今日は基本プラン合意の打ち合わせに行ってきました。
地鎮祭、事前工事、着工などの日程も、ざっくりとですが決めてきまして、いよいよワクワク感が70%くらいになってきた感じです!
さて、今回もまた、「ハウスメーカーの選び方」シリーズです。
これまで比較ポイントをいくつか挙げてきましたが、「どこのハウスメーカーでも同じだろうな」という部分について、考えてみました。
どこでも大差のないところで判断してしまうと、誤りの元になるから注意しないといけないな、と思った部分をあげてみます。
デザイン(意匠)全般について
ハウスメーカーに行くと、素敵なパンフレットをもらいます。
あくまで個人的ですが、パンフ上の格好良さナンバー1は「ヤマダ・エスバイエル」さんでしょうか。
基本的にどのハウスメーカーも、「ちょっと高くて手が出ないよなあ」なんてレベルの素敵すぎる外観や内装の家が並んでいます。
でも、実際には、パンフとはかけ離れた家が完成することもあるわけでして。。。
それを考えると、パンフのすごさはあまり、アテにならないなあと。苦笑
となりますと、次は「実績」で判断するしかないんですが。。。
でも、積水ハウスさんとかは「すまいの参加日」をやってますから、とてもわかりやすいですね。
ただ、逆に言うと、パンフとの格差を思い知る機会にもなっちゃうんですけどね。。。苦笑
ちなみに、僕の中で一番インパクトがあった「実例」は、サンヨーホームズさんのオーナー宅です。
でも、そのあと冷静になって最終的に積水ハウスを選択したのは、「こういったデザイン・意匠というのは、どこでもできるよなあ」と思ったからなのです。
見た目の格好良さや内装の工夫は、極端な話、マネできるので、ここで比較してはいけないなあと思ったのです。
間取り
同様に、パンフレットの中に間取り集が入ってくる場合があります。
分厚い間取り集をくれるハウスメーカーもありますが、ざっと見て、どこのハウスメーカーも大差なく感じます。
模範的な間取りがズラズラっと並んでいる感じですので、これをみて「ここに決めた!」って人は少ないのかなと思います。
ただ、実際に契約するかどうかって時に、個別提案で出てくる間取りは、たまに「おー!すごい!」って思うケースがあります。
ウチの場合、上述のサンヨーホームズさん、ウィザースさんとか、すごい間取りを提案してくれました。
でも、よく考えると、間取りもデザイン同様に、どこのハウスメーカーでも真似ができてしまうんですよね。
例えば、A社の提案してくれた間取りを、あとでB社に持っていって建ててもらう、なんてこともできます。
あ、ウチはそういうことはしませんでしたけどね。苦笑
もちろん、「構造上、その間取りは組めません」というパターンもあるかもしれません。
でも、提案してもらった間取りが良いからと言って決定してしまうと、本質の部分を比較できずに終わってしまう可能性があるなあと思ったのです。
やっぱり、本質的な比較ポイントで「良い」と思ったハウスメーカーを選んだ方が後で後悔しないと思うのです。
もしも間取りが気に入らなかったり、「イマイチだなあ」と思ったら、やり直してもらえば良だけですからね。
「他社はもっといい間取りを提案してくれたので、もっと頑張ってください。」で、いいのかなと。
または、自分で考えてみるか、間取りのアドバイザーみたいなサービスを使うか。(ぼくは使ったことないけど。苦笑)
というわけで、「間取り」のアイデア自体はどこのハウスメーカーでも差が出ない部分なので、むしろ、間取りを納得がいくまでダメ出しできて、打ち合わせを長くとってくれるハウスメーカーを選んだ方がいいのかなと思ったりします。
水回り・などの設備関係
あと、差が出ないと言えば、設備関係なのかなと。
例えば、お風呂、トイレ、キッチン。
空調、床暖房、収納など。
これらは、どこのハウスメーカーでも、住設メーカーから仕入れればよいだけですから、差の出ない部分です。
オリジナル商品があればまた別ですが、「市販品と型番が違うだけ」とかのケースもありますので、そこは要チェックです。
ただし、ハウスメーカーごとに仕入れ値ってありますし、そこでけっこう差が出ると思います。
なので大量仕入れの出来る、「大手」の方が価格の面で少し有利なのかもしれません。
ただ大手でも、設備は定価で販売するという場合もあるので、その場合は、やっぱりどこでも同じってことになりますね。
むしろ、そういう場合は施主支給しても良いのかもしれませんが。
施主支給であれば、結局、差は出ませんけどね。
あと、「標準仕様で高価な設備が付いてくる」「今だけ無料キャンペーン」ってパターンが、たまにありますが、これも個人的にあまり魅かれません。
というのも、最終的な全体の総額で高いか安いか判断した方が正しい結論が出ると思うからです。
意地悪な見方をすると、「こっちを安くしておいて、あっちを高くしてるんでしょ?」と、勘ぐってしまうんです。
仮に、A社は標準で1620サイズのお風呂が付いてきます、B社は1616が標準なので1620はオプションで「プラス20万」とします。
または、極端な例ですが、A社はサービスで「屋上」が付いてくるけど、B社は屋上はオプションで200万円だとする場合。
それでも、総額はA社の方が高いということも十分にあり得る話ですから、最初から総額で比べないと正しい判断はできません。
なので、設備の有無だけで比べるのは本質から遠ざかるかなと思ったりするのです。
というわけで、住宅設備についても結局どこのハウスメーカーでも大差はないのかなと思うんですよね。
大災害が起きても安心な家?
よく「災害に強い家」って言いますが。。
さすがに、震度5や6程度の地震で倒れる新築の家って、今どきないですよね。
大型台風で倒壊する家とか、今どきの家で、そうそう聞かないですよね。
なので、災害の時の家の丈夫さってのは、どこでも心配ないんじゃないかと個人的には思ってます。
でも、阪神大震災クラスの直下型地震や、伊勢湾台風クラスの台風だったらどうでしょうか。
例えば、大地震や洪水、大火災などの際に、「ぽつんと無傷で残った奇跡の家」とかネットで見たりすることがあります。
こういう言い方は「不謹慎」かもですが、ハウスメーカからすれば誇れる話です。
想定外に助かったのなら、それは偶然。。。
ただ、最初はすごいなあって思っていたんですが、よくよく考えてみると、これって「偶然」かもしれませんよね。。
厳密なレベルで実証できないので、判断が付かないと思うんです。
大災害の発生自体、超レアケースです。
そういった超レアな超・超・大災害というケースでの耐久性って、ハウスメーカーも想定してないと思うんです。
実際は、「助かるとは想定してないけど、助かった」、ということじゃないかなと思うんですよね。
それはつまり「偶然」ってことですからね。
例えば、北朝鮮のミサイルが落ちたとして、ウチの積水ハウスの家が無傷で助かったとします。
でも、さすがに積水ハウスのパンフに「ベルバーンの特徴・・・北朝鮮のミサイルにも対応」って明記してないですからね。
明記してないってことは、偶然ってことだと思うんですけどね。笑
なので、ここもまた正しい比較ができないポイントではないかと思ったりするのです。
それに大災害があったら、もう覚悟を決めるというか、家がどうとか言ってられないと思うんですよね。。。
「運」しかないというか、その時はその時ですから、極端な大災害を想定しても、あまり意味がないかなあって思っちゃいます。
以上ですが、参考になれば幸いです!