猫砂(ベントナイト)で池を作って大丈夫?

昔々、2005年に田舎暮らしを始めた時から、

「DIYで庭に池を作ろう」と思っていましたが結局作れず。

というのも庭に池をDIYで作ると言っても、

色んな方法があり過ぎて、ベストな方法に迷っていたからです。

 

でも、ついに作ってしまいました。

庭に池をDIYで。

しかも、猫砂という信じられない材料を使って、

恐ろしくローコストに。笑

 

というわけで今日は、

庭に池を作りたいけど材料で悩んでいる人

とくにローコストでDIYで池を作りたいという人のための話です。

あと、メダカを飼いたい人も必見です!

 

庭に池を作る材料と方法

住林の新築に引っ越してから庭が広くなりましたから、

田舎暮らしの時のように再びガーデニングを始めたのはご存知の通り。

 

実は当初から池を作ろうとは思っていました。

でも、どうやって池を作るか、池の材料については、

ずっと悩んでいました。

 

プラスチック池・ひょうたん池で作る

まず最初に考えたのは一番オーソドックスかもしれませんが、

プラスチック製の池です。

 

実は引越当初から池を作ろうと思ってホームセンターに行き、

各種プラ池、ひょうたん池などを物色してました。

でも形がイマイチなんですよね。。。

なにより固定のサイズなので思った通りの場所にハマらないのです。

しかも大きいものだと数万円しますし、思ったより高いのです。

たかがプラスチックなのに。苦笑

 

雰囲気は良いのですが、イマイチ使い勝手が悪いのに高価ということで、

ホームセンターでどれにしようか悩んだ挙句、

保留となったのでした。

 

トロ舟で池を作る

そこで考えたのがプラスチックの容器です。

プラスチックの容器、つまり箱っていうか、

水が漏れないプラ容器なら基本なんでもOKです。

 

もう少し調べてみると「トロ舟」という、

建築現場とかでモルタルを練ったりするための、

四角い大きなプラ容器があることがわかりました。

しかも、これで屋外でメダカを飼ってる人もたくさんいるっぽい!

が、これも専門道具ということで意外に高い。苦笑

これで6000円とかちょっと高いなあ・・・。

ひょうたん池といい「高価なプラスチック」というものに、

どうも抵抗があるんだよなー。笑

 

衣装ボックスで池を作る

そこで次に考えたのは衣装ボックスです。

これなら1500円くらいで買えます。

安いけど、水は漏れません。

これを土に埋めて池にすれば恐ろしく安上がりです。笑

もともと池の形はひょうたん池のような不規則でなく、

多角形(台形)にしようと思っていましたし。

 

まあ、敢えて難点を言うなら、希望の台形ではないし、

味気ない長方形だし、あと無駄に深いという点でしょうか。

 

あと強度も不安。

劣化してパキッと割れるかもしれないし、

そもそも割れやすいよね衣装ケースって。

その点では、業務用のプラ舟なら劣化しにくいのかもしれないな。。。

うーん、もう少し検討しよう。

 

防水シートで池を作る

次に考えたのはオーソドックスな防水シートです。

これがいちばん確実に自分の希望に沿うと思います。

形も自由自在だし水も漏れないし。

でも難点は意外に高価という点です。

1万円以上はします。

もちろん、ひょうたん池よりは安いけどね。

 

あと、色々調べると防水シートといえども寿命があるらしいこと。

モノによって異なるけれども、5~15年くらいらしい。。。

 

うーん、池に敷いた防水シートの交換なんてしたくないぞ!

想像するだけで面倒だ・・・。苦笑

これも保留だなー。

 

防水モルタルで池を作る

次に考えたのはモルタルです。

モルタルと言っても防水モルタルというやつです。

だいたい5センチくらいの厚さでモルタルの壁を作れば、

ほぼ水は漏れないらしいです。

ただし、注意点があって、モルタルで池を作ると、

水が強アルカリ性になっちゃうのでメダカが死んでしまうそうです。

メダカは弱酸性、中性、弱アルカリ性じゃないと生きられないのです。

 

そこで、「あく抜き」といって特殊な薬品を入れて、

水をはったまま数日待つか、

または10日おきに池に水を張り直して、

それを3回くらい繰り返すと「あく」が抜けるらしいです。

 

まあ、その程度の手間なら仕方ないですよね。

形も自由になるし、安上がりだし、これだ!

 

と思ったんですが、、、

一番心配なのはモルタルのひび割れです。

もしも大き目の地震が来た時にひび割れしたら、

水がいっきに抜けてしまいます。

どの方法も一長一短ありますねえ・・・。

 

猫砂(ベントナイト)で池を作る!?

さて、いろいろと調べた結果、すごい方法が見つかりました。

それは、猫砂で池を作るという方法。

うーん、まったく意味が分からん!笑

 

はい、解説します。

 

実は猫砂って「ベントナイト」という粘土でできているのです。

猫のオシッコ(水分)で猫砂が固まるのは、粘土だからなのです。

 

しかも粘土なので水を通しにくいという特性もあります。

例えば地下水のたまる不透水層などは粘土質だったりしますよね。

それと同じ原理で粘土質は水を通しにくいのです。

 

なるほど、これならモルタルの代わりになりそうです。

 

猫砂も色々種類がありますが、購入したのはdcmの猫砂。

袋に「ベントナイト」って書いてますね。

でも、本当にベントナイトで池を作って大丈夫なのか。

もう少し調査をしてみる必要がありそうです。

 

ベントナイト(粘土)の事例

猫砂で池を作って本当に大丈夫なのか?

その不安を払しょくする材料を見つけました。

 

例えば、池って昔から存在したわけです。

お城やお寺とかの池では鯉を飼っていたりしたわけですよね。

 

でも当時はビニールシートやモルタル・セメントなんてなかったわけで、

どうやって水が漏れないように池を作ったのか不思議ですよね。

 

なんと、池の底に粘土質の土を敷いて水漏れを防いだらしいのです。

 

もちろん恒常的な水の供給源として、裏山の湧き水とか、

近くの小川から引いていた水があったとは思いますけどね。

でも、水を一か所に貯めようと思ったら、

ただ穴を掘っただけではすぐに浸透しちゃいますからね。

そこで昔の人は粘土を使ったということなんですねえ。

賢いですよね。

 

同様に、田んぼってどうして水が漏れないのか

用水路から常に潤沢に水が補充されているからというのもあるでしょうけど、

これも泥が粘土質で保水性が高く水を浸透させにくいからなのです。

 

もしも、新たに開墾した田んぼの水持ちが悪かったりした場合は、

実際にベントナイトを撒いたりするらしいです。

なるほど、この方法は「よくある方法」だったのですね。

少し安心感が出てきました。

 

ベントナイトは有害なのか?

ただ、気になるのはベントナイトの有害性です。

メダカという生き物を飼いたいので有害物質ではNGです。

でも、ネットではちらほらと「ベントナイトは有害である」、

という情報が散在してるんですよね。。。

 

これも色々と調べてみましたが、

心配無用のようです。

 

そもそも元は自然の鉱物なわけでして、

しかも水田に撒いたりするものですから、

本質的に猛毒物質ということはありません。

 

しかも猫砂として一般家庭に普及しているわけで、

もしも絶対的に有害であれば飼い猫を含めて、

その飼い主にも健康被害が出ますから、

売ってる会社に対して訴訟が絶えないはず。汗

 

でも現実には、そんなことはないですし、

そういう問題が多発してるなら、

そもそも販売しないと思うんです。

 

そこでさらに調べてみますと、

ベントナイトを猫が誤って食べてしまうことが有害情報の発祥のようですね。

そもそも土ですから、そりゃたくさん食べれば有害でしょうなぁ。

 

あと、ベントナイトを袋から出すときに、

粉塵(細かい粉)がぶわっと舞い上がるのですが、

粉じんを猫がたくさん吸い込むと有害という話でもあるようです。

 

まあ、人間でさえ埃をたくさん吸い込むと肺をやられますからね。

なので解体業の人とか必ずマスクをつけてますよね。

埃をずっと吸い込んでいると「じん肺」といって、

肺が固くなり呼吸困難になる病気になってしまうのです。

この病気は基本的には回復しないらしいので要注意です。

まあ、それは猫も人も同じことですね。

 

まとめますと、ベントナイトは大量に食べたり、

粉じんを大量に吸ってしまうことが危険であり、

粘土にして池の壁に使う分にはまったく問題ないってことですね。

 

ちなみに、phを計ったら、中性から弱アルカリ性でしたし、

メダカにとっても問題のない池の材料だと思います。

 

猫砂(ベントナイト)の防水性の実験

さて、というわけでさっそくホームセンターに行きまして、

猫砂(ベントナイト)を購入してきました。

まずは本当に防水性があるのか実験をしてみたいと思います。

そして庭を掘って出てきた土と、

猫砂を混ぜて空の植木鉢の中で練ります。

そこに花に水をやる要領でシャワーホースからザーッと水をかけます。

これだけたくさんの水を入れれば、

通常であれば植木鉢の底から水がすぐに浸み出てきます。

 

が、、、30分くらいしても水はたまったままで、

まったく水が浸透しないことがわかりました。

底面もまったく水が漏れてないことがわかりますね。

なんと素晴らしい、これなら大丈夫そうです!

 

というわけで、さっそく池を作ってみましょう!

それにはまず庭に大きな穴を掘らなければなりませんが、

その様子はまた次回ブログに書きたいと思います。

下の写真のどこかに穴を掘る予定です。

この「穴を掘る」という作業がまた重労働なんですよねえ・・・。

というわけで、次回ブログをお楽しみにー!

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