アウディA4が我が家にやって来てから早いもので1年となります。
アウディA4は、僕にとってはじめてのステーションワゴンタイプの車です。
しかも限定車の、Audi A4 Black Style PLUSです。
Black Styleといっても、エンブレムやシルバーパーツが黒いだけでなく専用装備、特別装備もついています。
限定車は単に「お得」なだけでなく、個性的でもあるのです。
で、先日1年点検でしたので、それまでの1年間のレビューをしたいと思います。
目次
【アウディA4アバントTDI】乗り心地について
まず最初は一番重要な乗り心地について。
基本的には硬めです。
固めが好きな人なら、乗り心地は良いと思います。
が、やはり扁平タイヤが影響しているのでしょう、少し突き上げ感が気になる時があります。
フラットな路面が続く高速道路なら問題ありませんが、下道では段差や凸凹をよく拾います。
これについては、前々車のA3(限定車)も扁平タイヤでしたが、なぜか意外にマイルドでした。
下道でも軽やかに段差をいなすように走ってくれたのです。
恐らく、A4の車重なども影響しているのかもしれません。
それに、A3の時よりも扁平度が半端ないので、それもあるんでしょうね。苦笑
ディーゼルの加速感は相変わらず凄い
正直なところ、2リッターのディーゼルですので速さを期待する車種ではありません。
でも、前回ファーストインプレッションでも書きましたが、加速感は凄いです。
田舎に住んでますと、山道を昇り降りしたりすることも多いのですが、急な坂道でも「下り坂か!」と思うがごとく加速していきます。笑
急な上り坂なのに、「シートに押し付けられる」感を覚えるのはすごいなと思います。
当然、高速でも全く問題ないです。
とくに追い越しをするときなど一時的に加速をしますが、その際に頑張ってる感がするエンジン音なども皆無です。
すうっと非常に静かに加速していくので、とても気持ちが良いです。
この点、特別装備のアコースティックガラスも静穏性に貢献しているのではないかと思います。
【アウディA4アバントTDI】燃費について
燃費についてはファーストインプレッションのとおりですね。
平均して17km/lくらいです。
高速が多かったり、燃費を気にして走ると20km/lくらいまでは上がります。
これについては、前車の1000ccのマイルドハイブリッド仕様のA3で燃費を気にせず走った時と同じくらいです。
A4の2000ccのエンジンからすると、かなり燃費は良い方なのかなって思います。
ディーゼルという時点で、燃料代も安いですしね。
あとタンクも(恐らく)A3より大きいので、ガソリンを入れに行くスパンも長くなりましたね。
ただ、これは余談ですが、ディーゼル車なので、ガソリンスタンドで軽油を入れますよね。
今まではハイオクだったので気が付かなかったんですが、ガソリンを入れる給油ガンってわかりますか?
あれを手に取った時に、やたらとべた付いたり汚れていたりすることがあるんですよね。
なぜ?
ガソリンスタンドにもよるんですが、軽油だけ汚いんですよ。苦笑
これ、なんとかしてほしいですね。
【アウディA4アバントTDI】装備について
今回のA4アバントには特別装備もありますが、標準装備でも初めて利用するものもあります。
それがスマートフォンインターフェイスです。
スマートフォン・インターフェイス
充電は有線のUSBで足りるので、利用するまでは、ありがたみは感じませんでした。
でも、あればあったで便利ですね。笑
テレビと同じです。
今回、テレビは付いてないのですが、無ければ無いで、意外と問題はないのです。
もちろん、あれば使いますし、あるに越したことはないですけどね。
スマートフォン・インターフェイスもそれくらいのものではありますが、あれば便利です。笑
車を降りるときに「スマートフォンを置き忘れてます」的な音声ガイドが流れるのも親切ですね。
マイルドハイブリッド
マイルドハイブリッドについては前車のA3の時のような48Vではなく12Vです。
ですので、さほどパワーはありません。
それもあってか、A3の時ほど頻繁にコースティングモードに切り替わることはないです。
ただ、切替らない時にもアシストが入ってますね。
最初は気が付かなかったのですが、アクセルを踏んだ感じよりも速度が伸びてる感覚がたまにあるのです。
さらに、そう感じた時にアクセルを放すと、たいがいコースティングモードに切り替わりますから、切替る前の段階でアシストしてくれてるみたいです。
というわけで48Vには負けますが、頑張ってくれてる感は感じることができています。笑
アウディの黒いエンブレムの意味(ブラック・スタイリング)
先日、まもなく車検を迎える妻のQ3の乗り換え相談に行って来た時のことです。
担当さんから面白いお話を聞きました。
それは、アウディのブラックエンブレムについてのお話。
僕は個人的にブラックスタイリングは、もう少しシルバーを残してもいいんじゃないかと思ってました。
それは純粋に見た目の好みの話ではあります。
でも、そもそも、エンブレムを交換することにネガティブな印象があったんですね。
例えば、今もたまに見かけますが、トヨタ車のミニバンとかでエンブレムをゴールドにしている車を見かけませんか?
あと、この前見たのは、トヨタのマークがベンツマークに取り換えられた車とか。笑
ま、後者は冗談でやってるのはわかりますが、前車は、本気モードだと思うんです。
オラオラモードというか……。苦笑
もちろん、普通に「好み」でそうしている人もいるんでしょうけども、あまり印象がよろしくなかったのです。個人的にね。
で、ブラックもその流れかと思ったんですが、担当さんがおっしゃるにはそうではないとのこと。
というのも欧州では、黒には「優雅」とか「高貴」という特別な意味があるそうです。
ちょっと目立たせて特別感を出すとか、そういう軽い感覚の扱いではないそうなのです。
(ちなみにドイツ本国では黒い車が非常に人気があるようです。)
で、この黒いアウディのエンブレムは、いまでこそエンブレムだけ交換できますが、昔はできなかったみたいです。
なぜかというと、ドイツ本国からNGが出ていたとのことです。
どういうことかと言いますと、黒いエンブレムは特別だから、エンブレムだけの交換のための輸出はしません、ということだったみたいなんです。
黒いエンブレムは前述の通り、特別な車にだけ実装できるものということなんですね。
いまでこそ、エンブレムだけ交換するのは本国の許可が出たそうですが、そのような経緯があるそうです。
それを聞いて急に「ありがたみ」を感じる自分なのでした。笑
【アウディA4アバントTDI】見た目・デザインについて
最後に見た目ですが、これは申し分ないですね。
特に、(前前車のA3もそうでしたが、このA4アバントも)、この斜め後ろからの角度が好きです。笑
もちろん、正面からも格好良いです。
自宅のカーポートの屋根の映り込みが、毎度、気になって仕方ありませんが。苦笑
ちなみに現状のアウディの車種では、今のQ3スポーツバックの形が一番気に入ってます。
もちろん、TTは別格です。笑
【アウディA4アバントTDI】その他
以上、1年目のレビューでしたが、最後に少し補足です。
今回、初のステーションワゴンと最初に書きましたが、そこはあまり「初」という気がしないんですよね。
なぜなら、Q7とかもそうでしたが、あれって形がほぼステーションワゴンなんですよね。
ディーゼルの「音」ってどうなの?
むしろ、「初」といえばディーゼルですね。
ディーゼルと言えば、やっぱり音です。
乗っていると気にならないんですが、エンジンをかけたまま外に出ると、やはり気になりますね。苦笑
とくに近くに建物があったり、我が家のようにカーポートの天井があったりすると音が反響するんですよね。
なので、余計に大きな音に聞こえてしまうのです。
でも、先日、音を確かめるためにオーディオをOFFにして窓を全開に開けて走ってみたんです。
すると、意外にもそれほど音を感じることがなかったのです。
それ以来、あまり音を気にすることはなくなりました。
エンジン停車後の冷却ファン
ただ、ファーストインプレッションの記事でも書きましたが、パーティクルフィルタの燃焼機能が少々問題です。
ディーゼルエンジンでは、停車後にエンジン内(のパーティクルフィルタに)たまったススを燃やす仕組みがあります。
エンジンオフした後に、車は無人ですが、しばらく、エンジンを冷却するためにファンが回っているらしいです。
ところが、この時にディーゼル臭がすごいんです。苦笑
しかも、このススの燃焼機能がいつ発動するかってわからないんですよね。
例えば、近くに人がいるところで駐車した時に発動したら、、、
「あの車エンジン動いてない?」
「なんか、ディーゼル臭くない?」
と、そんなこと陰でを言われそうです。苦笑
オートテールゲートの不具合
あと、気になるのが、たまに発生するオートテールゲートの不具合です。
ボタンを押しても、開かないのです。
ロックが解除されて少しだけ開く程度。
その後は何度ボタンを押しても開きません。
閉まりもしませんから厄介です。
結局、手でこじ開けるしかないのです。
1年点検の時にチェックしてもらったのですが異常なし。
コンピュータのアップデートをして終了となりました。
しかし点検後、つい先日再発しまして、やはりまだ直ってないようでした。
今までの車種ではこのようなことはなかったのですが、これ、荷物が多い時とか、雨の日とか、けっこう困ります。苦笑
ごくまれに発生するのですが、引き続き懸案事項ですね。
というわけでアウディA4アバント(ディーゼル)の1年点検と1年後のレビューでした。
やはり最終的には車は見た目ですね。
いろいろなネガティブ要素を吹き飛ばしてくれます。