停電時に消費電力に注意しつつ家電を使う方法(自己責任で)

9月18日現在、いまだ5万軒の停電のご家庭があるようですが、

東電さん頑張ってるみたいで前倒し復旧してる地域もあるようです!

引き続き頑張ってほしいですね。

 

ちなみに我が家の復旧までのタイムラインは以下の通り。

 

9月8日(日) 夜 22時・・・台風接近、雨が強まる

9月9日(月) 深夜2時・・・台風直撃、停電

9月9日(月) 朝8時・・・携帯不通

9月10日(火)・・・今日中に復旧」の一報 > しかし復旧せず

9月11日(水) 朝10時・・・朝になっても復旧せず、実家に疎開する準備開始

9月11日(水) 夜23時・・・実家への帰り道「海老名SA」で停電復旧の知らせ!

9月12日(木) 深夜2時・・・即行で深夜に帰宅したら再び停電 > 死にそうになる

9月12日(木) 朝8時・・・長期停電を覚悟しエネファームとソーラの非常発電起動

9月13日(金) 深夜2時・・・停電復旧・携帯電話が復旧

 

かなり疲労の溜まるの1週間でしたが、

やはり諸悪の根源は停電です。

 

今日は、停電の時に使いたいのに使えなかった家電について、

エネファームやソーラー発電、車など、

色んなものを駆使して使うことができないかと検討してみて、

実際に使ってみたらどうだったかの話です。

困った時のヒントになればと思います。

 

長期の停電で困る事、ワースト7

長期の停電になると色々と困ることがあります。

我が家で感じた主なものは以下の通りです。

 

1位冷蔵庫の食材が全部腐る

2位風呂に入れない(水風呂は夏でも寒い)

3位エアコンが使えない=暑い

4位インターネットに繋げない=仕事ができない

5位:夜、暗いテレビも見られない、寂しい

6位トイレを流すのが面倒

7位洗濯物がどんどんたまっていく

 

でも、長期の停電はもっと深刻な事態も引き起こします。

それは、、、

 

浄水場が機能停止して断水(水が出ない)

携帯基地局が機能停止して携帯電話が使用不可

 

これはさすがに想定してませんでした。

我が家は断水は免れましたが、

携帯電話は初日に使用不可状態となりました。

 

でも、こういう大掛かりな問題は個人では解決しようがないので、

前者の身近な問題について考えます。

まずは、停電時の「自家発電」の方法について書きます。

 

太陽光とエネファームは、さほど活躍しない現実

新築されたご家庭であれば、

太陽光発電やエネファームを取り付けているケースもあると思います。

そして、いわゆる「自家発電」の仕組みを導入したのですから、

「我が家は停電でも大丈夫!」

って思いますよね?

でも、全然そんなことはありません。

エネファームも太陽光発電も、停電時には「非常用電源」からしか電源を取れません。

つまり、停電が起こったら「何もしなくてもパチっと自動で電源が切り替わり、

シームレスに知らないうちに予備電源に切り替わり普通に暮らせるとか、

そういう便利なことにはならないのです。

 

じゃあ、停電時にどうなるかと言いますと、

普通にすべての家電や住宅設備が止まります

それが現在のエネファームと太陽光発電の実力です。

 

非常用電源は作動しますが、でもそれは簡単にわかりやすいく言うと、

単なる1つのコンセントが使えるようになるだけ、なのです。

 

その非常用コンセントに停電で止まった家電を、

つなぎ直さなければならないのです

しかも非常用電源は容量が限られており、我が家のエネファームは500W

太陽光発電(ソーラフロンティア)は1500wです。

 

ちなみに我が家の電力ピーク時は2000Whを超えますから、

エネファームと太陽光の両方合わせても家の全電力をまかなえません。

しかも太陽光は昼だけです。

9月だと16時過ぎると発電量はゼロに近くなりますので、

夜は実質エネファームの500Wだけです。

かなり貧弱な電力なのです。

 

蓄電池は救世主なのか? 要検討・・・

さらに、太陽光は太陽が少しでも雲に隠れると発電量が激減しますから、安定しません。

微妙な天気の日にエアコンや洗濯機などの大型家電をつなぐと、

電源がプツプツと切れたり入ったりする状態になって、

壊れてしまうリスクもありますので要注意です。

そんなとき付けておけばよかったなと思ったのは蓄電池です。

蓄電池であれば1500W以上も供給できますし、

(設置方法にもよりますが、)先ほど書きました、

「停電が起きたら自動的に予備電源に切り替わる」ので、

わざわざ使いたい家電を非常電源に繋ぎなおすという、

煩わしい作業もしなくてよいのです。

 

ま、蓄電池は我が家には無いので、

今回の長期停電をうけて現在検討中ですが、、、

でも、9月現在、太陽光(3kWh)は約20kWhくらい発電するのですが、

そのすべてを蓄電池は蓄えられるわけではありません。

 

また、それと同じくらいの電力を我が家は1日で消費します。

その辺を考えると蓄電池を購入して、どれくらいメリットがあるか、

よくシミュレーションして考えなければなりません。

その話はまたの機会に。

 

車を使って発電・給電する方法

次は、車を使って発電する方法です。

電気自動車(EV)を持っている人は、

そのまま電気を取れますからいいですよね。

でも、問題は自宅が停電してるので、

その場で充電できないってことです。

 

なので、プラグインハイブリッド車(PHV)であれば、

停電時にちょうど良いかもしれません。

バッテリーが無くなりそうになったら、

エンジン始動で充電できますからね。

 

では、我が家のようなハイブリッドでない普通の車ならどうするかと言うと、

この前にちょこっと紹介した、DC12Vインバーターを使うしかないです。

これは専門的な機械でも何でもなく、

カー用品店で普通に売ってるものです。

 

車のシガーソケット(12V)から、

家庭用電源(100V)を取るための変換機です。

出力の低い100Wとかの安いものなら、

2000~3000円くらいからあると思います。

 

大きなタイプで1000w(1万円超)とかも売ってますが、

だからといって大きな家電をつないでもヒューズが飛んじゃったり

バッテリーが上がったりするらしいので購入は慎重にどうぞ。

 

でも、こういう長期停電のようなことがあると、

プラグインハイブリッド車がいいなあとか

思っちゃいますね。。。

 

DIYでソーラシステムを作り蓄電する

もう一つ僕が考えているのが、DIYのソーラパネル+蓄電池です。

ソーラーパネルっていっても屋根に載せるようなゴツイやつじゃなく、

携帯用の小さいタイプのものから、庭に置けるくらいのサイズのパネルです。

 

だいたいパネル1枚当たり100Wで1万円くらいでしょうか。

それにパワコンをつないで電圧変換して、携帯電話とか照明とかを繋ぎます。

より本格的にやるなら、パワコンに蓄電池をつないでもいいですね。

蓄電池と言っても上に書いた新築時に設置するような200万とかするものでなく、

10~20万円くらいで1000Wくらいの電力が供給できるタイプの蓄電池です。

 

まだ色々物色中かつ研究中なので、またご紹介しますが、

DIYという方法もあるので、ご参考まで。

 

停電時に使えなくて困るものを使う方法

さて、非常時の電源を準備したら、

その非力な電源で、どんな家電が使えるのか?って話。

以下、先ほどの「困ったランキング」から、

我が家ではどうしたか?の、一部始終をどうぞ、

 

1位:冷蔵庫の食材が全部腐る

冷蔵庫については、我が家では諦めました。。。

すぐ復旧すると思ったので、なにも対策せず待ってしまったんですよね。。。

でも2日くらいは冷凍庫の中も溶けずに頑張ってくれました。

意外に最近の冷蔵庫は保温・保冷が優秀です。

ちなみに冷蔵庫の定格消費電力(最大消費電力)は、

大きなものでも300Wくらいなので、

エネファーム(500W)でも電力が足ります。

 

ただ、起動時に瞬間的に電気をたくさん消費する製品もあるようで、

その場合は電源が落ちるかもしれませんので自己責任でどうぞ。

 

であれば、エネファームよりもソーラ発電の方が、

1500wありますから余裕をもって使えそうですね。

でも太陽の具合によって安定しないので、そこだけ注意ですね。(自己責任で…)

 

2位:風呂に入れない(水風呂は夏でも寒い)

我が家の場合は、ソーラー発電の電力で停止中のエネファームを復旧させて、

結果、お風呂にも入ることができました。

ただ、エネファームじゃなくて通常の給湯機をご利用のご家庭も、

ガスが生きてて、少しの電源があれば作動できるかもしれません。

 

給湯機の電力は100~300Wくらいあればいけそうですから、

もしかしたら車のDC12Vインバータでもいけそうですが、

ガスなので不完全燃焼とか怖いので、メーカーに問い合わせるなど、

本当に自己責任でお願いします。

 

3位:エアコンが使えない=暑い

エアコンは、我が家では最初からあきらめてましたが、

6畳用エアコンなら最大消費電力が1200Wくらいらしいので、

なんとかソーラ発電の1500Wでいけるかもしれません。

ただ、大きなエアコンは3000Wとか余裕で超えますので、

これはもう100%無理ですね。

 

それでも、やはりソーラ発電は不安定ですから、

ちょっと曇っただけでプツっと切れるかもしれませんし、

そこはまた自己責任でお願いします。

 

4位:ネットが繋げない=仕事ができない

停電して携帯電話も不通になった時に、

ネットにつなげない!どうしよう!?となっても、

光回線のルータを通電するだけでネット環境は復活するかと思います。

もちろん、電柱をつたう光回線が、

災害で破壊されてなければの話です。

 

我が家も、エネファームの電源からルータに電気を供給し、

家全体のWifi含むネット環境を停電時に完全復活させました。

電線は切れても光回線は破壊されてなかったようでした。

 

5位:夜、暗い、テレビも見られない、寂しい

我が家の場合は、照明対策としては、

キャンプ用品のランタン(ガス式、電池式)の2つ、

あと、クリップ式のスポットライトを照明として使いました。

 

LEDスポットライトの方はエネファームから電気を供給しましたが、

大した電力を消費しませんので大丈夫です。

あと、テレビがないってのも、テレビっ子の自分としては寂しいですので、

パナソニックのお風呂テレビを非常用として利用しました。

これなら充電式ですし、電力を多く使わないので安心です。

 

リビングの大画面テレビも試しましたが、

やっぱりけっこう電力を食いますので、

ちょいちょい電源が落ちました・・・。

これはリスキーなので我慢した方がいいかなって思いました。

 

6位:トイレを流すのが面倒くさい

次はトイレです。

実は後で思い出したんですが、

トイレは非常用に水を流す装置が付いています

それを引っ張れば停電でも水が流れます。

ちなみに、下の写真のレバーは水を流すためのものではありません。

間違いやすいので注意しましょう。

ただ、毎日ウォシュレットを使ってる人は、

やっぱり停電時も使いたいですよね。

が、、、このウォシュレットのトイレって、

なぜか、めっちゃくちゃ消費電力が高いんですよ。

実際、エネファームからの電源をウォシュレットにつないだ直後、

他につないでいる照明やら何やらが全部落ちたんです。

 

なので、トイレに入る時だけウォシュレット電源をつないでました。

なんでだろうと思ったら、ウォシュレットって便座とかを温めたり、

水を温めたりしますから、それで消費電力が高いんですね。。。

 

7位:洗濯物がどんどんたまっていく

洗濯機も、最初からあきらめていました。

消費電力が高いのはなんとなく想像つきますよね。

ただ、1500wまではいかないみたいなので、

ソーラ発電で行けるかもって感じですね。

しかも、乾燥機能を使わなければ、

もっと最大消費電力を抑えられそうなんですよね。

ただ、さほど緊急を要するものでもないので、

どこまでリスクをとるかは自己責任でお願いします。

 

以上ですが、どちらにしましても、

電化製品というのは電源をむやみにON・OFFすると壊れることがあります

今まで問題なかったのに停電して復帰直後にいきなり壊れる事例はけっこうあります。

それに、非常時ですから最低限必要なものだけを利用するようにした方が良いかなって個人的には思ってます。

ここに書いた内容を実行する場合は、自己責任でお願いしますね。

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