マイホームで後悔しないために

先日、営業さんと打ち合わせのあとに雑談をしていまして。

「多くの人は必要に迫られて期間内マイホームを購入しないといけないパターンが多いけど、ウチの場合はそうではないので、時間の余裕をもって進めましょう。」みたいな話をしてくれました。

でも、確かに余裕があるのは良いことなのですが、「もう失敗できない」という思いが強くて、気持ちの余裕が出ないんですよね。。。苦笑

 

何をもって「失敗」「後悔」とするか?

ところで、マイホームを購入してから、「失敗したなあ」って人は、世の中にどれくらいいるんでしょうか。

自分の仕事のお客さんで、「地元の工務店に頼んだら欠陥住宅で雨漏りしましたよ。」、という話をされた方がおりまして。。。

都心の一等地のご自宅です。

自分はもう、なんと返答したらよいか困ってしまったのですが。苦笑

でも、その人、子供の話とか、楽しそうにしてたり、さほど深刻な感じでもないんですよね。

自分だったら、他人に家の話題なんか出せないくらい、深刻になってるでしょうね。

って、そうなんです、人って個性=性格ってのがありますよねー。

「雨漏り? そんなの工務店に修理させればいいや!」で気持ちがおさまればOKなんですよね。

自分では無理ですが。汗

その場合って、その人からすると、別に失敗じゃないし、たいして後悔してないと思うのです。

 

「他人のミス」より厄介なのは「自分のミス」…

上に書いたマイホームの欠陥住宅の例は、相手側の失敗です。

自分のミス・失敗ではありません。

(まあ、しいて言えば、選んだ自分の責任ってのもありますが、そこまで自虐的にならなくても良いでしょう。。)

そもそも、他人の失敗って、事前にどうにもできないですからね。。。

祈るしかありません。

でも欠陥住宅に限って言えば、大手の方が安心感はあると思っています。

僕がこのブログを始めたのは、「住林の欠陥住宅ブログを読んで怖くなったから証拠を残すため」です。

でも、自分の考え方が正しければ、一番、欠陥住宅のリスクが低いのは大手ハウスメーカーだと思っています。

かつ、結果として欠陥住宅となっても、それを回復してくれる余力があるのも大手だと思います。

(上述の住林の欠陥住宅ブログの人も解決したということでブログを削除されましたし。)

なので、欠陥住宅という意味では、あまり心配していません。

あとは、隣がゴミ屋敷とか、隣が引っ越しオバサンとか、隣が毒カレーの人とかの隣人トラブルですね。

でも、これも、事前に土地を見て周りを見る限りは大丈夫な気もします。

騒音も振動もないし、通りも激しくないから車の出し入れも問題なさそうですし、自分以外の外部要因での問題事項は割と簡単に洗い出せると思うのです。

なので、問題は、「自分の失敗」で後悔するパターンだと思うんです。

 

予算不足の後悔パターンは考えても仕方ない

最初でこそ、「100%完璧な家なんて絶対に作れませんから、7~8割くらい満足できればよしとしよう!」、なんて思ってましたが。。。

でも、それって予算的な意味なんですよね。

例えば、「お金があれば、ドクター中松のように、トイレに金箔をはりたかった!」とか。

「お金があれば、柱を国産ヒノキにしたかった」とか。

「お金があれば、あれをしたかった、これをしたかった」ってのは、どうにもなりませんから、考えても無駄なんです。

そうでなく、「現状でそれをすることができたのに、できなかった」という場合です。

例えば、「今存在する住宅設備で、でも、それを自分が知らなくて、建築後に、それに気が付いて後悔する」ってパターンです。

または、十分な広さかと思ったら、住んでみたら狭かったとか。

仮に、8割満足でも、2割がそのパターンだったとしましょう。

その場合、たったの「2割」でも「なんで最初に気が付かなかったかな! やればできたのに!」ってやりきれない思いをすると思うのです。苦笑

そういうのが、自分が考える最も最悪なパターンで、絵にかいたような「後悔先に立たず」なのです。

初めてのマイホームならまだしも、2回目、3回目でしたらなおさらでしょうね。苦笑

「いやあ、自分の勉強不足だったよー。」ってノリで済むくらいのモノならいいんですが。。。

高い買い物ですからね。。。

 

自分が気が付かなければいけないことを探す

例えば、洗車するときに、外水栓からお湯を出すってのは、積水ハウスの時は提案されませんでした。

外水栓からお湯が出ると、留守中に他人がイタズラしたり、出しっぱなしにした時にどうするの?

確かに、そういったリスクもあるので、一般的には外の蛇口から湯は出さないのかもしれません。。。

でも!

田舎暮らしの時、冬に洗車する時の、あの手が凍り付くような冷たさは、もう二度と経験したくないって思ってましたからね。

とはいえ、一般的には、最近はガソリンスタンドで洗っちゃう人も多いです。

自宅で洗車ってのは、やっぱり減ってきたのかもしれません。。。

でもでも!!

洗車って、掃除と一緒で、清々しい気分になれるし、冬だろうとなんだろうと、なんだかちょっと楽しいんです。

一般人からしたら、「冬に洗車する?」だとしても、自分的には、必須なんですよねー。

つまり、何が言いたいかというと、そういった「一般的でないこと」って「提案されないかもしれない」ってことなんです。

自分だけが、「そうしたいんだ!」ってことは、自分しか知りませんよね。

なので、自分で気が付かなければならないんです。

そういう一般的でなくて設計さんから提案もされないもので、かつ、自分で気が付かなければいけないことってのを逃したくないんです。

自分が気付く前に、設計さんが気が付いて助言してくれることもあるかもしれませんが、ないかもしれませんからね。

そういった、新築マイホームにおける、「あ、忘れた! こうすればよかった!」ってのを防ぐためにやってることを次は書きたいと思います。

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