「災害に備えましょう」と言いますが、
実際に災害に遭うと、いくら備えがあったからって気分も落ち込みます。
とはいえ、家が壊れるとか実際の被害が出た時、
火災保険が使えるのが唯一の救いかもしれません。
が、、、今回の台風で、かなり気になることがありまして。。。
ウチは高台にあるので、床下浸水とか、床上浸水など、
「水害」は99.9%あり得ないと思ってましたから、
火災保険から「水災」を外したんですよ。
でも、台風で屋根や窓が飛んで、家の中が水に濡れるとか、
そういうパターンは十分にあり得ますよね!?
これ、「水災」ですよね!?
あわわわ・・・。汗
火災保険から「水災」を外すケースってけっこう多いと思うので、
皆さまの参考になればと思い、調べてみました。
目次
台風で屋根が壊れて家が雨で濡れた場合は「水災」か?
「これはヤバイ!」そう思ったので、
さっそくスミリンエンタープライズさんに電話しました。
今回、ウチは無事でしたが、次回以降の大型台風で、
もしものことがあったら大変ですからね。
さて、結論から申しますと、電話に出られた担当さんのお話では、
屋根や瓦が壊れて、そこから家の中に雨が入って破損した場合、
あくまで台風による被害として補償の対象とのこと。
ただし、家具や家電などの破損は家財保険の範疇になるようです。
いちおう我が家は家財保険も入ってますのでOKですね。
あぁ、ホッとしました・・・。
土砂崩れは「水災」で対象にならない!?
ちなみに我が家は高台に位置しておりますが、
かなり南面が開けているので南風を受けやすいです。
とくに今回の台風はモロに南からの強風を受けました。
そのせいで、軒天が浮いてしまいました。
三連窓も、ちゃんと閉まらなくなってしまいましたしね。
ま、これは以前に書いた通りですが、
風は補償に入りますからOKです。
※ 保険会社さんいわく、「写真を必ず取っておいてくださいね」とのことです。
でも、一つ気になることがあって、
我が家はひな壇になった分譲地にあるんです。
余程、そんなことは無いと思うんですが、
雨でひな壇が崩れて「土砂崩れ」にならないかなと。
一応、万が一ということもあるので聞いてみましたら、
なんと台風による「土砂崩れ」は「水災」に当たるそうです!
おぉ、それは知らなかった。。。
あとから「水災」の保証を付けられるのか?
まあ、でも大した傾斜ではありません。
隣の土地とは約50センチくらいの高低差があるくらいです。
崩れそうな高い擁壁があるわけでもありません。
なので余程、問題ないとは思っています。
でも、なんとなく気持ち悪いですね。
あとから、なんらかの災害に遭って、
それが不意に「水災に当たりますから補償されません」とか言われたら・・・。
例えばパンフの水災に土砂崩れは入ってないですが、
なにか盲点があるのかなと思ったら、
三井住友海上のホームページには、
台風による土砂崩れは水災と書いてますね。
ということもあるので、
念のため「水災は後から追加できますか?」と聞いてみましたら、
なんと!!
一度「解約」しなければ組み込めないそうです。。。
もちろん、解約すれば残りの未来の分の保険料は返って来るそうですが、
新築割引とか無くなりますし、けっこう「損」な感じですよね。。。
「水災」が不要な地域を考える
ちょっと整理するため、もう一度考えてみました。
水災に入らなくても大丈夫な地域はどこか?
とすると、やはり高台なら99%大丈夫ではないかと思ってます。(多分)
単純に水は高いところから低いところに流れるからです。
とはいえ、高台でもそこだけ窪んでるとかはNGですよね。
我が家の場合は標高も50M程度ある場所で、
さらに「ひな壇」になっていますので、
水は全て通り過ぎて下に流れて、そこに溜まることはありません。
とはいえ、土砂崩れは、なんとも微妙です。。
でも、傾斜の角度にもよるかなと思うのですよ。
それを考えると、我が家は、さほど急ではないと思っているんですけどね。。。
どうでしょうか。
土砂崩れが起きやすい傾斜角度
いや、ほんとかなぁ?
と思って傾斜についても調べてみました。
一般に傾斜角度が30度を超えると「危険」ということになるらしいです。
さらに傾斜の高さが5M以上だと、たぶん、ハザードマップに乗るレベル。
急傾斜地崩壊危険区域の指定基準は、急傾斜地法等により定められています。
具体には、次の全てに該当する急傾斜地を、急傾斜地崩壊危険区域として指定することができます。
・傾斜度が30度以上あるもの
・高さが5m以上あるもの
・がけ崩れにより、危害が生じるおそれのある家が5戸以上あるもの、又は5戸未満であっても、官公署、学校、病院等に危害が生ずるおそれのあるものhttp://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p929433.html
でも傾斜30度で5Mなら大丈夫な感じもするのですけどね。
(そして上の図は角度が絵的に極端でおかしい。。。苦笑)
例えば、過去に自分が「いいなあ」とか思った土地を振り返ると、
それに匹敵するような土地もありましたねえ・・・。
見晴らしがいいので魅力的なんですよね。
我が家も見晴らしがいいです。
でも我が家の場合は、隣地の高低差が50センチくらいで、
幅が12Mくらいなので、角度に直すと「2度」くらいです。
改めて計算してみると全然大丈夫でした。
ちなみに傾斜が30度無く、10度や20度の場合、
水による土砂崩れは心配ないそうですが、
地震による地滑りは起こりうるそうですので注意だそうです。
それを考えると、
なるべく家の周りに傾斜がない土地を選んだ方が無難ですが、
とはいえ、条件の良い土地ばかりではないと思うので、
我が家みたいにケチらず(汗)、
火災保険はフル装備で加入するのはなおのこと、
いろんな安全対策をした上で購入した方がよさそうですね。。。
ほんと、何が起こるかわからん世の中です・・・。