アウディQ4に試乗しました

忙しくてなかなかブログを更新できておりませんでしたが、実は先月の11月にアウディQ4に試乗しに行ってきました。

アウディQ4ってのは初の普及価格帯でデビューしたアウディのEVです。

以前にブログも書いてます。

今までアウディのEVといえば、どれも一千万円越えでした。

こりゃちょっと買えませんわってことで羨望のまなざしで見ていたんですけどね。

 

しかし無理やり脱炭素に向かわせている不可抗力を感じざるを得ないこのご時世。

心の中では「温暖化だけが理由じゃないでしょ」と思いながらも、世の中の流れには逆らえません。

とはいえ、これに限っては逆らう必要はないし、むしろ太陽光発電や蓄電池など、こういうものは個人的に好きな分野なので興味はあるわけです。

あとで話しますが、V2Hも導入を考えてますしね。

 

と、前々からEVを購入することは考えておりましたが、たまたまディーラーの担当さんからDMが来たんですよね。

この品薄の中ですが、在庫があるから売りたいのか、それとも単に試乗会なのか、ちょっと事情がよくわかりませんでしたので行ってみることにしたのです。

そして大富豪の妻も「買えや」と言っているので、ウキウキ気分でDへ向かいました。笑

 

初めての実物Q4はやっぱり格好良かった

さて、ディーラーにつきますと、このようにアウディQ4が展示されておりました。

今までパンフだけでしたが、実物を見るとやっぱり格好良いですね!

見た目は「好み」ですから、人それぞれであることを前提にしまして、EVの中では、かなり格好良い方だと思います。笑

ちなみに(在庫不足で街で見かけないけど)EVはもうすでにたくさん出てますよね。

トヨタ、レクサス、日産やホンダなど国産EVだけでなく、テスラ、ポルシェ、メルセデス、VW、ボルボ、BMW、プジョーなども出してますけどね。

格好良いなあと思うのは、アウディ、BMW、プジョーあたりでしょうか。

国産ではトヨタのbZ4Xが、かなり好みのデザインです。

 

しかし、国産だろうと外車だろうと価格が高いですね。

これからは明らかにEVの時代になると思いますが、まだまだ「出たばかり感」が強いです。

あまり普及していない時期はどんなものでも高いです。

外車は高いと言いますが、国産EVだって同じくらい高いです。

このご時世、EVは「買い」だと思う

ただ、世の中を見ると、気持ち悪いくらい脱炭素ですよね。

それに先日も増税して軍事費増やして軍事力増強とか言ってましたし。苦笑

 

これは台湾有事を見越しているんでしょうけどね。

 

でも、もしもそんなことが起これば中国に石油輸入航路を抑えられてしまって日本からガソリンがなくなってしまいます。

これはもうリスクを考えて早めにEVにしたほうがいいんじゃないか、などと思うわけです。

ていうか、世の中のあてにならない専門家の予測(笑)では年内、12月にもそれは起こるのではないかと言われてました。

 

2022年10月21日に配信された「中国、想定より早い台湾侵攻も 来年までの可能性警告―米海軍首脳」と題する時事通信のニュースがSNSなどで話題になった。記事では、マイク・ギルデイ米海軍作戦部長とブリンケン米国務長官の最近の発言を紹介し、2022年あるいは2023年の中国の台湾侵攻の可能性について触れている。

記事本文にははっきりと書いていないが、タイトルからも明らかなように中国の軍事侵攻が早まることを米軍関係者が警告しているように読める。

年内の台湾有事の可能性とは?──中国は必ず併合に動く、問題は日本に備えがないこと

 

前々から書いてますが明らかに2019年末からおかしな世界が続いています。

個人的には何が起こっても不思議ではない世の中だと思っていて、台湾有事も明日起こっても不思議ではないだろうと思ってます。

なので、リスクは早めにヘッジした方がいいのではないかと。

 

幸いなことにウチには太陽光発電もちょこっとだけありますし、蓄電池もありますし。

でも、移動の足がなくなってしまうと郊外住みだと辛いなということで、EVは早めに「買い」でしょうという結論なのです。

ていうか妻は車通勤ですしね。

 

アウディQ4試乗レビュー

えーと、話が少々それましたが、Q4を試乗したときの感想について。

まず、思ったのがとてもナチュラルだったということです。

ガソリン車とフィーリングがそんなに変わりませんでした。

EVの静粛性よりも、そっちが一番印象に残りましたね。

ていうか「EVは静かだ」ということはもはや当たり前の話ですからね。

それを言ったら今乗っているA3も今までと段違いに静かですし。

「当たり前」という前提で乗ったので、静粛性についてはそんなに驚かなかったのかもしれません。

Q4のフィーリングはとてもナチュラルです

フィーリングと言えば、はるか昔に試乗した日産リーフとも乗り心地が全然違いました。

あの時は、もっと「別の乗り物」感があったんですよね。

「EVってこんな感じなの? うーん……」

って感じでした。

どっちかと言えばネガティブな印象でしたね。

 

でも、アウディQ4はとってもナチュラルだったのです。

良い意味で、ガソリン車の延長です。

滑らかに変速するしっとりと走るガソリン車ですよと言われれば、素人の僕は信じてしまうくらいです。

ま、一度しか乗ってないから微妙な差がまだわかってないだけかもですけどね。苦笑

 

あと、めちゃくちゃ曲がります。

最小回転半径が5.4mということなのでQ3と同じくらいと思うですが、なぜか、すごく曲がるような感じがします。

実際に公道でUターンをさせてもらいましたが驚きの曲がり方をしました。笑

これは、フロントにエンジンがないのと、後で話しますが駆動方式がFRであることも大きな理由でしょうね。

 

あ、ただし、EVの割にはトルクがあまりないので、加速感はさほど感じません。

0-100km/h加速が8.5秒なので、まあ、確かにすごく速くはないです。

でも遅くはないし、いわゆる必要十分という感じですので、不満はないと思います。

アウディQ4は後輪駆動ですが、そんな感じもしない

あと、Q4ってFR(後輪駆動)なんですよね。

アウディはクワトロ(四駆)じゃなきゃね、と言われてきましたが、いまやFFでも不足はありません。

 

ていうか、僕のような素人では、四駆とFFの走りの差なんてわかったもんじゃないです。笑

FFで満足なくらいなので、FRも恐らく不足はないでしょう。

 

でも、以前にBMWの5シリーズに乗っていた時もFRだったんですが、これは明らかに違いが分かったんですよね。

明らかに後ろから押されてる感じがするのです。

それが(あくまで個人的にですが)、たまに不安定感・違和感を感じることがあったのです。

うまく表現できませんが、曲がる時に後ろが滑るような感じがするんです。

ところがQ4の場合は、FRといわれても、イマイチうしろから押されている感が無かったんですよね。

もちろん、まだ1回しか乗ってませんから、素人の自分では感覚がつかみ切れてないだけだとは思いますけどね。

 

が、この点、担当さんが言うには、エンジン車のFRは前が重いけど、Q4はエンジンがないからではないかと。

さらに、バッテリーが車の床下全面にあるから、車のバランスがとても良いからでしょうとのこと。

なるほど、だからFRのあの時の感覚を感じないのかと納得したのでした。

 

あと話が少し戻りますが、静粛性についてネガティブな意見を書いたと誤解されないためにも念のため書いておきます。

当然ガソリン車とは比べ物にならないくらい静かですよ。

 

かといっても無音ではないです。

担当さんに運転してもらって、傍でQ4が車庫入れしてる時の音を聞かせてもらいましたが、「シュイーン」と静かにモーター音がします。

でも、これがとても格好良いメカニカルなサウンドなんですよね。

 

サイズはQ5とQ3の中間だが室内はQ5より広い

ただ、サイズ感は微妙です。

なぜなら、あの前モデルよりも巨大化した我が家のQ3よりもさらに大きなサイズだからです。

Q4はQ3とQ5の中間くらいの大きさなので、我が家の車庫に入れた場合、どうなっちゃうんだろうと少々不安。

 

ただ、大きいのはデメリットばかりでなく、意外なことに車内はQ5よりも広いのです。

後部座席もかなり足元に余裕があって、ゆったりと座れます。

なぜかというと、エンジンがない分だけフロントノーズを縮めることができたので、車内がその分広がったのです。

結果、ホイールベースが広がって乗り心地も安定感もアップしたという良いことずくめなんですよね。

 

なので、サイズ感だけは微妙という結論。

もしも買うなら一日くらいお借りして、我が家の車庫におさめてみて車庫入れを試してみたいですね。

 

現在のQ4在庫状況はゼロ。キャンセル待ちの抽選!?

さて、ひととおり試乗もさせてもらいまして、かなり満足ではありました。

いちおう、在庫はないだろうけど、担当さんに「アウディQ4は購入できるのか?」と聞いてみました。

すると、案の定在庫はゼロですが、なんと、キャンセルがいくつか出ているみたいなのです。

 

ただし、キャンセル在庫を購入できるのかというと、そんなことはなくて、なんと抽選だと言うではありませんか!

うーん、抽選なんて、ぶっちゃけ当たる気がしませんよね……。苦笑

 

が、実はこんな話を聞いたのです。

大富豪の妻の妹さんが某ドイツ車のEVを最近購入されたんですが、やはり在庫不足で抽選だったとのこと。

でも、担当さんからこっそりと「今なら私に決済権がありますから抽選無しで買えますよ」と話が来てすんなり購入できたというのです!

 

なるほど、抽選というのはD側の建前で、実際には戦略上、売りたい人に売るんだよなーと思った次第。

ま、そりゃそうですよね……。苦笑

というわけで担当さんに、本当に抽選なのかと詰め寄ったのですが、「本当です」とのことでして、もう泣く泣く抽選を受け入れることにしたのです。

 

そして、結果は落選でしたけどね……。苦笑

これ、かなりショックですよね……。

キャンセル車の仕様について考える

まあ、本当に厳正な抽選だったか疑問は残りますが、長いお付き合いの担当さんが嘘をつくことはないでしょうと正直に信じるとしまして。笑

実は、今回のキャンセル車の仕様は、けっこう悩むポイントがありました。

 

まず、以前に購入したQ3もそうなのですが、テレビが付いてないんですよね。

半導体不足で、日本への輸入車にはなかなかテレビだったり、スマホ連携の機能だったりが付いてないことが多いのです。

もしも、どうしても付けたいなら、テレビがついてる仕様の車が輸入されるのを待つか、または、フルオーダーで1年くらい待って購入しなければなりません。

 

また、不足するのはテレビだけではなく、アウディコネクトも付いてなかったんですよね。

つまり、インターネットに接続して目的地検索ができないのです。

ただし、iPhoneとUSBで直接接続できるので、CarPlayは使えます。

実は今まで純正ナビで足りてたので使ったことが無かったんですが、CarPlayで普通に音声で目的地検索とナビ設定ができるのです。

なので、毎度iPhoneにつなげばいいかなって思ったんですけど、よく考えると少し面倒ですよね……。

あと、渋滞情報も取得できないみたいで、これはけっこう痛いかなと……。

 

付いてたらよかったのになという装備は他にもあって、例えば今回の目玉の一つだと思っていたARヘッドアップディスプレイもついてなかったんですよね。

まあ、実質的には使わないか、使ってもすぐにありがたみが薄れるだろう機能だと思いますが、やっぱ面白そうだし欲しいですよね。苦笑

あと、バーチャルコックピットも「E-TRON」バージョンが選べるのですが、そこもオプションから外れていたんですよね。

ま、これもオマケ的な機能ではありますが、せっかくの初EVで少し残念かなと。

 

と、この辺をですね、自分なりに「あきらめる」材料として自分を納得させたわけです……。泣

 

今後の世の中の展開と、V2Hを考える

でも・・・。

「仕方ない、もう少しEVが普及してから買おう」

とは思えないんですよね、やっぱ何があるかわかりませんから。

ロシアが日本を攻撃しようって話もあったくらいですからね。

 

ウラジーミル・プーチン大統領が率いるロシアは、ウクライナへの大規模侵攻に着手する何カ月も前の2021年夏、日本を攻撃する準備を進めていた──こんな衝撃的な情報を、本誌が入手した。これはロシア連邦保安庁(FSB)内部告発者からのメールで明らかになったものだ。

中略

内部告発者によれば、2021年夏には「日本に対するロシアの諜報活動が活発に行われていた」ようだ。「彼らは、日本は残忍な生物化学の実験を行い、残酷で、ナチズムへと向かう性向があると主張することに賭けようとした。日本は、第2次大戦後に非武装化されるべきだったが、そうした『規制』に違反しており、ロシアを危険にさらしている、と」

ロシアはウクライナでなく日本攻撃を準備していた...FSB内通者のメールを本誌が入手

 

それに、以前よりV2Hの導入を真面目に考えていましたからね。

EVだけでもリスクヘッジにはなりますが、V2Hもあればかなり柔軟にリスク対応可能です。

しかし、以前のブログにも書きましたが、Q4はV2Hに対応してないんです。

 

あ、その前にV2Hを簡単に説明すると、EVを家庭用蓄電池代わりにしてくれる機械のことです。

誤解を恐れずに言えば、市販の蓄電池から電池を取っぱらって、車とつなぐ線がついてる四角い箱です。笑

その線を車とつないで、車へ充電したり、逆に車から電源を吸い取って家の中で使ったりできるのです。

 

普通に便利でしょ?

 

それに家庭用蓄電池よりも、車に搭載されている蓄電池の方がサイズが倍以上大きいですからね。

うちの蓄電池の4,5倍くらいありますから、2019年の台風のような長期間の停電でも安心です。

あの「死ぬか」と思うほどの停電を経験したら、やっぱ、備えたくなります。

 

ただし、そもそもの話として、我が家の場合は蓄電池をこれ以上増やしてもあまり意味がないのです。

というのも、太陽光パネルが3kwしかないからです。

なので、V2Hを導入するには、太陽光パネルも増設した方がいいし、そうするべきだし、いろいろと事前の検討が必要ではありますね。

Q4はじめ外国車はほとんどV2Hに対応してない

話を戻しまして、問題は、このV2Hに対応している車種が限られているってことです。

国産の最近のEVはたいがい対応してますが、アウディをはじめ、輸入車は対応していない車種がほとんどです。

現状で対応しているのはメルセデス・ベンツくらいですね。

 

いちおう、いつも行くアウディの隣はメルセデス・ベンツのお店がありますけどね。

が、ちょいデザインが自分好みでないのと、ベンツのEVはまだ高い!苦笑

 

となると、国産EVかなってなるんですけどね。

いまのところトヨタのBZ4Xが一番格好良いかなって思ってます。

 

ただし、BZ4Xは現状でリースでしか購入できない商品みたいです。

それはそれで別に構わないのですが、理由が少々考えてしまう内容でして。

 

トヨタ的には、EVだけに蓄電池の劣化があるので、5年くらい乗るのがちょうど良いとのこと。

5年乗ったら蓄電池が劣化するから返却して、また新しい同車種をリースする、みたい乗り方がベターと言うのです。

 

ま、確かにアウディの担当さんも電池の劣化のことをお話しされてましたし、数年で乗り換えるのが良いという話はされてました。

なので、ある意味、劣化を前提としたEVの利用も予め考えておかなければなりません。

でないと、「こんなはずじゃなかった」、と後悔することになってしまいますからね。

 

あと、EVの場合は、蓄電池の減り方は走り方や気温にも影響するという点もポイントです。

寒いと電池の減りが早かったり、あと、スピードを出せば出すほど空気抵抗などで電池の減りが早くなったりするということです。

この辺は価格コムや一般消費者のレビューがいろいろ出てますから、読んでみた方がいいかなって思います。

なので、もう少し様子を見て、かつ、もう少し進化を待ってから購入するというのも一つの方法だなと思います。

 

が、日本や世界の進む方向に危機感を持つ僕は、どうしても早く手に入れたくて仕方ありません。笑

ま、それまでは何事もないようにと日々祈るしかありませんね。

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