今の自宅、積水ハウスのマイホームは、必ずしもすべてがうまくいったとは言えない話は今までつらつらと書いてきました。
一番の失敗は「定年したら塾をやろう、工房をやろう」なんて、やりもしないことを想定して、大通り沿いに土地買ってしまったことです。
でも実は、他にも失敗してしまったことがあったのです。
それは住宅ローンでした。
目次
積水ハウスで決定・・・銀行融資の仮審査へ
積水ハウスで本格的な打ち合わせを進めるにあたって、まずは銀行の仮審査を受けましょうということになりました。
営業さんに仮のプランを作ってもらって、銀行に出します。
仮のプランとはいえ、けっこう豪華なプランです。
分不相応にAUDIになんか乗っているから、お金を持っていると思われたのでしょうか。
それとも、ハウスメーカーの家はこれが標準価格帯なのでしょうか。。。
金額がかなり高額だったので微妙だったのですが、でも、審査用ですし、これでいいかと思いました。
あとから仕様追加で資金が足りなくなってしまうくらいなら、最初から余裕を持って融資枠を取っておきたいですよね。
また、銀行はA銀行、B銀行と2つ候補があったのですが、A銀行は当時もまたイラっとすることがあったので、B銀行で審査へ。
B銀行は土地の時もOKでしたから、大丈夫だろうと。
実は、1軒目の家がまだ売れる前でしたから、土地はダブルローン状態だったのです。
それでもB銀行はOKだったので融通が利くなと思ったのです。
実際、B銀行は家の方もOKという結果でした。
積水ハウスの「超」素敵な幻のプラン
そして、営業さんから「融資が下りましたよー♪ 」、という連絡を受けて、その融資額に応じたプランが出てきました。
そこで出てきたプランは、伝えた要望がすべて入っている、まさに夢のプランでした。
「はい、これでOKです、これにしてください!!」
と思っていたら、実は営業さん、2つのプランを用意してくれていました。
ということでこっちはどうでしょう!!
わーこっちも、超かっこいい!しかも少しリーズナブル!
どっちも建てたい!!
どっちもいいんですけど、どうしましょう!!
と思って積算を見たんですが、あれれ? なんだか予算を大幅オーバーしてませんか?
なにこれ?
土地の金額が入ってないじゃん。苦笑
予算というか融資額もオーバーしています。
その場で営業さんに質問。
「これ、買えませんよ、融資額をオーバーしています。どういうことでしょうか?」
そしたら、営業さん、仮審査の金額は「家のみの金額」だと勘違いしていたらしいのです。
銀行の担当さんと何らかの行き違いがあったのかな?
とにかく、これでは先に進めませんから、予算に合ったプランを出してくださいと再依頼したのでした。
ちなみに土地は安かったとはいえ、それなりの金額です。
今思えば、その土地の分を現金で支払えば、このプランが採用できたんです。
実際、後から追加仕様と諸費用や外構、追加外構などの金額を合わせれば、土地の金額を超えました。。。
でも家づくり当初は、「現金は最後の手段。」って思ってましたから、最初から持ち出すなんて考えてもみなかったのです。
もしもこの時に、現金持ち出しでこのプランを建てていれば、もしかしたら、このブログを書いてなかったかもしれません。苦笑
借入可能額を計算すると無理なんだって!
積水ハウスさんに正しい融資額に合ったプランを出してもらうのと同時に、B銀行にも掛け合ってみました。
つまり、今回のプランは土地が考慮されていなかったので、家だけで再審査してほしいと。
やっぱり、上に挙げた格好良い2つのプランのどっちかを採用したいなあと思ったのです。
ところが、銀行の担当さん、とても残念そうに「実は、これがMAXなんです。。」とのこと。。。
うちは車のローンがあったので、ある程度予想はしてましたが、やっぱりそうなんですね。。。
ところで、銀行の借入可能額は、年収などから計算ができます。
毎月の支払額の年間合計が、年収の35%を超えてはいけないというルールがあるのです。(しかも優遇前の高い金利で計算)
ただし、毎月の支払額には、車のローンも含まれます。
また、リボ払いやカードローンの支払い等も含まれてしまうそうです。
でも、ウチは車のローン以外は何もありませんでした。
しかし車のローンを含めたら、確かに、銀行の担当さんの言う通り、(自分で計算しても)仮審査の金額がMAXの金額になるのです。。。
でもウチは、夫婦二人で共働きですし、子供がいるわけでもありません。
「それくらいなら月々払えるんですけどー。」、なんて言ってみても、例え余力があっても、制限値を超えたらダメなのです。。。
B銀行は融通が利くかと思っていたんですが、こればっかりは法律もあるので、どうにもならないそうです。。。
大手ハウメーカーの相場を読み間違えてた
でも、銀行さんはおっしゃいます。
「はっきりいって、この金額でも、相当な良い家が建つ金額ですから、これで進めてはいかがですか?」
確かに1件目に建てた田舎の家だったら、余裕で家が建ちますし、ガレージも建てられますし、庭も豪華に整備できる金額です。
なんなら、もう一台、小さいAUDIが現金で買えそうです。苦笑
改めて思いましたね、大手ハウスメーカーは高い!
ていうか、自分がハウスメーカーの相場を読み間違えてたんです。
ここまで高いと思ってもみなかったのです。
って、そりゃそうですよね、1軒目の家は、もっともコストがかからない「大工さんに建ててもらった」というパターンです。
それとの比較でしたから、当然と言えば当然かもしれません。
もちろん、高い分だけメリットもあるんですけどね。
ついつい幻プランとの落差を感じてしまう…
結局、その後に、2つ、3つくらいプランを出してもらいました。
今そのプランを改めて眺めると、そんなに悪いプランではありません。
でも、当時は、最初に夢みたいなプランが出てきたこともあり、その後のプランは、どれもこれも納得がいかなかったのです。
「なんだか最初と比べると、ショボくなっちゃったなあ。。。」って思ってしまったのです。
そして最終的に、あれこれと行ったり来たりして、今の形になりました。
完成後も、どうもスッキリしない気持ちが残りました。
追加外構工事をいれて緑を増やし外観が自分好みになると、だんだん家が好きになりましたが、やっぱりスッキリしません。
もちろん、土地選びの失敗が一番大きな原因なのですが、当初は幻プランがずっと頭に残ってましたね。。。苦笑
というわけで、住宅ローンでつまずくのは避けた方が良いって話でした。