庭にメダカ池をDIYで作った話

今日は前回の続きです。

庭にメダカの池をDIYで作ろうという話です。

前回は池を作るための材料と方法について検討しました。

その結果、一番ローコストで簡単にできそうな方法を採用。

庭に穴を掘って、その掘った穴の表面を猫砂(ベントナイト)で固めて防水して池を作ります。

猫砂の防水実験も問題なさそうなのでさっそく実践です。

というわけで池ができるまでの流れをお届けいたします~♪

 

池の位置を決める

まずは池を庭のどこに作るか決めます。

日光を好むメダカのための池なので日当たりが良い場所が良いです。

我が家の庭はこんな配置です。

赤丸のあたりに作ろうと思います。

二階のバルコニーから見るとこのあたり、

赤丸の部分になります。

とても日当たりの良い場所ですが、

夏は直射日光が当たりっぱなしだと水温が上がり過ぎるし、

メダカにとっても日陰がない状態も良くないので、

事前にコデマリ、オリーブ、ラベンダーを列にして池の南側に植えました。

これで少しは日陰になればいいかなと思います。

さて、次は地獄の穴掘りです・・・。苦笑

 

庭に池の穴を掘る

ざっくりと大まかな位置関係は決めましたが、

具体的な池の輪郭を決めるにあたりまして、

物置から物の出し入れに邪魔にならず通路の邪魔にもならないよう、

消去法的に考えて残った部分を池にすることにしました。

すると上の図のような台形の池がベストということになりました。

この位置と形とで違和感がないかどうか、

芝生の上で植木の支柱を使って形を作ってみます。

うん、問題なさそうなサイズ感と形ですね。

それではさっそく掘り進めましょう。

池の輪郭のラインがまっすぐ直線になるように、

並べた支柱に沿ってシャベルで芝生に切れ込みを入れていきます。

切れ込みを入れたら芝生をバリっと一気に剥がしてしまおうと思ったのですが、

土の付いた芝生は、とてつもない重量感で無理でした・・・。

三分割くらいにして少しづつ剥がし取りました。

いったいこの芝生はどうすればいいんでしょうねえ。。。汗

 

さて、芝生を剥がすとこの通り、綺麗に池の輪郭が現れました。

ここから地道に深堀りしていきます。

我が家の敷地は台地状に小高く広がる山を切り開いた分譲地ですから、

土は山土で固くなく掘りやすかったのが幸いでした。

このように、だいたい30センチくらい掘り下げました。

また、池の周りには「水止め」と装飾のためにレンガを並べる予定なので、

レンガの高さの分だけ池の端をぐるっと掘り下げておきます。

ユニットバスのようになってしまいましたが・・・。汗

掘った穴を見て思うに、池の側面を直角に掘り過ぎた感があり、

これだと「がけ崩れ」が起きそうだなあとちょっと心配。。。

ここは後悔ポイントですね。。。

とはいえ広い池ではないのでこうせざるを得なかったのですが、

それでも池の側面は、もう少しなだらかにした方が良いと思います。

それよりも掘った時に出た土の処分が心配だ・・・。

これ、マジでどうすんの?

庭に池を作る場合は残土の処分も考えておかないと後で困りますよ。

ほんとに。苦笑

うちはバカでかい野菜プランターを6つ買って来て、

そこに野菜などを植えてなんとか土を使いましたが、

それでもまだ余ってます・・・。

 

猫砂(ベントナイト)の壁を作る

さて次は、かなり面倒な作業。

猫砂(ベントナイト)と土を混ぜてこねて粘土を作る作業です。

猫砂は以前に紹介しましたdcmの猫砂(ベントナイト)です。

これを3袋ほど購入しました。

これに先ほど掘り返した庭土を混ぜて、

粘土を作っていきます。

庭の土と猫砂(ベントナイト)を混ぜることによって、

だんだんと強烈な粘り気が出てきまして、まさに粘土になります。

ただし水分は多すぎない方が良いかもしれません。

今回は全体的に水が多すぎた感がありますね・・・。(後悔ポイント 2)

 

念のためブルーシートを敷く

しかーし、ここでちょっと不安を感じる自分がいました。。。

もしも水が漏れたらどうしよう。。。

そこで、念には念を入れて厚手のブルーシートを敷くことにしました。

ブルーシートと言っても青色ではなく目立たない緑色で、

さらに「#3000」という少し厚手のシートです。

これを下の池の断面図のように一番下に敷くことにしました。

というわけで、池にブルーシートを敷き詰めます。

最初は念には念を入れてシートを2つに折りたたみ、

二重に敷こうかと思いましたが、

シートの面積が足りなかったのでそのまま敷きます。。。

シートが風で飛ばないようにレンガで抑えつつ、

はみ出したブルーシートをカッターorハサミで切り取っていきます。

ていうか、うちは地域柄ホントに風が強い日が多くて、

この日も強風で激しくイライラしながら作業しました。苦笑

 

そして練っておいた猫砂(ベントナイト)と庭土の混合粘土を、

ブルーシートの周りに貼っていきます。

まあ、「貼る」というより「泥を積んでいく」という感じです。

厚さは5~10センチくらいなので、かなり厚めだと思います。

万が一、ブルーシートが劣化して穴が開いても、

粘土層はいっさい水を通さない厚さにしたいなと思ったからです。

ていうか、そもそもブルーシートは無いものとして壁を作りました。

 

が、ブルーシートを敷いてしまったばかりに、

側面の粘土がすべり落ちてしまう恐れもあるんですよね。

なので最初に土を掘った際に側面は崖のように垂直に掘り下げずに、

なだらかにすべきだったなあと思ったのです。

さて、最後は池のふちにレンガを並べて完了です。

レンガは糸を張って水平に真っすぐになるように、

丁寧に配置すると見た目も綺麗になるでしょうけど、

なんとなくガタガタですねー。苦笑

まあいいや、というわけで池の完成です!

少々泥だらけで汚いですが、ご容赦ください~♪

 

オーバーフロー用の穴も忘れずに

あ、しまった!

忘れてはならないのはオーバーフロー用の水の抜け穴

 

これがないと台風や大雨の時に、

池の淵からジワジワと秩序なく水が溢れてしまいます。

メダカも溢れた水と一緒に池から漏れ出てしまいかねません。

 

そこで水面が一定の高さになったら、

あらかじめ水を逃がす仕組みを作ります。

ちなみに、これにはホームセンタで売ってる塩ビ管を使ってます。

ここからメダカが逃げないようにメッシュを張らないといけませんね。

 

ちなみにホームセンターで短いサイズの塩ビ管を物色するに、

上に穴が開いてるT字の塩ビ管しかありませんでした。

でも、上の穴から池の水を補充する用途にも使えることが判明して、

T字の塩ビ管でかえって良かったなと思った次第です。

 

メダカ池の費用

さて、今回のメダカ池ですが、

非常にローコストです。

最低限必要なのは猫砂(ベントナイト)で、

これが3袋で1500円くらい。

ですので、最低1500円で池ができちゃいます。

あと、うちの場合はブルーシートで500円くらい。

レンガが1つ税込90円で、それが24個で2200円くらい。

これを合わせても3700円です。

非常にローコストで池を作ってしまいました。

 

感想と反省

最後に今回のDIYメダカ池の感想です。

池を作るには色々と方法がありますが、

今回の池はプラ池ではなく自然の土でできた池なので、

ある意味で「ビオトープ」ともいえます。

つまり、生物が自然に生息できる人口のミニ水辺環境ですね。

単なる池からの、さらなる発展形ですね。

 

昔、田舎暮らししていた時に近所に壮大なビオトープを制作していた人がいらっしゃいまして、

いつか自分もやってみたいなあと思ってましたから、

規模は小さいけど、ついに念願がかないました。

 

※ ホームページなくなっちゃったみたいだなー。

ケンヤの里山ビオトープ  <旧サイト>

 

あと反省として、ちょっと後悔してるのはブルーシートを挟んで敷いてしまったこと。

恐らくブルーシートが無くても水漏れすることはなかったんだろうなって思う。

それを試してみても良かったかなと。

あと猫砂(ベントナイト)と庭土を混ぜてこねる作業を、

もう少し丁寧にやれば良かったかなと。

混ぜる比率とか適当で、粘り気が出てきたかどうかで加減してましたから、

もっと丁寧に分量を量って混ぜればよかったなと。

 

この結果が今後どう出るかはわかりませんが、

まずは経過を見ていきたいと思っております。

というわけで次はついにメダカの投入です。

どんなメダカを入れたらよいか、

いやその前に、メダカの飼い方も研究しなければなりません。

あと水草も入れなければなりませんね。

 

それはまた次回に書きたいと思います。

お楽しみにー♪

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