太陽光発電とエネファームは元が取れるのか?

住友林業で家を建てた我が家ですが。

まだ2年点検を終えたばかりだからか、ちょいちょい住林さんからDMが来ます。

リフォームとか、資産形成とか、家の売却とか、まあいろいろ。

(さすがに売却は…。笑)

 

で、先日は蓄電池のDMが来まして、2019年の大停電のことを思い出してしまいました。

上のブログの通り前回の停電では太陽光発電とエネファームで、

必要最低限の電化製品を動かすことができました。

でも常々、蓄電池があったら便利だなあと思っていたのです。

 

とはいえ、蓄電池も安けりゃいいですけど、まだまだ高価ですし、

なので、蓄電池については、住友林業ホームテックさんに話を聞いて、

これから検討していきたいと思っています。

もちろん、エネファームも太陽光発電も安いモノではありません。

 

設置して正解だったのだろうか、無駄ではなかっただろうか、

そろそろ効果測定でもしてみようかな・・・と思いまして、

今日は今までの2年ちょいの太陽光発電とエネファームの実績と、

そして、元は取れそうなのか?という話をしたいと思います。

 

我が家の光熱費を公開

今日は我が家の光熱費を公開したいと思います。

と、その前にどんな使い方をしているか?

という前提条件から話したいと思います。

我が家の2年間の光熱費を公開

我が家の場合は自宅兼事務所ですから、僕は一日中家で仕事してます。

ですので昼間も光熱費をガンガン使います。

 

専業主婦のいる家庭と似ているのかもしれませんが、

パソコンや周辺機器など僕だけが使う電気機器は非常に多いですので、

少し状況は異なるかもしれません。

そんな我が家の2019年から2020年までの光熱費は以下の通りです。

 

年月光熱費(ガス代)(電気代)
2020年12月24,919 11,72313,196
2020年11月20,21610,9289,288
2020年10月17,1529,2877,865
2020年9月21,5128,45513,057
2020年8月19,6977,76311,934
2020年7月22,61710,62011,997
2020年6月16,6409,4847,156
2020年5月16,83911,1775,662
2020年4月24,39815,931 8,467
2020年3月25,872 15,905 9,967
2020年2月28,014 16,213 11,801
2020年1月34,280 20,008 14,272
2019年12月26,146 16,641 9,505
2019年11月17,85311,4546,399
2019年10月21,54110,80610,735
2019年9月18,3338,26010,073
2019年8月23,2618,21015,051
2019年7月21,18511,3179,868
2019年6月16,24810,1466,102
2019年5月18,12013,6194,501
2019年4月20,69014,618 6,072
2019年3月24,205 16,524 7,681
2019年2月30,486 19,968 10,518
2019年1月33,151 21,857 11,294

 

この表を見てわかることは、我が家の光熱費は冬から春先が多いことがわかります。

 

やはり、冬の暖房の費用が影響してますね。

逆に言えば夏のエアコンは思ったほど電気代がかからないということです。

発電の自家消費分が想像以上!

よって、我が家も一般のご家庭と同じように、

光熱費は冬にピークを迎えるようです。

 

がっ!

 

我が家の場合はエネファームと太陽光発電があるので、

発電の自家消費分の考慮も必要です。

 

ちなみに太陽光発電やエネファームは専用モニタから発電状況を確認することができます。

こちらは太陽光発電です。

他にもいろんな画面が用意されています。

このようにグラフで表示することもできます。

太陽光発電はソーラフロンティアという会社の製品なのですが、

容量は3kWなので一般家庭の標準サイズ(5kW)よりも少ないです。

 

そしてこちらはエネファームのモニタ(リモコン)です。

残念ながら我が家は太陽光発電とエネファームが連動していないので、

エネファームのモニタには太陽光はゼロ表示になっています。

 

ということで、これら2つの自家消費分を考慮しますと、

実は電気の使用量がとんでもないことになるのです。。。

下の表の緑の列が自家消費分電力を足した時の(想定)電気代です。

年月光熱費(ガス代)(電気代+自家消費)
2020年12月35,944 11,72324,221
2020年11月31,74110,92820,813
2020年10月28,4529,28719,165
2020年9月33,7878,45525,332
2020年8月36,972 7,76329,209
2020年7月34,59210,62023,972
2020年6月30,6659,48421,181
2020年5月32,18911,17721,012
2020年4月40,323 15,93124,392
2020年3月40,022 15,90524,117
2020年2月41,639 16,21325,426
2020年1月45,405 20,00825,397
2019年12月36,746 16,64120,105
2019年11月29,72811,45418,274
2019年10月32,96610,80622,160
2019年9月30,6088,26022,348
2019年8月38,861 8,21030,651
2019年7月34,01011,31722,693
2019年6月30,04810,14619,902
2019年5月34,69513,61921,076
2019年4月36,240 14,61821,622
2019年3月38,555 16,52422,031
2019年2月41,586 19,96821,618
2019年1月33,15121,857データ無し

ほぼ、電気代は倍以上、下手したら3倍にもなっていることがわかります。

※ 我が家の電気代の単価が約25円/kWなので、その単価で想定して計算してます

 

さらに、ガスは冬が多いのに対して、電気は夏の方が多いです。

やっぱり冬の床暖と夏のエアコンが多くのエネルギーを消費していることがわかります。

 

思えば前に住んでた2軒目の積水ハウスの家に越してから、

やたら電気代が安いなあと思っていたんですが、

エネファームのおかげもあったのです。

田舎暮らしをしていたころはエネファームはありませんでしたからね。

 

そして住林の家では太陽光発電もありますから、

ぐんと電気代も減ります。

そこを考慮してないといけません。

主な消費はエアコンと床暖房

我が家の電気代を高いとみるか、それとも普通か?

そのあたりは人によって、または家庭によってまちまちでしょうけども、

何が主な光熱費の消費元か!?

という話になりますと、やはり床暖房とエアコンでしょうね。

ちなみに我が家では次のような使い方をしています。

 

<夏>

エアコン・・・最小1台、最大同時3台が24時間稼働

 

<冬>

エアコン・・・夕方から翌朝まで約16時間1台稼働(曇りの日は昼間もON)

床暖房・・・・朝、夕方から夜まで約12時間の稼働(曇りの日は昼間もON)

 

あと、我が家は1階と2階が階段の吹き抜けでつながってますし、

1階もすべての部屋が1つの空間になるような間取りになっていますので、

さほど冷暖効率が良いとは言えませんので、

それも前提としてみて頂ければと思います。

 

まあ、もともとワンフロア好きな自分としては、

そこは最初から予想どおりでしたので不満はないです。

太陽光発電とエネファームの元は取れたか?

さて、それでは話を元に戻しまして、

我が家のエネファームと太陽光発電は元が取れるのか?って話。

 

先ほど書いたのは自家消費分の電気代でしたが、

それに加えて、少ないですが売電分もあります。

エネファームも太陽光発電も少ないながらもコツコツと発電をしてますので、

それらが10年積み重なるとどれくらいになるのか見ていきしょう。

意外に頑張るエネファーム

まずはエネファームです。

エネファームは意外に頑張ってくれてます。

こちらのエネファームのモニタの数値を見てもわかると思います。

先月だけで約6500円分の電気代を稼いでいくれたことになります。

もちろん、エネファームは売電ができませんので、すべて自家消費です。

もしも電気を買ったら6500円かかったところ、

それを払わずに済んだという意味ですね。

 

そして、直近の1年間で見てみますとこの通りです。

年間で7万円も稼いでくれていますが、

こうしてトータルで見ると大きい感じがします。

 

もちろん電気代はエネファーム上の計算なので正確ではないと思い、

自分で計算し直してみると、だいたい年間で6万5千円くらいでした。

ですので、10年で65万円、ちょっと元は取れないですね。。。

 

でも、エネファームが契約当時の営業さんの積算(工事費+補助金込)で約100万円で、

その差は35万円ですから許容範囲かもしれません。

 

通常の給湯器でも買えば工事費別で10~20万円くらいですからね。

それを考慮すると最終的に15万~25万円の差です。

しかも非常時に給電もできますし、普通のガス給湯器よりも付加価値はあります。

それを考えればエネファームは間違った選択ではなかったと、

今のところは思っています。

 

気になるのはエネファームが寿命を迎える10年後です。

その頃にエネファームがどれくらいの値段になっているかにもよりますね。

今と変わらないようならエコジョーズにチェンジするかもしれません。

自動発電と予約発電

ところで余談ですが、我が家はエネファームは「予約発電」にしていますが、

2軒目の家の積水ハウスで使っていた時は「自動発電」の設定でした。

その時のグラフを見ると、あれれ・・・。苦笑

自動発電の方が発電量が多いですね。。。

エネファームのAIがイマイチで、思った時間に発電してくれないので、

自動発電から予約発電に切り替えたのですが、予想外の結果です。

とはいえ、積水ハウスの時と今の住林の時のエネファームは、

それぞれ型も違うし一概に比べられないですけどね。

それにしても、気になる結果でした…。苦笑

3Kwの太陽光の実力

次は太陽光発電です。

直近の2年の平均ですが、年間に約3700kWhの発電量でした。

これを単価25円/kWh計算で金額に換算すると約10万円です。

内訳は、売電価格が年間3万5千円程度で、残りの6万5千円が自家消費ですね。

としますと10年で100万円なので、十分に元を取った感じがします。

 

というのも太陽光発電(3kW)は契約当時の積算で80万円くらいだったからです。

いや100万円くらいだったかな?

それでも元は取ってますけどね。

 

しかも太陽光パネルはそのまま使えますから11年目以降は黒字化です。

あ、忘れてましたが、10年後のパワコンの交換が20万円かかりますね。

その分を差し引いても、15年ほど使えば我が家の場合は確実に元は取れますね。

結論(太陽光発電、エネファームの損得)

というわけで我が家の結論としては、

太陽光発電は十分に元が取れてる感じがしてますから大満足。

災害等でパネルが壊れない限りは安泰です。

 

あと、エネファームは元は取れませんが、

発電分を差し引いて、通常のエコジョーズなどのガス給湯器とくらべて20万円くらいの差なら、

非常電源などの付加価値を考えれば満足かなって思ってます。

10年後に値下がりしてれば、再び「買い」かなって思ってます。

 

参考までに我が家の電力消費量と売電、自家消費電力の表を貼っておきます。

エネファームは2年間の発電量を月平均でならしちゃってます。

引き渡しは2018年9月でしたが、2019年2月から売電が始まったので、

2019年1月以前の5カ月は省いています。

それでも2年で累積30万円ほど電気代は助かってますので、

このペースで行ってほしいですね。

電気の単価の注意点

ただし、太陽光発電は新たに設置する場合は要注意ですね。

2021年現在で売電単価がぐんと下がってるので、

2018年設置の我が家のような計算にはならないと思います。

ちなみに我が家の売電単価は買うのとほぼ同じ25円/kWhです。

ちなみに調べると2021年の単価は19円/kWhだそうですから、

これはもうどんどん元が取れにくくなっていますねえ…。

最終的に10年後には5~8円/kWhになるのかな?

こうなったら売ったら損ですね。

 

まあ、だからこそ蓄電池なんですけどね。

売電せずに極力自家消費に使うという方法です。

余らせたら売電しちゃって損しますから、余ったら貯めて自分で使うのです。

このバランスが難しいですね。

 

今は大容量の太陽光発電よりも我が家のようなチョイ乗せが良いのか、

蓄電池と電力使用量のバランスが非常に難しいところですね。

というわけで今日はエネファームと太陽光発電の話でした。

ご参考になれば幸いです。

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