前回のブログを受けまして、間取りや設備など漏れがないか、最終チェックをするにあたって、工夫していることを書きたいと思います。。
それは非常に単純ではありますが、自分なりのチェックリストのようなものを作って設計さんに渡しています。
ここまでやる人はいないかもしませんが、僕みたいに細かいこだわりがあったり、あれこれウルサイ人なら、きっと参考になるかと思いまして、ブログに残すことにします。苦笑
まずは、概要からざっと書いてみます。
目次
ベースの資料の作り方
すべて設計が完了すると、ハウスメーカーから細かい線がいっぱい入った設計図をくれると思います。
こんなかんじのヤツ。
この図って細かいし記号の意味がわからないし、設計さんに「確認してください。」と言われても、「めんどくさ!」って感じで気が進みませんよね。
それに、正しく読めなくて、漏れが出るかもしれません。
そこで自分用の資料を作って、それと見比べながら、チェックしていきます。
まずは設計書をスキャナで取り込んでファイルに落とします。(iPhoneでもOK)
または、初期段階では設計書はありませんから、自分でマイホームデザイナーとかで間取り図を作って、それをグレースケール(白黒)でファイル保存します。
こんな感じ。
それを今度はマイクロソフトのワードかエクセル(文書作成アプリなら一太郎とかでもなんでもOK)に貼ります。
そして、エクセルなら「挿入>図形>四角形」から図を色を付けて貼って、その位置に何を置くかメモを貼ります。
白黒の設計図の上から赤や黄色でマーキングして注釈などもつけておくと、すごく見やすくなります。
一部抜粋すると、こんな図になります。
これを、「照明」、「コンセント」、「収納」など部類別に1枚づつ作っていきます。
ただ、これは「チェック」というよりも、「自分の希望を書き込んでいく」って感じが近いかもしれません。
その希望と、設計書とでズレがあれば、設計さんに報告するという感じです。
ただし、ズレがあるかどうかも設計書を丹念に見なければわからないので、設計さんとの打ち合わせの時に、一緒にひとつづつ確認していけば確実です。
そういう使い方をします。
基本的には設計さん「おまかせ」でOK
ここでひとつ注意事項です。
基本的には、こんなことしなくても、大手ハウスメーカーの設計さんであれば、すべて「おまかせ」でOKだと思います。
そこが、大手のハウスメーカーのメリットでもあります。
「一通りの家づくりを全部やってくれて施主はラクできる」という付加価値を提供してくれるのが、マンパワーが豊富な大手一流企業なのであります!
というわけで、原則として、ハウスメーカーさんが誘導してくれる流れに乗っていけば勝手に最適解でゴールにたどり着きます。
ただし、言わないとスルーされてしまう部分ってあると思うのです。
例えば、「和室の寝室の枕元に目覚まし時計やメガネ、文庫本等の置ける低い小さいカウンターを作って下さい」とかの、あまり一般的でない要望事項です。
最終チェックで「あ、忘れてた!」という感じで思い出したら、書き込んでおくのです。
一般的なことはハウスメーカーさんから提案があるはずですので、あくまで、そういう我が家だけの特殊な希望をメインとした使い方のための資料です。
(とはいえ、一般的な提案も含めて自分用資料にしちゃっても良いのですし、そこは自由ですが。)
というわけで、どのような項目をチェックしておくか、ざっと箇条書きで書いてみようと思います。
照明
・各部屋の天井を立体でざっとイメージする
・間接照明、壁付照明やスポットライトなど、主におしゃれ用途のもの
・庭とか駐車場の外照明
・ライコンを採用する場合は、グルーピングをしておく
※必ず ICさんのアドバイスを仰ぎましょう
コンセント・スイッチ
・いろんな種類があるので、最初に↑上記ブログをチェックしてみてください
・通常のコンセント(主に4個口、6個口など口の多い特殊なもの)
・TVやLANなどのマルチメディアコンセント(複数回線あるなら有線LANの配線)
・サラウンドシステム用のスピーカーコンセント(5ch、9ch・・・)
・外コンセント(家の壁、庭の中に電源ポールとか)
・コンセントの位置を高くしたり変更したい場合その位置
・スイッチの素材
・リモコン制御にしたい壁スイッチ
※ 必ず設計さんのアドバイスを仰ぎましょう
天井材、屋根、床材、壁紙、タイル
・家の中のすべての壁と天井を立体でイメージする
・ワンポイントで特殊な床材やタイルを貼りたい場所
・あえて段差を付けたい床面(リビングをへこませるとか)、グレーチング、シースルーの床
・畳スペース、フローリングの特殊な張り方、天井に床材を貼る
・絵、賞状、ピクチャーレール、黒板の壁、壁の補強
・天井の形=ハーモシーリング、折り上げ天井、勾配天井、あらわし梁など
・軒を伸ばす、木彫の雨どい、天窓、屋上にリビングセット、屋上にpac-3
・手すりと素材(玄関、階段、トイレ、掃き出し窓、テラスドア、など)
※ 必ず設計さんICさんのアドバイスを仰ぎましょう
収納(ニッチ棚含む)の位置と収納量
・どの収納場所に、何を収納するか(靴、布団、本、服など細かく対応表を作ってチェック)
・すべて収納できるかどうか、収納漏れがないか、チェック
・ニッチ棚/飾り棚の要否と位置(HEMSモニタ等、キーボックス、もらって困るお土産など収納)
・カウンターの要否(キッチン、バー、書斎だけでなく、家事室、空きスペース、休憩用、棚用なども)
・外に物置を配置する場合、その収納内容と位置(玄関や勝手口からの導線)、ワインセラー
※ 必ず設計さんICさんのアドバイスを仰ぎましょう
冷暖房、床暖房・エアコン
・床暖房の範囲(常に人や動物がいる場所をチェック、部屋全体暖房のため面積割合を確認)
・エアコンの位置・種類(埋め込み式、天井カセット式、隠ぺい配管、寝室等のエアコン吹き出し位置)
・24H換気システム、全館空調、掘りごたつ、の検討
※ 必ず設計さんのアドバイスを仰ぎましょう
水回り・水栓の位置
・水栓・温水栓の位置(家の中だけでなく、洗車、外洗濯機に給湯が必要か検討)
・お風呂=1.25坪~1.5坪対応で広くしたい、浴室TV、浴室スピーカー、バスコート、坪庭
・洗面/脱衣所=芸能人みたいな化粧洗面台、脱衣カゴ収納、おしゃれな洗面ボール、幹太君、タオルウォーマー、扇風機
・トイレ=格好良いタオル掛け、格好良いペーパーホルダー、格好良いトイレリモコン、本を読む習慣の人用本棚、手すり
・キッチン=海外製 IH/ガスコンロ、ビルトインガスオーブン、ミニキッチン、グローエ、トリム、医療用浄水器、厨房用キッチン
間取り関係
・隠れた収納を探す=階段下、階段踊り場、カウンター下、畳下、小屋裏、床下、地下、天井裏、屋上
・無駄に広くする=広いトイレ、広い脱衣所、広い廊下、広い玄関、長く緩い階段、幅が広い階段
・全部◎◎=1階全部土間、1階全部駐車場、1階全部壁無し、2階全部吹き抜け
・特殊な家庭事情=ミーティングルーム、サーバールーム、トレーニングルーム、家事室、茶室、図書室、犬猫の部屋、取調室、拷問部屋
・2階に持ってく=2階リビング、2階浴室、2階トイレ、2階玄関
・家の形=中庭、離れ、インナーバルコニー、中2階、金属製の階段
・戦争=核シェルター
セキュリティパーツの配置
・自営業者で顧客の機密を扱うなら必須
・カメラの配置(防犯だけでなく、犬や猫のモニタとしても考慮)
・人感センサーの配置(貴重品の位置など考慮)
※ カメラをセコムのものにするならセコムに相談するのがベスト↓
その他の設備関係
・ホームシアター=天井吊り下げプロジェクター、天井格納スクリーン
・ケーブルTV、フレッツTV、光TV、地デジ(アンテナ種類が豊富)などの検討
・インナーガレージ、勝手口にウッドデッキ、宅配ポスト
・蓄電池、ハイブリッド給湯
「もしかしたら提案されないもの」について、思いつく限り、ざっと挙げてみましたが、いかがでしょうか。
他にもあるかも知れませんが、また思いついたらメモしておきます!
何か面白いアイデアがあったら、教えてくださいねー!笑