとも加湿器をしまう時と使う時の年2回は、
絶対にメンテしようと決意しましたよ、はい。
とはいえ、メーカーは月に2回のメンテ推奨ですけどね~。
ちなみに、月に2回ほどちゃんとメンテすれば、
消耗品の加湿フィルタは5年使えるらしいですけどね。コレ↓
But!月に1回のメンテだと1年しかもたないって書いてますから、
年に2回だと全然ダメってことになりますね。
恐らく、カルキで水の吸収が悪くなるんでしょうね。
あとは雑菌でしょうかね。。。
まあ、なるべくメンテするようにします。。。
パナソニック気化式加湿器との比較
ところで、その他の候補を見送った理由も書いておきます。
まず、最後まで争ったパナソニックのFE-KXF15ですが、
見た目はダイニチよりも格好良いですし、
ナノイーイオンも付いていて高機能で安心感があるのですが、
以下の理由で今回は見送りました。
1.水タンクの容量が9リットル(ダイニチは12リットル)
2.フィルタ洗浄等のメンテナンスがダイニチより煩雑
やはり水タンクの容量がダイニチよりも小さいので稼働時間が短くなります。
我が家のように24時間フル稼働させておく場合、
最短で6時間くらいで水交換になるので、ちょっと厳しい。
「弱」運転なら12時間くらい連続運転できるみたいですが、
その分だけ加湿量が少ないので我が家のように吹き抜けのある空間だと、
湿度が足りなくなってしまう恐れがあるのです。
もちろん、パナソニックにはこれよりもさらに大きな機種もあります。
でも、これらの水タンク容量ってダイニチと同じ12リットルなんですよね。。。
加湿量は2000ml/h以上と、かなりハイパワーなんですが、
その分だけ早く水タンク交換しなといけません。
それにこの2機種は内部機構に吸い上げポンプが含まれているらしくて、
どうもポンプに対するAmazonとか価格コムの利用者レビューがイマイチ良くないのです。
あと、お値段も5~6万円台と高いですしね。
というわけで、4万円くらいの大容量で比較すると、
ダイニチのHD153がベストバイだなと思ったのです。
象印のスチーム式加湿器との比較
しかーし、もうひとつ迷った加湿器があります。
そうです、象印のポットです。笑
これね、最初でこそ「格好悪い」って思っていたんですが、
何度も見てるうちに格好良く見えてきてしまって、
今や「割といいじゃん!」って感じなんですよ。笑
ていうか、あの、実は、ちょっと、ほしい。。。苦笑
なんつっても、フィルタ洗浄等の月1~2回の手入れも不要、
メンテナンスの超・お手軽さを考えると断然捨てがたい。
でも、やっぱりネックは電気代です。
我が家は1階と2階も吹き抜けでつながっているので2台購入必須です。
となると、電気代がMAXで1万5千円/月くらいになる恐れがあるのです。。。
いちおう我が家は太陽光とエネファームのダブル発電なので、
買電分の余力があるといっても、
結局、コストが増えることには変わりありません。
加湿器を年間5ケ月使うとして合計7万円ですから、やっぱり却下ですよね…。
メンテのラクさと衛生面の完璧さは捨てがたいですけどね。。。
まとめますと以下の通り。
ちなみに前回ちらっと話題に出しました、
次亜塩素酸水の加湿器は、パワーと信頼性の不足で今回は見送りとなりました。
やっぱ次亜塩素酸水はスプレーでいいやって感じですね。
ジアイーノも管理が面倒ですしね。。。
ダイニチ加湿器の型落ち(HD-152)はどうか?
ところで、価格コムには同じダイニチの型落ち機種(HD-152)も掲載されてました。
実際にまだ販売中で、しかも数千円安かったので、
「お、ラッキー、型落ちを買おう!」
と思ったのですが、想定外の差異というか注意点がありました。
それは、型落ち機種の方は「Ag+抗菌アタッチメント」がないんです。
水タンクのキャップになにやら水色のものが付いてますよね。
これが「Ag+抗菌アタッチメント」らしいです。
銀イオンで抗菌するってことでしょうか、
これは消耗品でして何やら錠剤が入ってます。
これが型落ち機種「HD-152」には付いてないのです。
これは1シーズンで交換なので、大きな手間はないし、
最初から少々メンテをサボるつもりでいる僕にとっては、
衛生面を考えれば必須だなと思ったのです。
なので、型落ち機種の「HD-152」は安いけど却下となりました。
ダイニチ加湿器の上位機種(HD-183、HD-243)はどうか?
次はダイニチの上位機種との比較。
上位機種のHD-183にしようかと、すごく迷ったんですよねー。
やっぱり加湿量が300mlも多いですからね。
この差は6~8畳用くらいの加湿器1個分です。
でも、なぜか水タンクのサイズは同じ12リットルなんですよ。
これは、さらに上位機種のHD-243も同じで12リットルなんです。
よく仕様をみると本体サイズがこの3つは同じなんです。
つまり、上位機種はモーターのパワーだけの差なのです。
水を蒸発させるための送風モーターが強力なのです。
でもタンク容量が同じならば、
その分だけ早く水タンクが消費されますからね。。。
やっぱり水交換する回数が増えるのは嫌ですから、
結局、継続運転時間と加湿量のバランスを考えて、
上位機種は却下となったのです。
ダイニチの加湿器の実力はどうか?
さて、次はお待ちかねのダイニチの加湿器の性能について。
実際に使ってみてどうだったかをご報告します。
サイズ感は割といい感じですよ。
パナソニックの空気清浄機よりも背が低いので小さく見えます。
ま、けっこう奥行きはありますけど、
背面は壁に付けられるタイプなのでギリギリまで寄せてもOKなのはありがたい。
次に我が家の空間面積を説明します。
以前にWEB内覧会でもご紹介しました、自作の間取り図で説明しますと、
このように薄い水色になっている部分が1つの空間です。
濃い青色は加湿器本体で、吹き抜けの近くに配置してます。
各部屋の引き戸を全開にすると、こんなに空間がつながるんです。
ほぼ全館加湿です。笑
ざっくりと畳数を計算すると、52畳くらいでしょうか。
ダイニチのHD-153は42畳までですから、
あちゃー、10畳ほど足りません・・・。苦笑
でも寝る時は客間へ通じる障子を閉めますから、
このような感じで40畳くらいにはなりますね。
なので、問題は昼間ですね。
湿度は50%くらいがちょうどいいらしい
まあ、とは言っても、実は畳数不足を承知で選んだのは理由があります。
いくら畳数不足でも、湿度40%以上は上がるだろうと思ったのです。
(なんと楽観的・・・。)
少なくとも、このパッサパサの乾燥状況が回避できればよく、
別に60%とか70%も湿度をあげる必要はありません。
色々と調べてみると総合的にみてベストな湿度は50%らしいです。
とくに、
40%未満だとインフルエンザ等のウイルスが活動をはじめるらしく、
50%を超えるとダニやカビが活動をはじめるらしいので、
だとすると、40~50%を維持してくれればOKかなと。
ただし、肌の乾燥とか気になるなら60%くらいはあった方がいいらしいです。
でもカビやダニの発生を考えると60%は怖いですね・・・。
なので50%くらいがベスト。
というわけで、さっそく起動させてみましたところ、おお、すごい!
湿度70%の設定で、最大63%まで部屋の湿度が上がりました。
まあ、この日は外も湿度が割と高かった日なのですけど、
でも、これなら恐らく大丈夫そうですね!
ダイニチ加湿器は2階の湿度も上げるパワー
さて、問題は二階の湿度です。
吹き抜けでつながっているとはいえ、
湿気って普通は下降していきますよね?
上昇しないですよね?
でも、気化式の場合はファンで空気を拡散してくれますから、
つながった空間であれば、ある程度は均一にしてくれるはず!
ネットでググると1階の気化式加湿器で2階も加湿されたという人もいたので、
大丈夫だろうと思ってましたが、でも実際に試すまではドキドキ・・・。苦笑
というわけで2階の空気清浄機の湿度をチェックすると、
おぉ、50%になっている!完璧です!
我が家のように、それほど大きくない吹き抜けでも、
空間がつながっていれば1階も2階も加湿してくれるようです!
各部屋で湿度にムラが出ているのが気になる
ちなみに玄関に置いてある空気清浄機も50%になっていましたので、
空間としては30畳以上ある1階も全体的に加湿されていることに間違いないですね。
ただ、気になるのは、1階の掃き出し窓のそばの湿度計は、
ほぼ毎日、40%ちょいなんですよね。。。
湿度計に誤差があるのかなと、
加湿器の上で測定しましたら55%と57%でしたので、
誤差はほとんどありませんでしたね。
念のため後日、かなり乾燥した日に各部屋の湿度を測定してみましたところ、
おおよそ、下のような結果になりました。
ちなみに「約○○%」となっているのは空気清浄機付属の湿度計のため、
1の位は湿度が不明だからでして、約40%は40%台という意味です。
また、赤い四角は24時間換気の外気の吸入口です。
加湿器の上にちょうど2つもありますねー。汗
この吸入口の周辺は若干の湿度の低下があると思います。
なので湿度に若干のムラが出てしまうのかもしれませんね。
当然、加湿器の周りだけは湿度が高いです。
ダイニチの加湿器は電気代に注意!
次に電気代について。
ダイニチの加湿器はベースは気化式ですが、
仕様上はハイブリッド方式となっておりまして、
消費電力も標準仕様で380Wとなっております。
って、おいおい!
象印のポット加湿器とそんなに変わらないじゃん!?
はい、その通りです。
普通に使用すると部屋の湿度状況によってヒーターが作動して、
電気代がかかってしまいます。
実際、太陽光のモニタ(HEMS)で消費電力を確認しましたら、
普段、昼間には消費しない電力量「1.0KW」になっています。。。
これじゃあ意味がないので運転モードを「標準」から、
電力を節約してくれる「ECO」運転に切り替えます。
これでヒーターはOFFになりますから、
電力消費も一般の気化式加湿器並みになります。
この通り、消費電力が0.6kwにダウンしました。
こういう時に太陽光モニタ(HEMS)は便利ですね。
水タンクの交換頻度はどうか?
ちなみにecoモードにでも、加湿器の湿度計は50%以上になります。
この日は60%になりましたが、55%くらいが多いです。
ただし、加湿器から離れた場所は先ほど図を張りましたが、
1階は40%台、2回は40%~60%という結果です。
なぜか2階の方が湿度が高いんですよね。
理由はちょっとわかりませんが、今後使っていて原因を発見したらご報告します。
というわけで、まとめとしては、
ダイニチの40畳レベルの大容量加湿器を採用して成功だったと思います。
ま、欲をいえば、ピッタリ50%に維持したいんですが、
うーん、ポットを買って調整するしかないのだろうか・・・。苦笑
もう少し使ってみて様子を見たいと思います!
またご報告させて頂きます!
ご参考になれば幸いです!