日本人は給料が安いから豪邸に住めないのか?

先日、インターネットを見てましたら、

日本人礼賛のTV番組が痛すぎるという内容の記事がありました。

 

日本(人)礼賛のTV番組というのは、

例えばTBSの「メイドインジャパン」とか、

同じくTBSの「ぶっこみジャパニーズ」とか・・・、

あれ、どっちもTBSだな。。。苦笑

一言で言えば「日本って、こんなにすごいんですよ!」ってアピールしてる番組のことです。

 

僕は割と好きで、ぜひこれからも続けてほしいと思ってますが、

あの突っ込みどころ満載のわざとらしい番組構成を見る限り、

たぶんスタッフさんの番組作りというかセンスが悪いね。笑

 

が、論点はそこではないのです。

 

デフレ経済の日本は世界から取り残されて、

もはや先進国などとは呼べないほど酷い状況なのに、

何も知らない国民は、日本礼賛の番組に騙されてのんきなもんだね。

という意見があるのです。

 

とくにインパクトがあるのは、

日本人の給料だけこの20年、まったく上がってなくて、

他の国に完全に取り残されているのに知らないの?という意見です。

 

今日は、本当に日本はダメなのか、

他の国はもっと給料が良くて豪華な家に住んでるのか?を検証してみました。笑

 

世界で日本人の給料だけ増えてないの?

日本ではデフレと言いますが、

ものすごく不景気かと言ったらそうでもないですし、

むしろ史上最長の好景気とか言ってますし(笑)、

まあ、好景気とは思えないですが不景気でもないような気がします。

 

じゃあ、実際の統計データはどうかというと、

既に過去にニュースになったのでご存知の人もいるとは思うのですが、

OECDという国際経済機関が発表したデータによると、

確かに、ここ30年かけて日本の平均年収は、20万円程度しか上がってません

ざっと見てほぼ横ばいです。

じゃあ、他の国はどうかと言いますと、下は日本とアメリカの比較です。

 

30年前は日本が追いつくかどうかの状況でしたが、どんどん差を広げられています。

平均で200万円以上も差があるって、アメリカってすごいんですねえ。。。

 

そして、よく日本と比較されるドイツはどうでしょうか?

やはり、上昇していますね。

隣の国の韓国はどうでしょうか。

なんと、日本に追いつきつつあります。

中国のデータも見たいところですが、OECD加盟国でないのでデータがありませんでした。

 

しかし、これを見る限りは、

アメリカ、ドイツ、フランス、イギリス、オーストラリアなど、

多くの国は右肩上がりなのに、日本だけが停滞しているのは間違いないようです。

ただし、スペインやイタリアなど横ばいに近い状態の国も一部ありますけどね。

 

なぜ日本人の給料が上がらないのか?

では、なぜ日本人の給料は上がってないのか?

それは一言で言えば、皆さんご存知の「デフレ」だからですねー。

 

デフレというのは経済の状態のことを表す言葉でして、

世の中で売ってるすべての商品が売れない状態です。

売れないから商品価格を安くして売ろうとするのですが、

それでも売れないので会社は景気が悪くなり、

結果として給料が上がらないという悪循環の状態です。

 

でも僕が思うに、どの商品も出たばかりの時は高いけど、

普及してくると普通は安くなりますよね。

さらに今の日本って、いろんなものが各家庭に普及し過ぎて、

モノがバカスカと売れる時代でもないと思うんですよね。

それをデフレというのかな。。。

 

でも、それは先進国に共通して言える状況ではありますし、

なぜアメリカはそんな状況でも右肩上がりなんでしょうか。

なぜ日本だけ悪循環に陥っているように見えるんでしょうか。。。

 

給料が少ないからって日本人の生活が苦しいわけじゃない

とはいえ実際、日本人は世界から取り残されて、

生活が苦しくなったのかというと、そうでもないと思うのです。

例えば、こんなデータもあります。

 

アメリカでかかる生活費を100としたときに、

他の国はどれくらいの生活費かを割合で示したデータあります。

これを見ると、オーストラリア以外は生活費(指数)がアメリカよりも安いですが、

日本やイギリス、フランスはほぼ同じで、

韓国やドイツは日本よりも少し生活費が安いことがわかります。

※ 先ほどのOECDとは別データなので月収等の金額が少し異なります

しかし、月収から換算した購買力を見てみると、

全ての国がアメリカ以下です。

 

この購買力の意味は、値が低いほど、生活が苦しいという意味になりますから、

その意味で、日本はドイツやオーストラリアと比べると、

生活に余裕がないと読み取れます。

 

でも、よく見てください、イギリスやフランスと比べると、

ほぼ同じくらいという見方もできるんですよ。

そう考えると、日本だけ悪い状況という感じでもないような・・・。

数字で見るほど、周りが騒ぐほど日本は悪くないような気もします。

不思議ですね。

 

オーストラリアの平屋のマイホームを探してみた(笑)

ところでオーストラリアは先ほどのデータによると日本よりもちょっと生活費が高くて、

でも購買力は日本よりも強いということになっていますので、

日本よりも少しだけ生活がしやすい国ということになります。

 

先日ネットを見てましたら、

オーストラリアの新築物件らしき情報をたまたま目にしまして。

こちらです!

 

これ、金額の部分をよくみると、

360,709(オーストラリア)ドルって書いてますから、日本円で2600万円ですね。

って、安いですよね、本当ですかね!?笑

(もしもこれが米ドルだったら3600万円くらいです。)

 

場所はオーストラリアの西海岸の大都市パースの物件ですね。

土地の相場とかわかんないですけど、見たところ分譲地っぽいですね。

土地が85坪で家が40坪の平屋です。

分譲図

間取り図

航空写真

あぁ、いいなあ、この平屋、豪邸じゃん。

住みてえ・・・。苦笑

 

この不動産サイトの僕の見方が間違っていたら申し訳ないのですが、

このパースというオーストラリア西海岸の大都市の土地80坪の延床40坪の建売物件が、

オーストラリアドルで2600万なら日本よりも相当安い気がします。

仮にアメリカドルだとしても、3600万なら相場くらいなのかなって思いますが、どうでしょう。

 

なので、日本はデフレで物価が安いかと言われれば、

日本の方が高いか、同じくらいではないかと思うんですよね。

パースは人口200万人の巨大都市ですからね。

うーん、やっぱり、安いと思うんですけどねぇ。

 

ビッグマック指数で各国の物価を測る

ところで、最初に見た平均年収データの話に戻りましょう。

オーストラリアって、日本よりも平均年収が100万円以上高い国なのですよ。

それでいて家の値段が安く感じるのはどうして?

 

とすると、日本はデフレって言うほど、物価が安くないんじゃないの?

ていうか、単に日本人の給料が安いだけじゃない?って結論の方が妥当な気がします。

 

でも、先ほどのオーストラリア物件を1軒だけ引き合いに出して論じるのは、

かなりデータが不足している感も否めず、信ぴょう性が少ないです。

例えば、土地だけの価格がいくらなのかわからないし、

平屋の家の構造や部材など細かい仕様も判断が不可能だからです。

 

そこで、別の経済指標でビッグマック指数というものがあります。

 

ビッグマックの本場、アメリカでビッグマックを1個買うのに必要な金額で、

他国だったらいくつビッグマックが買えるかという指数です。

上記の2020年の指標では、アメリカでビッグマックは624円だそうですが、

日本は390円ですので4割くらい安いです。

ということは、日本の方が物価が4割も安いということになります。

その代わりアメリカの平均年収は日本より200万円以上も高いですから、

ある意味でバランスが取れています。

 

オーストラリアでは490円なので、やはり日本の方が物価が安いことになります。

でもオーストラリアも日本よりも平均年収が100万円高いですから、

バランスはとれているんですよね。

 

ちなみに、タイや韓国よりも日本の方がビッグマックが安いのは、

少し気になるところですが、

でも、これらの国は日本よりも平均年収が低いですから、

逆に日本よりも暮らしにくい状況にあるということなのです。

 

ということは日本の給料だけ安くて暮らしにくいのかというと、

そうでもないような気もしてきました。。。

 

もちろん、一概にビッグマックだけでは測れないとは思いますが、

世界でほぼ同じ材料で作られるビッグマックなので、

だいたい妥当な結果が得られるということで昔から注目されている指標であります。

 

日本人の給料が安いのは単に為替の問題じゃないの?

色々考えると、さほど日本は落ちてないと思うんです。

日本(人)礼賛はキモイとか言ってる人は何か別の意図があるのかも?

って思ってしまうくらい、日本はボロボロじゃないと思うのです。

 

ていうか思うに、今の日本の状況って円安が全てなんじゃないでしょうか。

政府が為替介入して円安に誘導しているだけなんじゃないかなって思ってます。

 

だから相対的に見て日本が落ちているように見えるているだけ。

本来はもっと円高が日本の真の姿。

その証拠に、実際の国民生活はさほど悪くなっていないのです。

為替差ゆえに他国と比較すると悪く見えるのです。

 

なぜ円安にするかというと、単純にインバウンドが増えますし、

トヨタなど輸出産業の株も上がるのでメリットが多いのです。

国民の生活からすれば外国のものが高くなるので迷惑かもしれませんが、

政府からすれば「国内のものを買えば問題ないよね」ってことですね。

 

もちろん国内のものといっても、

原材料が海外のものだったり多くが中国製だったりしますが、

中国からベトナムなど、より安い国へ製造もシフトしています。

なので結局、適度に円安の方が国にとっては都合が良いんですよね。

 

なので結論としては、日本はそんなに悪くないけど、

為替の影響で停滞状態に見えているだけじゃないかなーって思ってます。

本来はもう少し円高になって、さらに物価が安くなってもいいんじゃないかなーって思ってます。

そうすれば相対的に可処分所得も増えますしね。

まあ、もっともらしいこと言ってますけど、オレ理論ですのでご了承ください。笑

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