回遊導線の作り方を5つご紹介

回遊導線ってご存知でしょうか。

家づくりをした人なら、メジャー過ぎる間取りテクなのかもしれません。

 

ちなみに我が家の回遊導線はバルコニー込みで一か所ありますが、

室内のみで採用したかった間取りであることは間違いありません。

でも、そこでぶつかるのが「広さ」の壁。。。

回遊導線って広さが無いと採用しにくいケースもあります。

 

今日は、回遊導線を作りたい人の為に、

その作り方について考えてみたいと思います。

 

アイランドキッチンで回遊導線を作る

回遊導線といって真っ先に思いつくのはアイランドキッチンです。

キッチンの周りをクルクル回れるだけで解放感を感じますね。

 

現代のキッチンの主流は対面式だと思いますが、

対面式って一方通行なんですよね。

この一方通行がなくなった時の開放感は凄まじいです。笑

モデルハウスなんか行くと、たいがいアイランドキッチンですが、

見るたびに「広いなあ」「いいなあ」って思いますねー。

 

で、上の図を書き換えて下の図のように、

少しずらすだけでアイランドキッチンの出来あがり。

実は我が家の初期プランはアイランドキッチンでこそないですが、

回遊型のキッチン配置でした。

でも二階建てプランに変更した時に十分な広さが取れず、

回遊型キッチンが配置できなくなってしまったのです。

そうなんです、回遊型キッチンの導線には部屋の広さが要求されるのです。

 

よく考えれば当然のことで、周りをぐるっと回遊する(歩く)幅だけ、

なにもないスペースを開けておかなければなりませんから、

当然その分だけ広さが要求されますよね。

 

階段を中心に回遊導線を作る

次の方法は階段を中心に回遊導線を作る方法です。

これはとても作りやすいです。

 

あ、実はウチの実家が階段中心の回遊導線だったんです。笑

自分が子供の頃は回遊導線なんていう言葉は知りませんでしたから、

うちの実家が回遊導線だと知ったのは、

自分が家を建てることになってからです。笑

 

が、、、ウチの実家の厳密な間取りをイマイチよく覚えてなくて、

思い出すのに苦労したんですが、多分こんな感じ。。

広さは間違ってるけど部屋の位置関係、間取りはこの通りです。

そして、これを見ると階段を中心に回遊導線になっています。

ダイニングキッチンから洗面(洗濯機置き場)に行けるので、

家事導線としても便利な導線になっています。

 

これを僕が好きなワンフロアな感じにアレンジしまして、

広いLDKにスケルトンなリビング階段を使った回遊導線パターンです。笑

上図では回遊導線を作るために25畳とかなり広いスペースになってしまいましたが、

もっともっと広さは縮められると思います。

(2軒目の積水ハウスの家で採用すればよかったなあ・・・。)

 

水回り中心に家事導線で回遊導線を作る

ところで、回遊導線ありきで導線を作るのはアンチパターンです。

回遊導線のために導線を作るのでは無くて、

住む人の動きを考えて導線をつくるのがセオリーです。

 

そこで、家事導線、水回り中心で導線を考えるのもよくあるパターンです。

家事導線と言うと、炊事、洗濯だと思うのですが、

それらがまとまってる導線は、モデルハウスでよく見かけたりします。

すごく家事がラクになりそうな家事導線です。

 

でも、さらに間取りを組み替えて、

洗濯物を取り込んで収納するまでを含めますと、こんな感じでしょうか。

ランドリースペース(サンルームでも良い)から取り込んだ洗濯物を、

寝室(和室でも良い)で畳んで、それをWICに取り込む流れです。

ちなみに、WICから着替えを持ってきてお風呂に向かう導線も便利です。

まさに水回りを中心に置いた導線ですね。

 

ま、上の図は現実的には「どんな間取りやねん!」と、

設計士さんから突込みが入りそうですが。。。苦笑

 

複数の出入り口で回遊導線を作る

ちなみに我が家はキッチンは1階で分かれてますが、

2階の洗濯と物干しと取込場所、そしてバルコニーを含めれば、

微妙に回遊導線になっております。苦笑

(WICとお風呂の導線も考慮してます)

まあ、初期の平屋プランだったらキッチンも導線に組み込めたんですけどね。苦笑

予算もありますし仕方ありません。

 

ところで、この図や1つ前の図を見て頂ければわかるように、

回遊導線は1つの部屋への出入り口を複数設けることでも作ることが可能です。

隣接する全ての部屋にドアを作ってぐるっとつなげることでも、

回遊導線を作ることができます。

 

もちろんドアを作った分だけ壁が減るので、

家具や家電の配置など置き場所が厳しくなりますから、

よく考える必要はありますけどね。

さらに、回遊のためだけにドアを作っても、

ムダ導線になり使わない可能性もありますから、

やはり回遊導線ありきで間取りを作るのはNGですね。

 

中庭を中心に回遊導線を作る

最後のパターン、5軒目の家を建てるならやってみたいNo.1、

中庭を中心に回遊導線を作るパターンです!

 

最初の方に書いた階段を中心に回遊導線を作るパターンと似てます。

階段を中庭に入れ替えた平屋造りの家で実現できそうです。

 

または、コの字にして、バルコニーまたはウッドデッキを含めて、

回遊導線を作っても面白いかもしれません。

でも、やっぱり中庭で回遊導線を作るパターンが理想です。

犬も気軽に放して遊べますしね。

 

回遊導線というと、通常は中心が階段や壁、アイランドキッチンだったりしますが、

中庭は何もない空間ですから、すべてが壁のない一つの空間になります。

陽も当たって明るいですし、回遊導線の中で最も解放感を味わえると思うのです。

憧れですね。

 

無駄な導線に注意

さて、いくつか回遊導線を作るパターンを考えてみましたが、

途中にも書きました通り、利便性を考えるなら、

本来は回遊導線を作るために間取りを考えるべきではなく、

家事導線など住む人の動きを考えた上で回遊導線に持って行くのがポイントです。

 

なので、家の面積やその家庭の特性から、

むしろ回遊導線は不便だという結論もあり得ます。

その辺はハウスメーカーの設計士さんと相談して、

時間をかけて考えた方が良いですね。

 

こちらは住林さんの導線プランですが、

間取りは経験が多い設計士さんに考えてもらった方が断然有利です。

思うに、回遊導線を作るには、それなりの広さが要求されることもあり予算も増えます。

また、回遊導線を作った分だけドアが増えて壁面積も減るので、

やっぱり広さが無いと家具や家電を置くのに困ったりします。

 

あと、どっちからも行ける部屋を作っても、

結局、片方のルートを使わなくなって、

せっかく回遊の為に開けたスペースが無駄になるだけでなく、

建具も無駄になります。

そういう結果になることだけは避けたいものです。

 

なので、何が何でも回遊導線を作りたい!という気持ちはぐっと抑えて、

冷静に設計士さんと相談する必要がありますね。

僕みたいに、まず「個性的な家」ありきの考え方だと、

変にこだわって不便な間取りになっちゃいそうです…。苦笑

というわけで、今日は回遊導線について考えてみました。

ご参考になれば幸いです!

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