フレッツ光回線が極端に遅い場合の対処法

新型コ●ナウイルスによる政府の自粛要請で、

インターネットの利用者が今までになく増えているようです。

我が家もここへきてネットがアホみたいに重くなりまして、

この前の土日などは「アナログ回線かよ!」と思うくらいの速度。

 

ハッキリ言って仕事に支障が出るレベルですね。

ブログすら書く気がしませんでした。

 

これはまずいということでプロバイダとNTTに連絡。

結局解決したんですが、予想外の原因と解決方法でしたので、

その時の話を皆様の参考になればとシェアしたいと思います。

 

インターネットが新型コ●ナの外出自粛で重くなる現象多発

今の時代の一般家庭では、

どんな回線設備でインターネットを利用しているのか詳しくは知りませんが、

光回線の普及率が70%超えたというデータもありますし、

やはり光回線が一般的になっているのは間違いないと思われます。

 

僕にとって光回線の速さはアナログ回線を使っていた頃、

しかも56kbpsのモデムを使って接続していた頃と比べると雲泥の差です。

ADSLでも「雲泥」とか言って喜んでいた時代ですからね自分の世代は。

光回線は神レベルでした。

 

もうすっかり光の速さに慣れてきた自分にとって、

今回のこの重さは異常でした。

WEBページ内の画像の読み込みなんて、

ガッガッガと上から徐々に表示されるという、

まさに56kbps時代の挙動でしたからね。

 

もちろん、コ●ナの自宅待機の影響だろうというのは薄々わかってましたが、

でも実はコ●ナとは無関係に半年前くらいから重かったんですよ。

推測するに半年前からの要因+コ●ナ要因だと思ったのです。

 

ベストエフォート=何もしないってこと?

そこでNTTに電話しました。

すると「コ●ナの影響で重くなっている」ということを知らされました。

薄々わかっていたので、「まあ、そうでしょうね」と。

 

それに例え重くても、ネットの回線契約はベストエフォートですから仕方ありません。

「ベストエフォート」というのは直訳して「最大限の努力」ですが、

これは文字通り「光回線の速さの最大値は1Gbpsですが、

この値が出るよう最大限の努力をします」という契約なのです。

なので、速度が十分に出なくても、

「最大限に努力してるんです」

と言われたらそれまでなのです。笑

 

そもそも、1つの1G光回線を複数の家庭で分け合ってるわけで、

世帯数が増えれば増えるほど回線は重くなるのは当然ですね。

みんながたくさん利用している時は重いけど許してねと、

そもそも、そういう契約なのです。

 

 フレッツ光には最低品質というものがある

しかしですね、あまりにも重い。。。

この重さだとネット会議なんてできやしません。

画像の読み込みさえもままならない状態は、

かなり異常なので、それを伝えました。

 

すると、NTT的には「プロバイダの回線の問題かもしれない」と。。。汗

まあ、これは別にNTTがプロバイダへ責任転嫁してるのでもなんでもなく、

確かにその可能性があります。

 

でも問題の切り分けは必要です。

そこで、まずは速度測定をしましょうということになりました。

 

NTTのサービス情報サイトへプロバイダを経由せずに、

NTTへの直ルート(?)でつないでくださいとのこと。

そのためのアカウントを頂きまして、その場でルータに新たな接続設定を加えて、

プロバイダとは別ルートでNTTサービス情報サイトにつなぎます。

 

つまり、NTTに直接つなげてスピードテストをすることで、

NTTの回線が重いのか、プロバイダの回線が重いのか、

問題の切り分けができるというわけですね。

 

しかし、結果は下り11~13Mbps程度というイマイチの結果。。。

つまり、NTTの回線設備が悪いという結論に達したのです。。。苦笑

 

しかし今回は、

「ベストエフォートだから仕方ないよね?」

「ごめんね、あきらめてね!」

とはなりませんでした。

NTTとしては、少なくとも20Mbps以上の速度が出ないと、

最低限のサービス品質として不十分という評価なので、

現地調査の対象になるのだそうです。

そこでNTTの工事担当者に直接来て調査してもらうことになったのです。

 

NTT工事担当さんに不安が・・・

そして工事担当さんが来られました。

なんとなく見覚えがあり、

「あっ、新築工事の時に電柱の工事をした人だ!」と気が付きました。

 

・・・実は新築工事の時に少し話をした記憶があるのですが、

説明が理解できりなくて若干不満を覚えたので、

そのため逆に印象の残る担当さんなのでした。。。

 

さっそく工事担当さんがルーターをチェックして速度測定をします。

でも、イマイチ原因の特定ができないのか難航されているようでした。

 

僕も横から色々と質問をするのですが、

やはり説明不足というか期待した答えが返ってきません。

途中で「プロバイダに問題があるかもしれない」と、

再び振出しに戻ってしまうような一言も出てきて、

NTTとプロバイダ間で「たらいまわし」にされる恐怖を感じました。

 

「困ったなあ」と思っていると、別の工事担当者がやってきました。

今まで工事の人が二人も来るのを見たことないですけども、

なんとなく様子から察するにヘルプで来たのかなと思いました…。汗

 

案の定、その工事担当さんは一転して詳しく説明をしてくれる人で、

こちらの期待する答えがポンポンと返ってくるのでした。

これは助かったかも!救われた気分になりました。

 

屋外の光ファイバー設備に不備?

そして結論としては、なんと!

屋外の光ファイバーに問題があるとのこと。

 

えーーーー、まじですかーーーー!?

そんなことあるんですかーーーー!?

 

工事担当さんいわく、光ファイバーの仕組みは緻密らしいです。

電柱と電柱ごとに光ファイバーを継ぎ足していってるらしいのですが、

終点の光ファイバーの切断面と、次の始点の光ファイバーの切断面が、

ピッタリと合わさっていないと、その電柱で信号が減衰しちゃうらしいのです。

 

なので、光ファイバーを切る時は垂直90度に綺麗に切断しなければならず、

その時の切断面の精度や接続状況により、

品質が落ちる可能性があるそうなのです。

 

それが、うちの近所の電柱で発生していたことが判明

光ケーブルの接続部分を再度綺麗に切断してつなぎ直すことで、

我が家のケーブルについては減衰率が改善したのです。

 

じゃあ最初にその工事をした人って誰なの?って話になると、

多分、新築工事を担当した人じゃないの~?

と、疑いのまなざし・・・。

 

いや、安易に疑っちゃあいかん!

そ、そういえば半年前、ちょうど台風15号が来た時ですから、

それによって光ケーブルの接続がおかしくなったかもしれません。

そのことを伝えると、確かに台風や冬の凍結などの季節的な要因で、

ケーブルに不具合が生じる可能性はあるそうです。

 

でも不可解なのは、光ケーブルは個別家庭の契約ごとに分岐しており、

おかしかったのは我が家の光ケーブルだけだそうです。。。

 

「おいっ!」笑

 

うーん、いくら台風のせいだとしても、

我が家の光ケーブルだけピンポイントで接続が悪くなるってのもおかしいですよね。

やっぱり最初の工事の段階でミスがあったんじゃないか、

という思いが沸々と湧いてきます。。。苦笑

 

それに、半年くらい前から遅いなと思ってましたが、

思い起こせば、新築当初から「うすら重い」感じはしていたんですよねー。

お客さんとTV会議をする際に、WEBカメラの動画が相手に届かないことがあったんですよね。。。

なのでいつも動画はオフにして音声のみの会議にしていたのです。

 

ちなみに引っ越す前(積水ハウスの家)はプライベートと仕事と光回線を2本引いてました。

しかし引越後(今の住林の家)は公私とも一本の光回線にまとめちゃったんですね。

それもあって少し重いのかなあってあきらてめてた節もあったんですが、

もしかすると、光ケーブルの不備が原因だったのか!?

なーんて思い始めてきたのでした。。。

 

NTTへ再々調査依頼をする

ちなみに工事担当さんが来た日は平日の夕方でした。

速度が出なかったのは土日であり、

その日はさほど重いということはありませんでしたが、

夕方になって少し重くなってきたのです。

 

なので、屋外の光ケーブルの改修工事の後に、

ネットの重さが改善されたことを体感でき、

やっぱり外部ケーブルが原因だったということで間違いないですねと。

「めでたし、めでたし」で終わったかに思いました。

 

ところがですね、次の土日で再びネットが激重になったのです。。。

おかしいな、対応してもらったはずなのにな・・・。

 

そしてまたNTTに電話しました。

やはり前回と同様に電話口で話しながら、

ルーターの設定をNTT直結にして速度を測定しても、

まったく速度が出ませんでした。

下りで3Mbpsとか前回よりもかなりひどい、ありえない数字でした。。。

 

そして再び工事担当さんに来て頂くことに。

 

ところが来て頂いたのが、またしても最初の担当さんだったので、

案の定、期待してる説明が返ってこず、どうにも埒のあかない状況に再び陥ります・・・。

 

最終的に最初の担当さんの結論としては、NTTの設備の問題であり、

回線を太くする局内工事を順次対応するしかないのであきらめてほしいとのこと。。。

 

この結論はおかしいよね、だって前回の工事でNTTとの回線経路の問題は解消したはず。

つまり最低限の速度以上は出てないといけないのに、出てない理由が全く聞けてない。

その原因がわからないのに自ら進んで非を認めて、しかも「あきらめてくれ」的な説明はおかしい。

まるで「面倒くさいから仕事放棄」してるように感じる。

 

かなり説明に不信感が残ったので、

前回とても歯切れのよい説明をしてくれた別のもう一人の担当さんに、

再調査に来て頂くことを依頼しました。

いや、再々調査ですね。。。苦笑

 

ルータに問題あり!交換で速度回復

さて、もう一人の別の工事担当さんが来られました日は、

ほとんど回線は混みあっておらず問題ない状態。

土日のように回線が混みあった重い現象が出てないので、

これはまた調査がしにくい状況。

 

案の定、計測しても問題ないので、

「とりあえずルーターを交換しましょうか?」とのこと。

 

正直、とくに原因が見当たらないルーターを交換したところで、

何か変化が出るとは思えなかったですが、

知識と経験のある工事担当さんだったので、

アドバイス頂いた通りルーターの交換をお願いしました。

 

あと、念のため自宅と電柱の間の光ファイバーも見直しますとのこと。

つまり、今回の一連の補修工事で新築の時の我が家向けの光ケーブル工事を、

「すべて」やり直して頂いたことになります。

 

するとどうでしょう、ルーターの交換が効いたのか、

ケーブル工事のやり直しが効いたのかわかりませんが、

凄まじい速度が出るようになったのです!

妻もスマホをいじりながら「すごく速くなってる!」とのこと。

 

もうね、ロッキーのテーマが流れましたよねー♪

 

NTT光回線が遅い場合の解決策まとめ ※追記あり

最後にまとめです。

結果として今回の光回線(フレッツ光ネクストギガファミリー)が重い件、

NTTさんに対応して頂いたのは以下の通り。

 

(1)我が家専用の光ケーブルの改修工事

・・・電柱間の光ケーブル(減衰率改善)

・・・電柱から自宅までの光ケーブル(効果不明)

(2)NTTルーター(PR-500 KI)の交換

 

工事担当さんに何が効いたかと質問しましたが、

恐らくルーターではないかとのことです。

ルーターは不具合の事例が多いらしいです。

 

ただ、個人的には屋外ケーブルの問題もあったのかなって、

ちょっと思っています。

もしかしたら自宅から電柱までのケーブルにも、

数値には出ないなにかしら原因があったのかもしれないですし。

 

今回、NTT光回線が重い場合の解決策について書きましたが、

NTTやプロバイダのWEBサイトのFAQなどで、

速度が出ない場合の解決方法などが出てますが、

それらを全てを試したのにまったく速度が出ないという人は、

我が家のようなパターンも疑ってみると良いかもしれません。

以上、ご参考になれば幸いです。

4/29 追記
工事の後、イントラの動きも良くなりました。
つまり、ローカルネットワーク上のファイルアクセスもサクサクと動くようになりました。
画像ファイルなどはサムネイル表示も断然早くなりましたね。(明らかです)

これは間違いなくルーターの交換が功を奏したのだと思います。
ルーターを工場出荷時の状態に戻しても改善しない場合は、ルーター不具合を疑った方がいいですね。

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