暑いですね。
6月から気温40度だなんて、今まで生きてきて初めてだと思います。
暑いだけでなく、しばらく雨も降らないので庭の花木が枯れかけてましたし……。
新築外構を整備したばかりの人は、植えたばかりの花木を枯らさないよう注意しましょう~。
あと、あまりの暑さでエアコンなどの家電、住宅設備の故障にも注意しなければなりません。
今のところ我が家では暑さで設備が故障するというようなことはないですけどね。
でも、そもそも暑さとは関係なく住宅設備の故障はいつ起こるかわかりません。
特に高価なエネファームが壊れたら相当な出費です。
やはり事前に故障のことも考えて心の準備しておいた方がいいなと思いますね。
これからエネファームを導入しようと考えている人はぜひご参考にしてください。
目次
住宅設備は壊れやすいのか?
というのも、我が家は住林で家を購入する際に、前の積水ハウスの家をJTIという機関を通して賃貸に出すことに決めました。
その辺りの経緯は、こちらの超・長文ブログをご覧ください。
読んでいただければわかる通り、別に金儲けをしようと思って賃貸に出したわけではありません。
むしろ月々マイナスですからね。苦笑
なるべく赤字を膨らませないということだけ考えています。
が、ここまで賃貸に出してきまして、けっこう設備故障が出ました。
(1)TOTOのトイレのウォシュレット
(2)電動跳ね上げ門扉(オーバードア)のモーター
(3)エアコン
エアコンは補償対象外だったので良かったのですが、トイレと跳ね上げ門扉は(大家である自分の)自己負担での修理です。
とくに跳ね上げ門扉は数十万の出費でしたので、これが続くと今後厳しいなあと。
そもそも我が家の場合は、割と多くの住宅設備を導入しているので、それらが壊れるたびに自己負担では先が思いやられます。
エネファームの新品は110万円ナリ(2022年現在)
その住宅設備の一つがエネファームです。
積水ハウスで家を建てた当時は、2013年くらいだったかな?
その時のエネファームの価格は180万円くらいだったと思います。
もしも壊れた時に新品を買い替えることになったら大変な出費です。怖
もちろん現在(2022年)では価格もだいぶ下がっています。
それでも東京ガスに問い合わせたら120万円くらいだとのことです。
そこに補助金が10万円ほど出ますから110万円。
それでもまだまだ高いですよね。
エネファームは10年保証です(情勢は変わりつつある?)
ただし、エネファームは10年保証なんです。
壊れても10年は無償で修理してくることになっています。
とはいえ、これから新品で買おうとした場合の情勢は変わりつつあり、最初の2年は無償修理、残り8年は有償というパターンも出ているようです。
このあたりは、ガス会社にもよるかもしれません。
うちは東京ガスですが、関西なら大阪ガスとか、いろいろ異なると思いますのでチェックが必要です。
あとは、エネファームの製造会社(メーカー)ですね。
うちはパナソニックですが、京セラとかアイシンとかいろいろあります。
メーカーごとに補償やサービスが異なると思うのでチェックは必須です。
発電機能と給湯機能とで修理費用がぜんぜん違う!
ただし、すべの故障は10年保証というわけではありません。
不正な使い方をしたり、自然災害などでの故障は補償されないので注意は必要ですね。。。
ま、自然災害の場合は火災保険が使えるとは思いますけどもね。
とくに発電機能が壊れた場合は修理費用が高いそうです。
東京ガスに問い合わせたところ、最大で数十万円くらいかかる場合が多いそうです。
よくわからんですが、基板などが壊れると高いそうです。
これなら「数十万もかかるくらいなら発電機能は壊れたままでいいや!」と思うかもしれません。
では、給湯機能が壊れた場合はどうするか?
こちらは絶対に必要な機能ですし、壊れたまま放置するわけにはいきません。
でも安心してください、給湯機能の故障は数万円程度で直ることが多いらしいです。
エネファームは最大20年までしか使えない
そんなエネファームですけども、故障とかもなく余程のことが無い限りは10年使えると思って大丈夫のようです。
が、10年を超えるとどうなるか?
東京ガスの人に確認しました。
10年(または、10年相当の発電量)を過ぎるとエネファームのモニタに「点検してください」とアラートが出て発電ができなくなるそうです。
そして、このアラートを消して再度発電させるためには、モニタに表示されている通り点検を受けなければなりません。
どうもエネファームの燃料電池は水素を発生させるため、その危険性から定期的にメンテナンスをしないと自動停止する仕組みのようです。
エネファームは10年目から有償の点検が必要
ただし、この10年目の点検を継続点検と呼ぶのですが、有料になる場合があるので注意しないといけません。
メーカー、使用状況、設置状況などによりケースバイケースとのことで数万円以上かかることが多いようです。
また、12年目にも総点検といって(恐らく)有償の点検を受けないといけみたい。
そして、それ以降は5年スパンで点検した方が良いとのことです。
恐らくこれも有償となるケースが多いと思います。
結局のところエネファームは最大で20年までしか使用できません。
10年目以降は3回ほどの点検を有償で受ける必要があるとすると、その合計費用の如何によっては買い替えなども検討することになるかもしれませんね。
エネファームを20年使うか買い替えるか
頑張って最大20年エネファームを使うってのも一つの方法です。
でも、10年目以降は発電効率も落ちるでしょう。
点検も有償だとしたら、そこまでして20年使う価値があるのでしょうか?
先ほども書きましたが、新品は2022年現在で110万円です。
発電効率が落ちて数十万の点検修理費用を支払って20年使うか。
迷うところですが、なんとなく修理して使ったほうがお得のような気もしないではありません。
まあ実際には、その時になってからガス会社に積算してもらって決めることになるでしょうが……。
発電機能を使わないという選択肢
または、発電機能が10年目でストップした時点で、もう発電はあきらめるという手もありますね。
エネファームの発電機能を捨てて、給湯機能だけ使い続ける方法です。
そんなことできるの? って感じですが、そういうことも可能だそうです。
または、エネファームを完全撤去して、普通の給湯器(エコジョーズ)に取り換える方法もあります。
多分、これが一番無難なのかもしれません。
とくにエネファームの給湯機能だけを使い続けるとした場合に、点検・修理費用が数十万ほどかかるなら、エコジョーズに取り換えた方が安い場合もあるかと思います。
一般に給湯機は10年しか使えないものですから、修理して寿命を延ばすよりも新品を買ったほうがいいですしね。
床暖房を使ってる場合は専用の給湯器が必要
ただ、我が家のようにガス床暖房を使っている家庭は注意しないといけません。
その場合は普通の給湯機ではなく、床暖房機能がついた給湯器を買わないといけないからです。
これも東京ガスに問い合わせたところ、床暖房の面積などにもよるそうですが、通常の給湯器よりも倍くらいかかるそうです。
通常の給湯器が30~35万円くらいとすれば、暖房機能付き給湯器は撤去、設置工事込みで55~60万円くらいだそうです。
もちろん通常の給湯器を購入することも可能だそうです。
「高い! 床暖房なんかいらない!」と思うなら、そうすればよいとのこと。
ただ、最初はそう思っても、後から床暖房を復活させたい場合にデメリットがあるそうです。
例えば水抜き作業をしたりして床暖房の部品が劣化することがあるそうです。
ま、個人的感想ですが、一度床暖房を味わった人は、二度と床暖房のない生活なんてできないと思うので、その選択肢はないかなって思ってます。笑
ガス床暖房を使っていた人が、エネファームから給湯機に切り替える場合は、高価ですが断然「暖房機能付き給湯器」をお勧めします。
生活に余裕のある意識高い系の設備という印象しかない
というわけで、エネファームが壊れたらどうする? って話でした。
しかし、このエネファームってのもイマイチ価格が下がりませんね。
そのため元を取ろうなんてことを考えたらそれは無理な話です。
思ったより発電してくれますけど、元を取るのは無理です。
あとは停電の時に役に立ちます。
電気の供給が立たれても、ガスから電源をとれるのはリスクヘッジになります。
とはいえ、このあたりはお金に換算できないメリットなわけです。
つまり、お金に余裕がないと、こういうことをやろうというモチベーションが湧かないわけです。
または、よほど停電がリスクになる環境でないとエネファームなど導入しないでしょうね。
充電池もそうですね、異様に高いですが、それが役に立つ日は数年に一度あるかないか……。
(ま、個人的には今後増えると予測して導入したんですが……。苦笑)
結局、まだまだ意識高い系のぜいたく品程度の位置づけです。
SDGSなどと言ってる世の中ですから、企業努力と政府の方針に期待するところですが、現在の社会情勢を見るにつけ、今後普及のハードルが下がるのかどうかわかりませんねー。
むしろ上がるんじゃないかとも思えます。苦笑
というわけで、エネファームが壊れた時のことについて書いてみました。
みなさまのご参考になれば幸いです。