突然ですが、「山」がほしいなと思っております。
食糧不足になったら芋とか栽培できるでしょ?
あぁ~、ほしいなあ~。
と、「山がほしい、ほしい」と大昔から言ってるんですが、
いい感じの山ってあんまし売ってないんですよねー。
最近テレビ番組の「ポツンと一軒家」が人気なので、
誰かに先に買われないうちに買っておきたいんですけどねー。
さて、どこまで本気か冗談なのかわからない勢いですが、
今回はつい先日、山を買いに行ったときの話です。
目次
山は住まずに遊ぶだけ(or ビジネス?)
山はいいですよ。
僕はできることなら山に住みたかった。
それは2005年に田舎暮らしを始めようとしたときも、
山に住むために山の中の土地を探していたくらい。
なぜ山に住みたいか?
たった一つの理由、それは周りに人がいないからです。
「そこまで人が嫌いなのか?」
と言われれば、人ゴミは嫌いですけど人が超・嫌いってわけではないです。
でも周りに人がいないとメリットが多いのです。
人がいなければ、
まず、町内会などの煩わしい近所づきあいが不要になります。
当然、騒音や迷惑な隣人などの近隣トラブルもありません。
大好きなカラオケも大声で思う存分できます。
クリスマスにアホみたいに家をライトアップしても指をさされません。笑
生ごみとか臭いを気にせず肥料にしたりすることができます。
などなど。
でも山に住むのはあきらめました。
以前にもちらっと書きましたが、かなりハードルが高く問題山積み。
ていうか、それ以前に妻が山に住むのを嫌がります。笑
なので、山を買っても住まずに、
遊び(or ビジネス)に使うということです。
たまに行くだけ。
その選択肢はまだずっと自分の中に残っています。
山で何がしたいか?できるか?
あなたね、いったい山で何ができるってんですか!?
って、そんな質問しますか?笑
聞くまでもなく「ポツンと一軒家」というテレビ番組を見てください。笑
すごく楽しく山で遊んでますよね。
あれがしたいんです。
といっても番組を見てない人もいるでしょうから、
やりたいことをリストアップしますね。
・自分だけの山の獣道=散歩道を作る
・大声でカラオケをする
・鉄棒やブランコを作って子供のように遊ぶ
・敷地全体を巨大なドッグラン
・いろんな種類の木や花を植える
・さつま芋やイチゴなどツルを気にせず大量に植えられる
・ドローンの練習場所にする
・プールか露天風呂を自分で穴を掘って作る
・東屋を作って昼間はそこで仕事する
・コロリ神社を作って故コロリさんを神として祭る
などなど、いろいろDIYするのが想像するだけで楽しかったりします。
もしも作業が長引いて日が暮れて宿泊が必要になったらテントでいいしね。
冬は辛いけど。。。
でも、とっても楽しそうです。
え? 山じゃなくても平地でいいじゃないか?
平地は土地の値段が高いので買えません。苦笑
(ていうか家を建てずに遊びだけに使うなんてもったいないです。)
しかも誰も住んでないカラオケしても音が聞こえないくらいの、
広い平地の売地って見たことあります?
工場ができる前の工業地帯とか調整区域くらいですからね。
やっぱ「山」がベストなのです。
山は買った値段で売れる?ホント?
コ●ナで世の中が自粛ムードになって以来、
近所の公園がどこも大混雑してまして、
人ごみを避けて自然に触れたいなと思いまして、
やっぱり山を買おうと決意したのでした。
でも、山って滅多に市場に出回らないので、
それが一番の悩みどころ。
とはいえ、ネットに出てない土地もあるかもしれず、
とりあえず妻と近所の不動産屋さんに行ってみたのでした。
さっそく色々話を聞くと、「やっぱり山は管理が大変なので、
最初は小さめの土地を買ってみたらどうですか」とのこと。
まあ、「お試し」的な感じですね。
でも、お試しで小さな土地を買ってしまって、
やっぱり最初の希望通り大きな土地の方がいいなと思ったら、
あとで困りますよね。
住林さんで家を建てた時、40坪の家を希望したのに、
夫婦二人なら30坪で十分ですよと言われて、
住んでみたらやっぱり40坪ほしかった、
みたいな、そんなことを思いだしたら「うーん」と考えちゃいまして・・・。
でも、不動産屋さんいわく、
「たいてい、山は買った値段で売れますよ。」とのこと。
さらに、
「きちんと整備すれば、買った値段以上で売れることもあります」
とのこと。
まあ確かに、山ではないけども、以前に別荘を買ったときは、
荒れ果てた庭を綺麗に整備したおかげで「庭が素敵」ということで、
買った値段よりも高く売れましたけどね。
なるほどねえ、失敗してもすぐ売れる可能性が高いのは、
過去の経験からもなんとなくそんな気がするし。
別荘同様どうせ法人で買うし(笑)、買っちゃおうかな!
実際に山の土地を見に行く
というわけで、不動産屋さんに土地の地図を頂きまして、
実際に自分たち夫婦だけで見に行ってきました。
現地につきますと、うーん、この道を車で入るのは無理っぽい・・・。
途中から道幅が狭くなっているし、
舗装されてないから車も汚れそう…、ていうか雨の日は無理…。
たしかに不動産屋さんが言う通り、
「お客さんのような車(アウディA3)じゃあ厳しいかなあ・・・。」
って状態だったので、
車を入り口付近に停めて歩いて中へ進みました。
土地はだいたい下の赤枠の部分当たりなのですが、
当然のごとく遠目では「山」ですから土地があるように見えません。
近くまで行くと確かに平地になっている部分があるのですが、
大木が倒れていて土地の中に行けませんでした。。。苦笑
うーん、色々と考えると、最低「車が入れるような土地」にするまで、
かなり時間を掛ける必要があるし、
そもそもこれはDIYじゃあ無理だなあと。。。
せめて重機を借りなければ厳しいなと。
でも、さすがに今の自分に、そこまでの時間がないなぁ~。
定年して昼間とかヒマならまだしも・・・。
整備された土地だとすぐ売れちゃうし、
かといって未整備の土地だと自分では荷が重いし、
なかなかバランスの良い山の土地ってないんですよね。。。
というわけで、この土地はあきらめることにしたのでした。
山を買うことのリスク
思うに、先ほどの土地を見て感じたこと。
木が怖い。苦笑
最初は木なんてチェーンソー買って来て、
全部切り倒しちゃえって思ってました。
とはいえ、木の大きさが想像以上にデカイなあと・・・。苦笑
よく倒れてきた樹木の下敷きになってケガしたとか亡くなったとか聞きますが、
確かに、その可能性もあるなあと。。。
しかも相当に背の高い木ですから、
切り倒した時に自分の土地の中で収まらない可能性もあります。
隣の土地に倒れちゃったりしてね。
だからやっぱり広い土地じゃないとダメだなあって思いましたね。。。
じゃあ広い山なら何でもよいかというと、
確かに広い山の土地も売ってましたけど、
広いということは、その分境界線も長いし、
そこには民家があったりして他人の土地だったりしますし、
または公道だったりするわけで、リスク可能性は広がるわけです。
とすると、もしも自分の管理不足で木が民家や公道に倒れたらどうするのか?
そこでもしも死傷者が出たらどうするのか?
考えたら怖くなってきました。。。
山の木が倒れて他人を死傷させたら?
いちおう調べてみると、一般的な事例としてありましたね。
要するに、自分の家の庭に植えた木が倒れて、
隣家や車を壊したりしたケースですね。
必ずしも山じゃなくてもあり得るということです。
民法によれば、樹木の管理に瑕疵(落ち度)がある場合は、
賠償責任を負うとされています。
なので、普通一般の常識的な危機管理(備え)をしていれば、
責任は負わなくても良いのですが、それってどの程度ですか?
って心配になりますよね。。。
ただ幸いなことに、台風や豪雨、大地震など、
通常予測できないレベルの災害が起きた場合は、
管理に瑕疵(落ち度)があったかどうかにかかわらず、
責任を負うことはないそうです。
たいがい問題が起こるのは災害の時なので、
それを考えれば余程、大丈夫なのかもしれません。
Q:大雨で、私の家の敷地内に生えていた大木が倒れ、隣家の車を傷付けてしまいました。
雨の影響でも、私は、修理代を支払わなければならないのでしょうか。A:民法は、竹木を占有または所有する人は、竹木の栽植や支持に問題(瑕疵)があったために他人に
損害を生じさせた場合、その損害を賠償する責任を負うと定めています。
竹木の栽植や支持に瑕疵があるとは、竹木がその環境も含め通常予想される危険に対応した安全性を
備えていないことをいいます。つまり、木が日常の風雨などで倒れる状態だったために倒れてしまった場合、
竹木の占有者または所有者は、他人に生じた損害を賠償しなければなりません。
瑕疵の有無に関係なく、豪雨や大地震等の通常予想できない異常な自然力によって木が倒れてしまった場合には、不可抗力によるものとして賠償義務は負いません。
さらに、栽植や支持に瑕疵はあったけれど、これに風雨などの自然力が重なったために木が倒れたような場合には、風雨も原因の一つとして考慮され、その分だけ賠償責任が軽減されることもあります
でも、隣家との境界線あたりに腐りかけた木とかある場合は、
平常時と言えども倒れてくる場合もあるでしょうし、
早々に撤去しておかなければならないでしょうし、
広い山だと枯れて腐った樹木がどこにあるか全部把握するのも大変だし、
やはり管理は大変だろうなと思うのです。
定期的に見周りは必要です。
であれば、やっぱり不動産屋さんの言う通り、
山を買うならばリスクを考慮して、
小さめの土地を購入するのも賢い選択かなあと思ったりするのです。
となると楽しみも半減しちゃいそうですよねえ…。
まあ、もう少し色々と検討してみようと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。